私は、ガレットが大好き。
見た目も、味も、作る楽しみも。

ここ数ヶ月、毎朝どんより登校してくる男の子と話をした。

前は、羊毛フェルトでスライムをチクチク作成。キーホルダーにしてお守り代わりに持ち歩いていた。

「何か作りたいものはある?」

「料理が好き」

「私は、ガレットが好きなの。ほら。」

タブレットで検索して見せた。

「作りたい！」

今回は、「じゃがいものガレット」がいいと言う。

すべてを準備してくれた先生と一緒に、ガレット作りは始まった。

作業一つひとつを楽しむ。
マジメにきちんとなんてしなくていい。
失敗を恐れず、ただただ楽しもう！

特に味付けは自分のお好みで、
コンソメ、チーズ、ブラックペッパー、トッピングのベーコン。

こんがり焼けていく、ゆったりとした時間と、教室に充満する美味しそうな香り。

柔らかな表情と、明るい笑い声。
そして、前向きなやる気！！

彼の中に、ちゃんとスイッチはあった。
そこに周波数が合う何かが見つかれば、自ずと輝き出す。

それが、サポート方法の一つ。

その子を見つめ、寄り添い、会話をする。そこから、スイッチを見つける。

迎えにきたお母さんに、車の中でずっとおしゃべりをしていたらしい。