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ゆっくり茶番劇よ永久に


 柚葉に死体蹴りして楽しいのかこいつは?
という批判をいただきました。
旬を外したネタを擦り続けている自覚はありますが柚葉氏叩きと言われたのは初めてです。柚葉氏の関係者・柚葉氏本人と決めつけられたことは数え切れないくらいありました。
 何度も言ってますが、せめて当該箇所を示していただかないと何ともしようが無いです。出来ればそれの何が問題かも呈示いただければ。
さすがにこれで最後にします。もう擦っても煙も出ないようなので。
でももしかすると「完結編」があるかもしれません。「永久」だけに。

柚葉氏の目的

 皆さんいろいろと推察していますが、世の中には目的不明な行為をする人はいくらでもいます。
終始一貫性がないように見える柚葉氏の目的を考えても意味はありません。ただ名探偵ごっこをしたいならご自由に、なので僕も参加してみましょう。 僕は『柚葉氏』は「グループによる愉快犯」だと思います。
つまり目的らしい目的はありません。嘘の爆破予告と同じで、世間が騒ぐのを見て嘲笑するのが目的だと思います。
商標登録証は所在地や氏名がバレてもいい名義人で、おそらく公開住所に居住実態は無いでしょう。
「石氷匠」という目立つ名前もわざと使っていると思います。
こんな珍しい名前すぐ特定してやるぜ!と右往左往している特定班を眺めるのは楽しいでしょう。
「柚葉」という人物(個人)は存在せず、ネット上に作り上げたキャラクターだと思います。だから特定なんか出来るはずはありません。
 「ゆっくり」の中でも、あえてユーザーの少なめの「ゆっくり茶番劇」を選んで商標登録する。
ユーザーが少ないと言うことは見込める商標使用料が少なくなりますが、その代わり商標登録が発覚しにくくなります。
実況だろうが茶番劇だろうがオタクが騒ぐのは同じ(実際騒いでいたオタクのほとんどは茶番劇に関係がない)だから商標が審査に通りやすく、目につかない茶番劇が狙われたのではないでしょうか。
本当に使用料目当てなら有名動画ジャンルを狙うはずです。
 さらに法外に感じる年額11万円の使用料。
よほど収益を上げているチャンネルならともかく、払えるはずがないと思わせ、かつ本当は徴収出来るはずがない現実味がない金額とバレない絶妙な額だと思います。
 最初の投下で予想外に炎上したので、使用料無料にしたり燃え具合を調整する。
柚葉企画が会社であると言って会社法違反を指摘させたり、アイコンパクリ疑惑を演出して燃料をくべる。
一番燃え上ったのは滝沢ガレソ氏のツイートを訂正した「ゆっくり茶番劇は合成音声動画である」の一文だと思いますが、これは普通に読むと「(商標対象とする)ゆっくり茶番劇は合成音声動画に限る」という意味になります。
ところが多くの人が「合成音声動画は全てゆっくり茶番劇である」と誤読し、合成音声動画を使った全ての動画に使用料がかかると思い込んで一気に燃え上りました。
「ギターは楽器である」「楽器は(全て)ギターはである」と勘違いしたと言えばわかりやすいと思います。
ここまで計算していればすごいと思うし、別アカを使って誤解を誘導したのかもしれません。
 ニコニコ記者の手前味噌な質問で官房長官にまでコメントさせたあたりが最高潮だったと思うし、祭に便乗していたオタクも飽きていった頃合いで商標抹消を発表して終わらせたのだと思います。
 たかだか数十万円で違法行為もせずにこれだけ大きな騒ぎを起こせれば遊びとしては十分でしょう。
これで終わるかもしれないし、はっちゃけすぎたオタクを訴えて後悔させる次の遊びに移るかもしれません。
金儲けをしようとしたなら悪手ばかりなので、本気で利益を上げるつもりは最初からなかったとしか思えません。
 もう一手大きな動きがあるとすれば「ネタバラシ」でしょう。
必死で叩き続けた「柚葉」が実在しないバーチャルな存在で、怒り狂うオタクを嘲笑い続けていたことをバラしてやった状況はエゴサするたびに腹を抱えて笑えるレベルです。

