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妊活日記#PCOS初めての移植と妊娠

多嚢胞性卵巣症候群、体外受精の記録です。
今回は、初めての移植と妊娠について。
※7週で流産となりますのでご留意ください。


初めての移植

地獄の採卵から約2ヶ月、待ちに待った移植周期。
わたしは「ホルモン補充周期」という方法で移植をすることとなりました。
ざっくり説明すると、ホルモン剤をフルに活用して、実際の生理周期と同じホルモン環境を人工的に作り出す方法。
元々自分の身体がちゃんとホルモンを作り出せる人(排卵し、きちんと生理が来る人)はこんなことする必要はないのですが、
わたしはそうではないのでこの方法になります。

まずは、エストロゲンの薬で内膜を育てます。
内膜がちゃんと厚くなったら、黄体ホルモン剤に切り替えて排卵後の環境を作っていきます。
切り替えた日から5−6日後に胚盤胞を移植します。

内膜の厚さは10mm以上が望ましいそうですが、移植当日わたしの内膜は7.6mmでした。
先生は「7mm以上あれば良いですからね」なんて言ってたので、病院や医師によって基準は違うのかと思います。

採卵と同じ部屋に通され(トラウマ蘇るぅ)、膣内洗浄。
子宮内に管、入れるんだよね…痛いよね…とソワソワしていましたが、全く痛くもなんともありません。違和感すら無し。

右側のモニター、子宮口から管が入っていく様子がエコーで写り、先生がカーソルを合わせて
「ここから卵が出てきますからね」

そこを凝視していると、本当に白く小さい卵が、管の先から子宮内に入る様子が見られました。

神秘的な瞬間でした。
その後も痛みは全く無く、嬉しさに涙目になりながら夫と帰宅。

妊娠判定は約10日後(BT10)。
化学流産が怖いので、フライング検査はしないでおこうと決めていました。


これが妊娠超初期症状…?

移植翌日から普通に生活していました。
BT1(移植から1日目):子宮右側に軽くちくちくを感じる。
BT3:身体がやけに熱っぽくぼーっとするも、黄体ホルモン入れてるからなーとあまり期待しない
それ以降、基本的に身体の火照りは継続。
BT9:夕飯時にふわぁっと気持ち悪くなる。

ん?これは?

…まあ、黄体ホルモン入れてるからなー!!
なんて言いながらも、実はかなり期待していました。

初めての妊娠

BT10、夫と二人で有給とって(笑)病院で妊娠判定。
病院向かう途中でも薄ら気持ち悪く、身体は暑い。(夏だったから余計に)
血液検査をし、結果が出るまでの間にドトールのミラノサンドを食べました。
わたしたちの大大大好物で、これをきっかけに妊活の願掛け的存在になっていきます。(ミラノサンド食べれば上手くいく!みたいな)
ちなみに願掛けとなった由来は、わたしが運転免許の仮免と本免前にミラノサンドを食べたら一発で通ったことです。どうぞ笑ってください。

で、病院戻り、緊張で吐きそうになりながら待ち、診察室へ。

👨‍⚕️はい、コアラさんね。この日に移植でしたね?

🐨…はい。(早く結果聞かせてくれ)

👨‍⚕️はい。…うん、妊娠してますよ、ほら。

そう言って見せてくれた、「HCG 136.5」と書かれた紙。
勝手に溢れ出す涙と音速で差し出されるティッシュの箱。
先生の言葉がよく聞き取れず、HCGの意味もよくわからず、なんでわたしが泣いているのかよくわかっていない夫(笑)

👨‍⚕️妊娠してます。100以上あればいいからね

先生の言葉にニッコニコの夫。

予定日が書かれた紙と「母と子の健康記録」と題された小さなファイルを貰い、引き続き黄体ホルモン補充の薬を受け取り、ホワホワな、不思議な、変な気分で帰宅しました。

次の診察は1週間後、胎嚢の確認。
胎嚢が見えるかの心配はもちろんあったけれど、まずは、自分が妊娠できる身体であったこと。それがたまらなく嬉しかった。


今、大好きな人との赤ちゃんがお腹にいる。

それだけで胸がいっぱいでした。

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