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若い時のエモいと大人になってからのエモい

もうすっかり時間が経ってしまったが、オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームをライブビューイングで観てきた。

3時間以上で色んな事があったのだけど、その中でも一番印象的だったのが、長楽のポークライスのくだりだった。
2人が学生時代に通っていた思い出の中華料理屋で、今はもうその店が潰れてしまってその味が食べられず、今回ひょんな事からその糸口が掴めて再現成功!これはエモいなー!!という話。
帰り道、そこにいきつくまでの流れを思い出しながら、色々と考えた。

学生時代に「この味最高だなー」と思っていたけど、その時はその最高の理由を説明しろって言われても、全然なんだか分からない。
もしくはなんとなく理由は分かっているかもしれないけど、それを何て言い表していいかが分からない、もどかしい感じ。
これがきっと、若い時に言うエモい。

一方、今回はその後、時が経ち、「中華料理に大切なのは火力」だとか、「材料を鍋に入れていく順番が重要」だとか、それまでに知った事とか経験した事を組み合わせていき(もちろん、今回はほぼ答えを知っている人がいたが)、今まで何て言い表していいか分からなかった事が言語化できて、スッと胸に落ちていく。
さらに、それまで特に意味を感じていなかった知識や経験も、ここにも繋がるんだ!とビックリする感じ。
これがきっと、大人になってからのエモい。

思ってたように動けなくなったり、何とも言えない体調不良があったりと、年取ったなーと思う事もあるけれど、こういう事があると、年とるのも悪くないなと思える。
これからも、こういう大人になってからのエモいに出会っていきたい。

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