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【BAL】戦績振り返り(3/29~4/29)

※ヘッダー画像はオリオールズ公式Xより引用
※全ての商用的あるいは著作権侵害の意図を放棄して投稿します。


若き為す所を以て、若き欲する所を求むるは、猶お木に縁りて魚を求むるなり
(『孟子』より引用)

こんにちは、ジャンさんです。
開幕からおよそ一ヶ月経ったので、戦績等を振り返ります。


◾️チーム成績

3/29LAA戦~4/29OAK戦

17勝10敗, .630(地区2位, WC1枠目+1.5G)
内容はさておき、十分なスタートダッシュが切れたと言える戦績でしょう。これから同地区対決も多くあるので、今後は内容も重視した上で勝っていってほしいものです。

ちなみにNon-カード被スイープの記録はOAK戦の2試合目に勝利したことで100カード目*に突入したそうです。縁起がよさそうだし、観る側も精神衛生上とてもいいので更新し続けていきましょう。
*ALDSでTEXにスイープされただろ?とは言わないでください。あくまでRSでの継続記録です。

★打撃Stats

HR:44 (AL1位)
ISO.202 (AL1位)
OPS.773 (AL1位)
wRC+123 (AL1位)
K%:21.1% (AL7位)
BB%:6.8%(AL最下位)
fWAR 6.7 (AL1位)

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本拠地カムデンヤーズが打高球場であることを思い出したような長打の応酬は見ていて気持ち良すぎる…
個人成績には後ほど触れますが、昨年の4月にいなかった面子が目を見張る活躍をしていることが上記Statsの要因として大きいと考えられます。

長打がトップレベルな反面、BB%はAL最下位と懸念を残します。
元々三振が少ないチームではないのも相まって、今後打棒が湿ることは十分に考えられます。そのときにどれだけ出塁できるかが勝負を分ける鍵となることもあるので、そちらにも意識を向けてみても良いのではないかと試合を見ていて感じました。

★投手Stats

◼︎SP
IP:150.0 (AL7位)
ERA:3.78 (AL7位)
FIP:3.87 (AL6位)
xFIP:3.74 (AL6位)
fWAR:2.3 (AL5位)
 
◼︎RP
IP:94.0 (AL3位)
ERA:4.02 (AL10位)
FIP:3.74 (AL6位)
xFIP:3.39 (AL2位)
fWAR:0.8 (AL5位)

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投手成績ですが、SPについてはバーンズやロドリゲスは安定して6イニングを、その他は失点しながらも5イニングはそれなりに投げてくれているのがほとんどなので特に言うことはなしですね。
ILのブラディッシュやミーンズも復帰が5月上旬で近いとのことなので、メンツのアップデートがそろそろありそうです。

RPについてはロスター構成の穴が生んだ登板過多に早くも苦しんでいる印象を受けます。27試合で7選手が10試合以上の登板になっているので、このペースだと夏前に間違いなく瓦解するでしょう。
しかしながら上記のSPのアップデートに伴って、下位のSPがブルペンに回りロスター構成も変わることが予想されますので、それまでは耐えの姿勢となるでしょう。

◾️個別成績

何人かを選出して評価付けします。★マークは昨年4月ロスター外。

S.サプライズ

★コルトン•カウザー
HR:6, AVG.310, OBP.375, SLG.662, wRC+193, fWAR:1.4
★アルバート•スアレス
3GS, 15.1IP, ERA:2.35 , FIP:2.85, xFIP:3.75

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かたやルーキーかたやマイナー契約から這い上がったベテラン。彼らの想像を遥かに超えた活躍は目を見張るものがありました。
この活躍でカウザーはスタメンに定着し、スアレスもロスターにスイングマンとして残ることになると思われますので、引き続きお願いしたいものです。

A. 期待以上

★ジョーダン•ウエストバーグ
HR:5, AVG.304, OBP.360, SLG.543, wRC+161, fWAR:1.3
★キーガン•エイキン
13G, 13.0IP, ERA:3.46, FIP:1.10, xFIP:2.62

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STから好調だった二人は、開幕してからはその調子を保つどころか上げ続けています。
両名ともすでにチームに欠かせない存在となっていますので、今後も注目していきたいと思います。

B. 期待通り

◻︎ガナー•ヘンダーソン
HR:9, AVG.288, OBP.347, SLG.613, wRC+171, fWAR:1.9
★コービン•バーンズ
6GS, 35.1IP, 2.55ERA, FIP:3.72, xFIP:3.36

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ROY,CYA受賞の名は伊達じゃない。
高いレベルで期待通りの成績を残しつつ、ガス欠にならないような起用と管理を望みます。

C.期待を下回る

◻︎オースティン•ヘイズ(10day-IL)
HR:0, AVG.111, OBP.200, SLG.111, wRC+-8, fWAR:-0.7
◻︎アンソニー•サンタンデール
HR:4, AVG.218, OBP.292, SLG.436, wRC+110, fWAR:0.3

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時代の移り変わりにはまだ早いよ!と思いつつ、この成績ではな…となってしまう。
ヘイズについては以前の記事で触れたときから成績はほぼ回復せず、ついにふくらはぎの肉離れでIL入りしました。
サンタンデールさんはもっとできるはずなのでこの位置です。今年FA就活なので余計にね。

◾️〆&5月に向けて

これも触れておかないとね。

全体1位プロスペクトのジャクソン•ホリデイが4/14にコールアップされました。
代わりにDFAとなったトニー•ケンプもSNSでホリデイにエールを送るほど、期待をかけられていました。
しかしながら、昇格後は.059/.111/.059とアプローチに苦しみ、4/27にオプション行使でマイナーに逆戻り。
チームとしてもなんとか戦力となってもらいたい存在なので、課題をクリアして再昇格してくれたらと思うばかりです。

あと4月は悪天候に見舞われることが多かったなと感じました。
5時間遅延でスタートしたKC戦や、雨と気温9度の中のBOS戦。雪の中のPIT戦など1カードに1試合は天候が崩れていたように思えます。

5月になるとIL入りしていたブラディッシュ、ミーンズ、シオネル•ペレスが復帰してくる予定です。
それまでブルペンは持つのかとかカウザーやウエストバーグの調子落ちないといいなとかSPローテどう再編されるのかなどもありますが、春先を抜ければ天候も快晴が続きそうなので、5月以降はつつがなく試合が進行されることを祈るばかりです。