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久々に黒丸を動物病院に連れていったら

もうすぐ8歳になる黒丸は、子猫の時に迷子になって我が家の辺りに辿り着き、子猫の鳴き声に敏感な私に発見され、ちょっと餌と水を与えられたら、それはそれはもう『ここの家の子にして!ここの家の子にしてくれないと俺は死んじゃう!』という猛アピールを数日に渡りし続けて、根負けしたお父ちゃんがOKを出すほど根性のある子猫でした。網戸もよじ登ってましたからね。

しかし、この根性のある黒丸は先住猫のブ子と同じ餌を食べ続けているうちに砂が溜まってしまって、とうとう尿が出なくなってしまいました。緊急入院の緊急手術となり、彼はおちんちんを失いました。
いいのよ。おちんちんが無くてもオシッコが毎日たっぷり出ていれば。手術と入院費用が11万円もかかったけど。(お世話になってる動物病院の先生は良心的お値段で割安にしてくれてるんですけどね!本当にありがたいです。)

それ以来、彼はブ子兄ぃの餌よりうんとお高い餌しか食べてはダメになりました。その餌だと砂が溜まらないのです。本当にウチの子にならずに野良猫または地域猫のままだったら死んでましたね。
でも!
食いしん坊で、最近ネットでよく見かける『食べ尽くし系夫』のような黒丸と『ちょっとずつ食べたいから、お残ししておくの♪』なブ子兄ぃとは相性が悪過ぎなのです。デカいケージの上と下で行き来できないようにしておいて、その上と下で餌を食べる2匹なのですが、スッとブ子がケージから出るとスッと黒丸がブ子の餌のところに入りこんで『後から食べるために残してあるの』な餌を食べ尽くす……ということが度々発生するのです。
じゃあ、ブ子の餌を少なめにしておくと、それでも少しお残しをするし、何よりブ子が痩せるんですわ。10日間の脱走後に奇跡の帰宅をしてからなかなか太れないブ子はすぐに痩せるんです。
いろいろ試してはみたのですが、我が家の環境ではどうしても多少なりとも黒丸がブ子の餌を盗み食いするという現象をゼロにすることが難しいのです。ブ子も10歳になってますからとっくにシニア用尿路に良い系の餌にはしてあるのですが。

そんな状況ですが、もうここ数年は砂も溜まらず、黒丸は毎日しっかりオシッコをしています。私が二階の廊下に置いてある紙砂の猫トイレを掃除していると、黒丸がやってきて眼の前でオシッコをジョージョーにすることも多々あります。「おかーさん、ほら、こんなにオシッコが出るよ!」と見せてくれて私を安心させようとしてるのかもしれません。(や、ただトイレがキレイになったからオシッコしとこう…というだけのことやね。)
そして今朝も、私が二階の猫トイレを掃除しようとしたら、もう既に黒丸がいて、力んでました。ウンチか?と観察してたのですが、何も出さずにトイレから飛び出していきました。

こ、これは……。
また砂が溜まってしまったのか…?

おかーさんはトイレの掃除を後回しにして慌てて黒丸の後を追いました。黒丸はお股をなめなめしていました。イヤな考えしか浮かびません。
その後、また二階の猫トイレに黒丸が行ったので確認しましたが、やはり何も出ていない様子でした。黒丸は苦しそうにはしていませんでしたが、猫が苦しそうにし始めたらそれは相当ヤバいので、苦しそうではないうちに動物病院に連れていかねばなりません。
「おかーさん、洗濯物干して朝食食べたら○さん(←動物病院の名前)に連れてってあげるから、ちょっ待ってて!」と黒丸に話しかけて頭を撫でました。黒丸はちっとも分かってなさそうな様子でしたが、ちゃんと告げましたからね。おかーさんは。行くって。

今日は娘が登校日ではないので、娘に手伝ってもらってイヤがる黒丸をキャリーに押し込んで、2人で動物病院に行きました。おデブな黒丸を運ぶのは大変です。重いって!!
待合室は猫ちゃんばかりで、今日は猫の調子が悪くなりやすいお日柄なんか?と思ってしまいました。洗濯ネットに入れられた猫ちゃんやキャリーの中で交互に鳴く猫ちゃん達と一緒に、ブルブル震えてる黒丸と診察室に呼ばれるまで待っていました。

ようやく診察室に入り、先生と助手の方がキャリーから黒丸を出そうとしましたが、どえらいこと抵抗しまくってました。黒丸。なんでいつもそうなんだ黒丸。この先生に命を救ってもらったんだぞ黒丸。無駄な抵抗はやめろ。

……と、いつも心の中で思いつつ、先生の診察を見守っていました。
すると、なんと、膀胱にオシッコは全然溜まっていないとのこと。おそらく膀胱炎で何度もトイレに行っては出そうとしてたんでしょう、と。
良かった〜〜〜!
膀胱炎の辛さは私も体調不良が続いていた若い頃に何度もなっていたから分かるけど、砂が溜まってオシッコが出ないという症状よりも何百倍もマシだよ〜〜!良かった良かった〜!
と、安堵しました。先生は治療の説明をしてくれてから注射を2本打ってくれました。黒丸はまた『ここに来るとやっぱり痛い思いをするんだにゃ』と思ったに違いありませんが。この注射でどんどん楽になっていくんやで。お前には分からんやろうけど。おかーさんがお前の分も先生に感謝しとくわ。



……と、そこまでは良かったんですがね。

診察台に乗せると自動的に体重も計ってもらえるんですけど、黒丸の体重が6キロを超えてました…。5キロ台半ばだったよね?ずっと。なんで??黒丸が私の膝やお腹に乗っかってくると重いなぁとは思っていたんですよ。でもまさか6キロオーバーになっているとは……。餌の量は変わっていないハズだし、いくらブ子兄ぃの残り餌を横取りするって言ってもその量も変わってはいないハズですし……。
運動不足か?
もっと猫オモチャで遊んでやらねばならぬのか?
と、娘と話し合いながら帰宅しました。
へそ天して寝てる黒丸のお腹をわさわさ触って可愛がるだけではアカンのですね……。さすがにちょっとダイエットさせないとー。

というわけで、砂が溜まったかと思って動物病院に黒丸を連れてったら更に太っててデブ猫度がアップしていたという別の問題が明らかになってしまいましたにゃーーーー。
ふにゃーーーー。

疲れたにゃ〜

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