さあ、スピード出してやってみよう⭐すぐに回転速度をあげられるツールとは…
いつも見えないところに答えがある。
課題の解決に来る子たちにやっていることは、まず課題から遠く離れたこと。
体操。
寝る。
補食を摂る。
指先を動かす。
神経衰弱をする。
絵を描く。
ピアノを弾く。
ドラムを叩く。
バランスボール。
卓球。
まだまだ続く出来ること。
まず、自分を動かす。
スピードをつける。
その後に課題に向かう。
サッ!と動いて助走をつけてから。
表情が柔らかくなり笑いが出てから。
課題にストレートに向き合う前に、
『リラックス』をはさむと、スピードが出る。本題に向かう準備が出来る。
特に意図した理由は無くても、何気に寄ってくる子たちが筆箱を持っていたら、
『鉛筆を削ろう。』と言う。
それは、何の精神的努力も必要とせず、簡単にすぐにその子を動かせることだから。
あなたと私だと二項関係。
そこに何らかの活動を挟むと三項関係。
鉛筆削りは、すぐに三項関係を作り、
両者のコミュニケーションを生んでくれます。
(不思議なことにそんな時に鉛筆がきれいに尖っている子はいないのです。)
(ナゼか、鉛筆がきれいになると、少し気分が晴れるのです。)
学校で鉛筆を使うメリットは、発育のため以外にもいろいろあると、改めて感じています。
①コミュニケーションツール
②自己コントロールのツール
③その子の今を想像するツール
というのが、私のやってみて掴んだことです。
お母さんがきれいに整えてあげるのも、それは大事なこと。
次は、自分のために出来るように、移行してあげればよいだけ。
帰宅してから、お母さんと話がしたいとお子さんが言ってきたら、
先ずはだまって、筆箱を見てみませんか。
いろんなメッセージを受け取るでしょう。心の様子が見られるでしょう。
言葉は要らない。指示もしない。
ただ、鉛筆削りと鉛筆を出すだけ。
お母さんが削っても、お子さんにそっと差し出してもいいのです。
たかが鉛筆?
鉛筆、素晴らしい!!
私たちは、どんな小さな出来事からも恩恵を受けている。
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