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指導教育責任者として

久方ぶりの更新となります。

僕は先日、某大手警備会社を退職しました。

理由は
「この先ここの警備会社で働き続けても、一生現場の警備員で飼い殺し、という未来しか見えない」
からです。

施設1級や指導教育責任者の資格を持っていても
その恩恵に与れることが望めないんです。

せっかく取得した資格でも
現任教育を受ける手間が無くなって良かった、とか
毎月わずかばかりの資格手当が付く程度しか恩恵がない。

「警備業界で長く働こうと考えているなら、現場の警備員だけではいつか無理と感じる時が必ず来るから、なるべく早く指導教育責任者の資格を取って、内勤で働けるようになりなさい。無資格の警備員では一生現場で飼い殺しになるからね」
と、某大手警備会社に入社する前に働いていた、とある中小企業の警備会社の選任指導教育責任者から聞いていました。

それから、施設1級と指導教育責任者を取得したはいいものの…
某大手警備会社では無用の長物と言っても良いくらい、役に立たなかった。
なぜなら、この会社は典型的な天下り企業で、内勤の役職者は皆、定年退職後の天下りのお爺さん達。
教育部門に至っては、天下りのお爺さん達だけで構成されているので、現場からはどんなに頑張っても上がれません。
唯一、現場から内勤に上がれるのは大卒の新卒採用のごく一部のみ。
それも内勤になる前提で、最初の数年を現場経験するというものですから、現場から実力で上がるというものではありません。
総合職や営業職は、別枠で大卒の新卒が採用されているから、
新卒採用でも専門卒や高卒では現場から内勤に上がる望みはほぼゼロです。中途採用も同じく。
良くて現場の隊長が関の山。
新卒だろうが、社歴が長かろうが、有資格者だろうが、現場の役職者(班長以上)だろうが、現場勤務である以上は、時給月給制(あるいは日給月給制)で、アルバイトとそう変わらない不安定な身分なんです。

そう思ったらなんだか色々と虚しくなり、気がついたら転職活動をしていました。

でも、僕にできるのは警備しかないんです。
そんな折、指導教育責任者の募集をしている警備会社の募集を見て、応募しましたところ、採用となり、そちらにお世話になる事にしました。

某大手警備会社のような大きな警備会社ではありませんが、
選任の指導教育責任者が高齢により退職予定とのことで、人員補充との事でした。

現在はその会社で働いていますが

ただ、僕は資格があるものの、指導教育責任者として従事するのは初めてなので、現任の選任指導教育責任者達と共に業務を覚えるのに必死です。

ですが、やりがいも感じています。

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