イーサリアムが大化け直前!?今後の進化に注目
みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの中村です。
今号では、今後大きな動きが予想される
『イーサリアム(ETH)』についてお話しします。
2017年までは100円を切っていたETHですが、2018年のビットコインバブルでは15万円と1000倍以上になり、直近のピークである2021年末頃は50万円をオーバーしていました。
2022年序盤からの暗号資産市場下落により、現在は20万前後を行き来していますが、ここからの値動きがどうなるか?は、みなさんも気になるところですよね。
価格は市場ありきなので、絶対にこうなります!とはいえませんが、ETHが今後どのような進化をするのか?という点においては注目すべき点があります。
私たち投資家は、
①市場はどうなのか?
②投資先に価値があるのか?
この2軸で投資判断をする必要があります。
例えば、①でいうと、日本経済が弱い、という指標は市場の流れなので、そのタイミングでは投資すべきではない、となりますが、
②の軸で考えた場合、弱い日本経済の中でも近くにイオンが建って爆上げする不動産があったりもしますよね。
そういった目線で、ETHは単体としてどのような投資価値が見込めるのか?ということに次章から触れていきます。
進化し続けるETH
その中でも大注目な進化目前?
まず、抑えておきたいポイントは、
『ETHは進化を続けている』という点です。
単純な通貨であればこのようなことは起こりにくいですが、ETHは開発により、日々成長をしています。
今までの進化内容を見てみましょう。
過去4回の大きな進化をしていますが、見てもらったら分かる通り、進化の後には値上がりしているという事実を過去のデータが証明しています。
「進化って何?」と思う方もいると思うので簡単に例をあげますと、ロンドンのアップデートのタイミングでは、マイニングによってETHが増え続け、価値の希釈が起きないように、送金時の手数料の一部を焼却(バーン)することで、ETHの価値を保つ機能を加えました。
国家が刷り続ける紙幣の通貨価値の下落問題をプロジェクトの中で解決するようなアップデートを盛り込んでいるのはすごいですよね。。
当然ユーザビリティ向上のアップデートなども繰り返しており、より価値が上がりやすく、より実用性の高い進化を繰り返しています。
そのような中、今年の9月に今まで以上の進化が予定されているのです。
9月の大型アップデート
The Merge(マージ)ってなに?
9月の進化はどのようなものか?
正直、生まれ変わるレベルの進化を遂げます。
ざっくりまとめますと、
・とっても地球に優しいPoSマイニングにシフトする
・インフレ率が激減
・セキュリティ強化
の3つになります。
1つめのPowマイニングに関しては、今まではPoWというたくさんのマイニングマシンと電力を使っての送金システムでしたが、PoSマイニングにシフトすると、電力は99%削減できます。
世界的に電力不足や地球温暖化問題が注目される中、電力を激しく消費するPoWマイニングは今後も問題視される可能性が高いです。その中でPoSマイニングに移行するのは非常に価値が高いと私は評価しています。
さらにPoSマイニングでは、ETHホルダーがETHをステーキングすることでETHを報酬として受け取ることが可能となります。
クジラの売り圧が減り、価格が上がりやすい流れになることが予想されます。
2つめのインフレ率が激減、という点は、マージ後は、ETHの1日あたりの生成数はPoW時の12,000ETHから、1,280ETHへと、インフレ率が約90%減少することが決定しています。
ビットコインが4年おきに半減期を迎える時は、マイニング量が半分なのに、その後上昇を続けてきました。
今回のETHは半減どころか90%減期です。非常にポジティブなのは説明不要なレベルですよね。
3つめのセキュリティ強化は、PoWと比べて51%攻撃を受けにくい、という点です。
PoWでもPoSでも51%以上の影響力を持ってしまうと送金システムなどを自由に扱えてしまう、というリスクなのですが、PoWの場合はとんでもないマシンなどを独自に開発して、51%を超えてハッキングするなどの未来があり得ます。
ですが、PoSの場合は全体の51%の資産を持ってないとそれができないとなると、ETHであれば数兆円規模の額になるのでそれを実行するのは難しい、という点でセキュリティ面での安心材料となります。
もちろん、51%以上を数兆円かけて保有することは可能ですが、その人が51%攻撃を仕掛けた場合、ETHの価値が爆下りします。
わざわざ自身の資産価値を下げてまで、そのようなことをする人はいないという点でもセキュリティ面は強固になっていると考えて良いでしょう。
このような進化をする直前に投資ができている私たちはラッキーなのかもしれませんね。
結局ETHは上がるの?
買い時なのか?
世界各国の専門家たちは、ETHの今後の価格をどう予想しているか見てみましょう。
うむむ、、、どれもポジティブですね!
とはいえ、専門家って誰?という部分もありますし、ポジショントークが多分に含まれているのは間違いないので、脳死で「ETH買いだ~!」とはならないように注意しましょう。
何より、既に進化直前なので、今の価格はマージのアップデートが起こることを予想して既に投資をされている、いわゆる『期待上げ』が起きている状況であることも踏まえて、投資判断をする必要はあります。
期待上げの後にはその上げ切ったところで売り抜こうとするヘッジファンドがいたりもするので注意も必要です。
とはいえ、私たち投資家は、
『価値あるもの、価値が上がりそうなものに、割安なタイミングで投資をする』
という視点で投資活動をすることが重要です。
そういった点では、長期目線でこの辺りからコツコツETHを買うのは全然ありだと私は判断しています。
ETH開発者のヴィタリック氏は、今回のマージのアップデートでも
開発段階が40%から55%に進む段階だと語っています。
今後もさらなる進化が期待できるETH、しっかりウォッチしていきたいですね!
今回のGIA通信はいかがでしたか?
感想・ご意見などございましたら、こちらからお気軽にお寄せください。
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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