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イーサリアム 6年越しの進化の価値は?

みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの中村です。

暗号資産、イーサリアムが6年越しで
準備してきた大規模なアップグレード
「ザ・マージ」が完了しました!

これでイーサリアムの価値がどう変わっていくのでしょうか?

また、暗号資産業界にどのような影響をもたらすのでしょうか?
この辺りを改めて説明したいと思います。

とにかく、今回の進化の大きなポイントは2つです。

①地球に優しい暗号資産に進化した

②発行ペースが激減することで価値が落ちにくくなった
(逆にいうと価値が上がりやすくなった)

この大きな進化を遂げたポイントは、
マイニング方式をPOWからPOSに変更したことです。

『ブロックチェーンは非中央集権型で、最新のシステムだ!』
と誕生当時はチヤホヤされていましたが、
内情を知るとそうとは言えない点が多いです。。

ビットコインや進化前のイーサリアムは、
POWという方式のマイニング技術を使って、
送金する仕組みを作っていました。

下の画像は世界中にあるマイニング工場です。

ざっくり説明すると、ある一定の国や企業が送金システムを持たず、
あらゆる人がマイニングマシンを稼働することで
非中央集権の管理の中で送金ができる。

そして、送金の手伝いをするためのマシンを稼働していた人には、
ビットコインやイーサリアムをお礼として払います、という形式です。

このPOWマイニングの大きな問題は、以下2点となります。

①とんでもないエネルギー量が必要になる
②マイニングをしてくれる人に大量の報酬を払う必要がある


①のエネルギー量は、
マイニングマシンで消費する電力量です。

ビットコインだけでも、電力消費量は、
タイ全土の電気代と同じといわれており、
約200TWh消費し続けています。

皮肉な例えですが、ビットコインを1回送金する電気消費量を、
ビザカード決済の電気消費量に換算すると、

BTC1回に対して、VISAなら1,542,417回分決済できるようです。
次世代の送金システムとは手放しに言い難いですよね。。

イーロンマスクもこの問題に異を唱え、
テスラでのビットコイン決済を廃止しました。

この辺りは私の動画で説明しているので、
まだ見てない方はこちらを参照ください。

世界的に電力不足、電気代高騰が続いている中、
このPOWマイニングに未来はあるのか?
この辺りは私も疑問に思っています。

そのような中、
イーサリアムはPOSマイニングに進化しました。

POSマイニングは大量のマイニングマシンで送金する、
ような仕組みではなくなったので、電力消費量が削減でき、
今までの消費電力の99%を削減できるようです。

②のマイニングマイニング報酬も大きな問題点です。
例えばビットコイン、約200TWhという莫大な電気を使って、
マイニングをしている人たちに対して、

送金の手伝いをしてくれたお礼として、
ビットコインの報酬が受け取れます。

そのマイニング報酬は、1日900枚です。

今のBTCの価格が約300万円と考えると、
約27億円となります。

このBTCは誰が払っているのか?
それは新たに発行をされているのです。

つまり、現在のビットコインは、
毎日約27億円分、ビットコインが増えていることになります。

「各国の紙幣がどんどん刷られている中、インフレ対策で暗号資産に投資だ~!」
という言葉を多く耳にしますが、
残念ながらある暗号資産も、
発行枚数が増えているのが実情です。

イーサリアムも、進化前の先月までは、
毎日発行枚数が増えていました。

1日のマイニング報酬が、13,000枚だったので、
1ETH約20万円で計算すると、
毎日約26億円分増えていました。。

それが、今回の進化により、
1日の発行枚数は1,600枚となります。

電力量が99%改善、発行量ペースも80%以上改善
イーサリアム単体での価値が上がったのは、
紛れもない事実です。

そのような中、マージに進化した直後は、
価格が少し下落している状況です。

この要因は私の方では以下3つと判断しています。

①マージ期待上げからの確定売り
②ハードフォーク後の売り
③暗号資産市場全体の下落


①に関してはマージのタイミングは公表されており、
その期待上げで直近の価格はずっと上昇していました。

なので、値上がりしたところで利益確定の売りが、
一定数起きるのは当然の成り行きです。

②のハードフォーク後の売りというのは、
マージの進化のタイミングでETHWというトークンが、
ETHを保有している枚数分付与されるという、
恩恵がありました。

これは、イーサリアムをそのタイミングに持ってさえいれば、
付与されるものなので、そこまではイーサリアムを売らずに持つ、
という方も少なくなかったと予想されます。

過去の事例では、
ビットコインを保有している人全員に、
同じ枚数のビットコインキャッシュが配られました。

今もビットコインキャッシュは17000円ほどですし、
貰えないよりは貰えた方がいいですよね。

残念ながら現在のETHWの価格は、
900円ほどなので、

貰えたインパクトもそこまで大きくないですが、
ハードフォーク後にイーサリアムを売った人も多いでしょう。

③は純粋な暗号資産市場の弱気相場です。
日本以外の世界各国通貨の利上げが続く中、
わざわざボラティリティの高い暗号資産ではなく、
ドルで国債を買った方が良いのでは?
的な思考での暗号資産からのマネー流出が予想できます。

とはいえ、暗号資産市場は、
乱高下を繰り返しながら上昇してきました。

今回の下げがどこまで続くかわかりませんが、
「イーサリアム本来の価値は上がった」
という事実を把握した上で、

暗号資産投資活動を満喫しましょう!

《追伸》

中村に引き続き、Global Investment Academyの両角です^^

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以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!

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