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『お金がない』は、貧乏を引き寄せる。


クマ:まじあの店長ムカつくぜ、クソがよぉ!



アイリ:どうしたのクマ、またバイトで嫌なことがあったの?


クマ:おぉ、アイリ。そうなんだよ、
バイトでちょっとミスしちまっただけでよぉ、
あの野郎「やっぱ中卒は駄目だなぁ」とか言いやがるんだよ!
自分だってクソみたいな底辺高校卒のくせしやがってよぉ!

アイリ:そうなんだ、酷い言い草だね。

クマ:あぁ、マジでムカつくよ。
あんな低能クソ店長の下でなんか働きたくねぇよ。

アイリ:じゃあ仕事変えてみたら?

クマ:そう簡単じゃねぇんだよ、
仕事やめたら金もねぇし貯金もねぇし、
中卒だと雇ってくれるところも少ねぇしよぉ。

アイリ:本当にクマはお金が好きだね。

クマ:はぁ?なんでそんな話になんだよ?

アイリ:日本って小さい頃から親や学校で
「何かをするにはお金が必要、貯金しよう」とか、
酷いものだと「老後2000万円預金が必要」とか
刷り込まれて育つよね。

クマ:最近、若いのに貯金いっぱいしてるやつとか結構見かけるけどスゲェよな、若いのに偉いよ。

アイリ:そうやって思っちゃうでしょ?貯金をするのがまるで美徳みたいに刷り込まれちゃってるんだよ。逆にいったらそれは「お金がなければ何も出来ない」って意識が刷り込まれちゃってるってことなんだよ。

クマ:それがなんだよ、実際貯金がねぇとなんも出来ねぇだろ。

アイリ:そう考えちゃうのは「お金の正体」を知らない証拠だよ。

クマ:なんだか聞き覚えがある言葉だな。

アイリ:前に動画でも言ったけど忘れちゃったの?


クマ:あぁ、・・・そうだったな。

アイリ:おバカなクマの為に簡単に説明すると、
お金は只の「価値交換ツール」なんだよ。

クマ:なんだよ価値交換ツールって。

アイリ:お金っていう紙や硬貨や数字、
それ自体には価値があるわけじゃないって事だよ。

クマ:は?どういうことだよ、金には価値がねぇのか?

アイリ:だから只のツールっていう話だよ、
昔は物々交換だったんだけど、その場合相手の持っているモノが、
自分の欲しいモノである必要があるよね?

クマ:あぁ、そうだな、俺の鮭と何かを物々交換したいなら、
それなりのモノを持ってきてくれねぇと、交換したくねぇな。

アイリ:そういう事だね、その交換を成立させるためには、
”相手が信用に足る人間かどうか”を確認しなきゃいけないよね。
つまり、ここで取引されてる「価値」っていうのは
「信用」ってことなんだよ。

クマ:あぁ、なんか思い出してきたな、金の正体は信用だったな。

アイリ:よく思い出せたね。
そう、お金は信用って複雑な存在を、分かりやすく単純な「数字」に落とし込んだツールなんだよ。

クマ:なるほどなぁ、お金は信用を数字に置き換えた物なんだな。
・・・で、それがどうしたんだよ?

アイリ:はぁ・・・。本当にクマは馬鹿だね。

クマ:はぁ!?うるせぇよ!熊を馬鹿にすると、俺の先祖の祟りがあるぞ!

アイリ:つまりね、お金には信用の側面はあるけど「信用そのもの」じゃないって事だよ。

クマ:信用そのものじゃない?だからそれがなんだって言うんだよ。

アイリ:今日は物わかりが悪いねクマ。
大事なのは信用で、お金じゃないんだよ。
それをちゃんと理解出来ていれば
「お金がないからできない」っていうのが
理由にならないことが分かると思うよ。

クマ:そんな事言ってもよぉ、金がねぇと飯も食えねぇし、遊びにも行けねぇし、何も出来ねぇのは事実だろ?

