今日のゆっくり茶番劇

 
文章長いですけど太字の部分拾えばだいたい分かるようにしてあります。
見出しから気になるところをどうぞ

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 一通り見ていただくとゆっくり茶番劇騒動の流れが分かります。
ネットに出ている情報はほぼ網羅していると思います。

なぜ柚葉さんは頑なに商標を手放さないのか

 収入も見込めない商標を手放さないことについて、さまざまな憶測が飛んでいます。
炎上が目的という考察に大した収益も無いのにそんなことするかなあと思ってましたが、炎上のメリットに気づきました。
この件でネットが騒ぐ程、燃え上がれば燃え上がった分だけ柚葉さんの持つ商標の価値は釣り上がるのです。
 そう考えると柚葉さんの最大の悪手
✅取得目的は「ゆっくり茶番劇を投稿して運営している複数チャンネルの動画の保護」が目的です。(他社に商標を取られ動画を削除されない為)
 発言の目的が見えて来ます。
この発言は全くメリットが無く、アンチを怒らせるだけです。
柚葉さんはこれ以外にもガソリン発言をしていたり、過去には今回の行動と矛盾する発言もしています。
これらは全て、騒ぎを大きくするためでは無いかというのが僕の仮説です。
だが憎め!憎めばそれだけオレは儲かる!(R.I.P Lee Ermey)

炎上したらなぜ商標の価値が上がる?

 チャンネル視聴料なんてケチな話ではありません。
騒ぎが大きくなればなる程、困る人がいます。
関係者(とネット民が考える人達)です。
全く関係のない(無いんです、信じてもらえませんが)合成音声ソフトメーカーにまで声明を出さないと業務にならない位凸する。
ZUNさんのところにどれだけ「ドラえも〜ん何とかして〜」ツイートが届いているか、考えるだに恐ろしいです。
もちろんハイエナマスコミも押しかける。
マスコミとしてもチンプンカンプンでしょうから、彼らが関係者と考えたところに我先にとやって来ます。ZUNさんは本名も公開されているので捕捉されやすいかもしれません。
 今一番手っ取り早い解決策は柚葉さんから「誰か」が秘密裏に商標を買い取ることです。

20日の新たな動き

 今日、大きな動きがありました。
東方著作権保持者ZUNさん大手動画プラットフォームniconico代表くりた氏の会合があり両者からアナウンスがありました。
niconicoからは週明け月曜日に記者会見があるとのことで現在は速報です。
niconocoは記者会見で「複数のアクション」を発表するとしており、何らか
の動きを準備しているようです。

niconico・ZUNさんの見解

今回の速報でのniconicoの見解を分かりやすくまとめました

・【ゆっくり茶番劇】+動画タイトル」のように「ゆっくり茶番劇」を【 】で囲むことになるのでゆっくり茶番劇は「ジャンル」になるので商標権は及ばない。「ゆっくり茶番劇 Part1」はアウト
 タイトルであれば商標にならないという解釈ですがかなり疑問があります。ジャンル・カテゴリーは例えば「SF映画」であればそもそも商標登録出来ないでしょうが、一般的に広く知られていないものなら商標対象になる可能性がありますし、そもそも特許庁が商標対象として認めています。
・「ゆっくり茶番劇」を投稿者名やチャンネル名に使うのは商標権侵害
 当然の判断だと思います。
・「ゆっくり劇場」は類似商標に当たらない
 
類似商標になる可能性があります。類似商標については「王→キング」等裁判所の判断で広く認められる可能性があります。
免責:niconocoは審判や裁判の結果を保証するものではありません。
 要するに貴方が裁判で勝つか負けるかは上記の例示に従っていても保障しませんという意味で、通常それを言ったら終わりやん…です。
使用料を請求されたら:まずは消費者ホットラインや法テラスなど、専門家にご相談ください。
 うちは関係ないから、動いてくれるかどうかわからないところだけど一応話は聞いてくれるとこに駆け込んで下さい、です。
消費者ホットラインはこういう問題があるかどうかを裁判で決めないと始まらない案件には無力です。
法テラスは弁護士に無料相談出来ますがあくまで助言だけです。

ZUNさんのツイートから

『東方Project』の二次創作として『ゆっくり茶番劇』をコンテンツとする動画について『ゆっくり茶番劇』を使用する行為について、商標権の効力は及ばない、との事でした。
 少し意味がつかみにくいのですが、東方キャラを使っている場合のみ大丈夫という意味かと思います。要するに東方はゆっくりとは関係ない宣言です。
これはかなり重大な意味を持つと思います。
東方を使うことと商標との関係があるのかは(東方が「東方キャラを使ったゆっくり動画」に対して持つのは著作権、柚葉さんが「ゆっくり茶番劇」に対して持つのは商標権で両者は関係がない)それこそ裁判をしなければ分かりません。
金銭を要求されるなどした場合には、最寄りの警察署へご相談頂くことをご検討下さい。
 これはかなりひどい発言だと思います。
既知の通り警察は民事不介入で、自動車盗難などの明らかな刑事事件でも被害届は受けるけど基本捜査はしません。
今回刑法に抵触しそうなのは強要罪くらいかと思いますが、それは柚葉さんが使用者に使用料を請求する権利が無いことを立証しなければなりません。
ましてや登録商標の不正使用でいきなり訴えられた場合はまさしく民事ですので頼れるのは弁護士のみです。
『ゆっくり茶番劇』が、『東方Project』との関係で使用されるほど、『ゆっくり茶番劇』が著名となり、不当な商標への対策ともなります。今後とも『ゆっくり茶番劇』の制作、発信を楽しんで頂ければ幸いです。
 これも無責任な発言に思います。「責任は取らない」というスタンスとゆっくり茶番劇製作を奨励することは矛盾を感じます。
東方を応援しようとゆっくり茶番劇動画上げて使用料請求されたらZUNさんはどうするのでしょうか。

niconocoは「柚葉さんに問題あり」のスタンスなので大丈夫だと思うのですが、You Tube の場合 「商標権利侵害」 を報告するフォームがあり、正当な権利保持者(この場合はもちろん柚葉さん)からの申告の場合動画削除は確実でアカウトBANの可能性もあります。

 この両者の見解を見ると、少なくとも現時点では無効審判を申し立てる様子はうかがえません。(もちろんniconicoが月曜日に発表する可能性もありますが)
この両者が「ゆっくり茶番劇」と利害関係があるかどうかの審理から始まりますから、門前払いされる可能性もあります。
 ZUNさんさえ担ぎ出せば勝てると考えている方が多いですが、過去判例などを見るとかなり厳しいと思います。

僕たちに今できること

 と、引っ張っておいて何ですが、実はゆっくり茶番劇について騒いでも意味がないです。
いくら騒いでも、糾弾しても、署名を募っても、事態は好転しません。
むしろ悪影響が大きいです。
 デメリットは数え上げたらキリがないですが、メリットがなさすぎるんです。あ、実名性の担保されないネット署名なんていくら集めても意味ないです。基本署名活動は自己満足なので。まあ署名活動は実害が少ないので頑張る分にはいいと思います。
 だから後は「あいつに商標を持たせておくなんて許せん!」というお気持ちの問題です。
 自然に逆らっても意味がないのと同じで状況に身を任せるしかないし、もがけばもがくほど悪化します。
東方のためにもゆっくりのためにも少し落ち着いてみませんか。


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