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50年前のデザイン⁉️素材と職人技が生み出す完成美

KISENの名作 ラッパスリム

誰でもそうだと思いますが、私は特に「美しいもの」に惹かれます。
デザインだったり、素晴らしい色だったり、モノや景色、人間性などいろんな場に「美しい!」という言葉を良く発します。

KISEN(喜泉)さんのラッパスリムを初めて展示会で見つけた時も、遠くから何か引き付けられる気がして近づいていくと 中央に飾られていたのがラッパスリムでした。
「なんて美しいですか!この花器は。」とKISENの担当の方に話しかけてしまいました。

これは先日のインテリアライフスタイル展の時のKISENさんのブース

細身の花器なのに枝ものが悠々と活けられ、花器自体のデザインや色に存在感があって、お花を活けていなくてもこれだけを眺めていたい気分でした。

お話を伺うと花器RAPPA SLIM(ラッパスリム)は半世紀以上前に「喜泉」が製作した名作の花瓶。
数年前に保存されていた花器をディスプレイに使用したところ、多くの方から復刻希望の声が寄せられたことから、復刻版が製品化されたそうです。

半世紀以上も前にデザインされた商品でありながら、今もなお多くの人の心を捉え続けるとても美しい花器なんです。

RAPPA SLIMのデザインと素材

細身の花器が安定して大ぶりの枝ものを活けられるのは、材質が真鍮製だからです。
真鍮製ですから重量感があり、ドウダンツツジなどの枝ものもダイナミックに活けることができます。

細身の花器が安定して大ぶりの枝ものを活けられるのは、材質が真鍮製だからです。
真鍮製ですから重量感があり、ドウダンツツジなどの枝ものもダイナミックに活けることができます。

細身の首から絶妙な曲線を描きながら広がる端部は、一花一葉が見事に映えるデザインです。

デザインだけでなく、素材の真鍮から出る銅イオンは水を長持ちされるので、お花の持ちも良くなります。
美しさとともに機能が備わっているところも、ラッパスリムの素晴らしい点です。

「素材」と「職人技」が生み出す完成美

ストライプは一本ずつ線彫りされ、エッジは丹念に磨きこまれています。
真鍮鋳物の存在感を存分に感じることのできるデザインは、高岡銅器の職人技との共演で完成されています。

深みのある色はお花を活けていなくても、とても存在感があります。
新築の御祝やご結婚の御祝などにもおススメです。


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