アイリ:そんなことないよ、
外食が出来なくてもご飯は友達と
安い食材を持ち寄って鍋とかBBQしてもいいし、
家族や友達に奢ってもらう事もできるよね。
遊びだって、お金が無くても楽しめる事はいっぱいあるよね。

クマ:まぁそうかも知んねぇけどよぉ、
そんな都合よくいつも金貸してくれるヤツなんていねぇだろ。

アイリ:それが出来ないって事は信用が足りないって事だよ。

クマ:でもよぉ、金がなくて信用があるなんてヤツなんて、居るか?

アイリ:じゃあ例えば、アイリがお金無くて御飯食べれなくて、
クマに奢ってって言ったら奢ってくれる?

クマ:あぁ、もちろん奢ってやるよ。
アイリが居なければ俺は今ここに居ねぇだろうからな。

アイリ:ありがとねクマ、簡単に言っちゃうとこういう事だよ。

クマ:なるほどな、じゃあ俺が金に困ったらアイリに奢って貰えばいいのか。

アイリ:奢らないよ。

クマ:なんでだよ!

アイリ:だってクマは自分で鮭が捕れるでしょ。

クマ:そうか、俺は鮭捕ればいいのか。
・・・ってそういう事じゃねぇよ!
なんだよ冷てぇなって話だ!

アイリ:それは冗談として、
つまりまず貯めるべきなのはお金じゃなくて信用だって事だよ。

クマ:それが良く分かんねぇんだよな、
信用なんて曖昧なモノどう貯めればいいんだよ?

アイリ:例えば、人からなにか頼まれたら快く引き受けたり、
期待に添えるように誠意を持って尽くしてみたり、
金欠の友達にご飯を奢ったりでもなんでもいいんだ、
そんな行動の積み重ねが「信用が貯まる」って事なんじゃないかな。

クマ:確かになぁ、世話になったヤツが困ってたらほっとけねぇもんな。

アイリ:そういう事だね、だから貯金がないとか気にしてないで、
クマが本当に今のバイトをやめたいって考えるなら、
快適な環境を探して、そこで信用を築いていけばいいんじゃないかな。

クマ:あぁ・・・。でも他の仕事探してる時間もねぇしなぁ。

アイリ:時間がない・・・ね。
それも転職しないための言い訳にしかならないよ。
時間は皆に平等に流れているんだけど、転職する人はするよね?

クマ:そんな事言ったって、
バイトしてたら時間的に面接にも行けねぇだろ!

アイリ:本当に仕事を変えたいと思ってるなら、
バイト休んででもいくよね?
そうやってバイトを辞めない理由ばっかりポンポンと出てくる辺り、
結局のところクマは、バイトをやめない方が楽だと思ってるんだよ。

クマ:あぁん!?そんな事ねぇよ!
・・・なんだこれ、馬鹿にされてんのか?

アイリ:今回は残念な事に馬鹿にしてる訳じゃないよ。
習慣や行動を変えるのって思っている以上にエネルギーを使うからね、
そう感じてもおかしくないんだよ。

クマ:そうか?俺はマジでバイト辞めてぇって思ってるけどな。

アイリ:不本意だろうけど、人間って自分で思ってる以上に、
合理的な行動を選択してるんだよ。

クマ:合理的な選択ねぇ・・・。

アイリ:この場合、新しいバイトを探すほどの大きな不満はないって事じゃないかな。
それで、店長はクソだとか無能だとか、
考えても仕方のない事に頭を巡らせて、時間を使っちゃってるんだよ。

クマ:でもそれはしょうがねぇだろ、
あの野郎が俺に言いやがった事を考えるとよぉ・・・、
またムシャクシャしてきた。

アイリ:これは駄目だね、思考がループしちゃってる。



「お金がないから出来ない」って考え方は、
お金の本質が分かっていない人の考えって事がわかったかな?

大事なのはお金ではなく、信用なんだ。

それを理解して行動していくと、
新しい事に挑戦することへのハードルは、
随分と低く感じられるようになるんじゃないかな。

転職や起業や新しい趣味への挑戦など、
没頭できる仕事と遊びで自分の時間を埋めていければ、
「時間がない」「お金がない」なんて抽象的な考えに、
悩まされなくなっていくと思うよ。

最後まで見てくれてありがとね、スキ💕やコメントしてくれると嬉しいよ。
アイリでした。じゃあまたね、バイバイ。

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