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電動車いすで行くオーストラリア 3

リチウムイオンバッテリーの持ち込みが認められないと言われ、納得できない私は旅行会社を通さず直接カンタスに電話することにしました。
これがなかなか繋がらない

この曲をずーっと聞かされ続け、しかもちょっといい曲で不覚にも泣きそうになる。


問い合わせ担当の女性にリチウムイオンバッテリーの件を伝えると、やはり厳密な規定があり無理ですと言われました。
そして昨日旅行会社の方からも同じ問い合わせがあり、すでにお答えしていると。
しかし話しているうちに、この女性もなんとかしてあげたい、という気持ちが出てきたようで、もう一度上司に確認してくれたりしました。
が、国際基準は持ち込めてもカンタスは持ち込めません、やはり厳密な規定があるの不可。女性も本当に申し訳ないという感じでした。
まあ確かにリチウムイオン電池の持ち込みで火災になるのは怖いですよね。

それでも諦めきれない私は、コロナ前にフロリダのディズニーワールドに行く際に相談したことのある旅行会社のユニバーサルデスクにも聞いてみました。
するとうちの担当者からもどうしたらいいか相談が来ていたそうです。
担当者さんありがとうー
ユニバーサルデスクの人は、そうなんですよねカンタス厳しいんですよ、ちょっとプレッシャーかけてみますね!と。
プレッシャー、そんな手があるのか。ぜひそのプレッシャーとやらをお願いします!

連絡を待つ間、息子にどうしても電動車椅子でないとダメなのか聞いてみました。
やはり電動車いすでなければ行きたくない、そうです。
これは彼のアイデンティティなので仕方ない。
事故に遭って歩けなくなって、前と違う生活になってしまった。
でも電動車いすに乗れば、なんとか以前の歩けた自分と近い状況まで持っていける。
左腕も不自由な彼の場合、手動だとこちらが介助するシーンが増えて、途端に障害者感が増すんだと思います。


ユニバーサルデスクからはオーストラリアのカンタス本社に別のルートでバッテリーの安全性を訴えて掛け合っています、もう少しお待ちくださいと言われました。


この時点でオーストラリアではなく、アメリカに変更してはどうか?
グランドキャニオン行きを検討し始めました。
調べるとアメリカには
障害を持つアメリカ人法 ADA
というものがあるため、かなり障害者に親切であるし、グランドキャニオンも車いすで皆と同じように行けるように整備されていたりすると分かり俄然アメリカに行く気にもなってきました。


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