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Last Episode プロポーズ

 2027年3月8日、嘉穂団地亀山家。私は専門学校を卒業後、在宅ワークをしている。仕事場所を選ばなくて、良い職業だと思う。ゆっきーは、国立大を卒業後気象予報士の試験を受けている。今まで六回受けて来たけど、全て不合格。合格率は5%で狭き門だと思われる。今日は合格発表日だ。
ーーリード♪
ゆっきーからLEADが来た。
『ゆっきー:合格通知きた!』
『ににゃ:どうだった?』
『ゆっきー:今から開ける』 
ゆっきーは、合格通知を開いているだろう。
 十数分後。ゆっきーが合否を確認するとLEADが来てから、何分か経った。連絡が来ない。すると
ーードンドンドン!
ドアを叩く音が聞こえた。ドアを開けると、ゆっきーが合格通知書を私に見せつけている。
「はぁ……はぁ……合格した!」
ゆっきーは、自宅から走って来たのだろう。
「おめでとう!」
私はゆっきーを抱きしめる。
「ありがとう……」
ゆっきーは、苦しそうに言う。私は抱きしめすぎたと分かり、離れる。
「それじゃあ、これ……」
ゆっきーは小さい箱を取り出し、片足を下げ箱を開ける。中には輝かしいハッピーストーンがついた指輪が
「仁和、俺と結婚してくれ」
ゆっきーは、気象予報士になるのを期にプロポーズしようと計画していたらしい。
「はい! ににゃの夫として頑張ってね!」
私はプロポーズをOKした。こうして私は亀山仁和から、源仁和みなもとになになった。

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