柚葉氏の残したもの

 「商標法の問題点」というのは誤りです。
木村花さん死去を機に法改正が加速した侮辱罪厳罰化プロバイダー責任制限法改正と異なり、商標法が改正されることは考えにくいです。
さまざまな「商標法改正案」がTwitterに溢れましたが、どれも「ぼくが考えたさいこうの商標法」を超えるものはありませんでした。

ぼくが考えた〜」はインターネット以前から存在するミームで、オリジナルはキン肉マンの超人募集でちびっ子が投稿する「設定モリモリ世界観ガン無視」の超人です。
転じてむちゃくちゃな設定や、世界観を壊してしまう兵器などに使われる(失笑・嘲笑を含むニュアンスの)評価に使われるようになりました。
僕は「そこを直したらあっちもこっちもそっちもおかしくなる近視眼的な改善提案の表現として使っています。
商標法はその前身となる商標条例が150年近く前に制定されて以来、アップデートを繰り返して現行法となっています。
法律というのはパッチを当て続けてアップデートすることが多いので、法律の根幹を変えてしまうような改正は多大なリスクを孕みます。
「第三者が商標を登録出来ないようにする」は商標法の基本的な考え方である「先願主義」をひっくり返す大改正です。
 法律は必要があれば改正されます。税制なんか毎年変わってます。
医師弁護士は引退しないけど税理士が引退するのはこのためです笑

 「第三者登録を禁じると商標ゴロが増える」に関しては前述しました。
商標に持ち主があるという概念はありません。「持っている人(登録者)」が持ち主です。
そうしないと、商標出願してから「それはオレのものだ」と横槍を入れてくる商標ゴロに商標を奪われる可能性があるし、商標審査の実務に「持ち主を探す」という膨大な作業が必要になります。
冒認出願(「持ち主」以外による出願)を無効とせず、異議申立てや無効審判によって救済する方が合理的です。
 例を挙げると「100年に一度のゲリラ豪雨に対応する土木工事に600億円かける」か「150億円に抑えて100年に一度のゲリラ豪雨の際に被災する10軒の民家に対応する」の違いでしょうか。泉市長は好きになれませんが笑
費用対効果はこの事例よりはるかに大きいはずです。
ネット上のコンテンツに知する審査基準はアップデートされたと思います。これは良いことです。

オタクが国を動かした

 何度も言うがデマです。
例のニコニコ大百科の匿名投稿は出所不明の怪文書(デマ)です。

 特許庁が「ゆっくり茶番劇」商標のステータスを「継続」から「異議申し立てのための広告」に戻したと言うのもデマです。
ネタ元と思われるTwitterアカウントに直接確認したところ、ステータス変化を確認していないことを認めてツイ消しされました。
登録後2ヶ月は異議申し立てのための広告となり、3ヶ月で機械的に継続に切り替わります。
官房長官がゆっくりに触れたというのはニコニコ記者の手前味噌な質問に一般的な話として答えただけで「善処します」程度の答弁です。

茶番劇を終えて

 終わりましたよ。
終わったんです。
柚葉氏の動向に一々反応してる方が多いですが、動画ジャンルを商標登録するアイディア一発の出オチで、ルパン3世じゃあるまいし恐れる必要はありません。
謝罪を求めるお気持ちは分かりますが実在するかどうかも分からない柚葉氏に謝罪してもらっても仕方ないですよ。
 対策はえらい人が頑張ってくれてますし、今まで通りゆっくり茶番劇を安心して楽しみましょう。
何度も言いますが、大した事件じゃないんです。騒がずスルーしておけば今頃忘れられていたかもしれません。

のこぎりザメバナーは@OBOtto_様からいただきました


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