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テスト勉強は「勉強量」、塾講師は「熱量」が大切という話

もうすぐ1学期期末テストがあります。
生徒たちの勉強時間を確保するため、普段はお休みの土日を開けてテスト対策をしています。
休みなしだとちょっときついこともあり、土日を開ける代わりに平日に1日休みをいただいています。
丁度今日が、そのお休みです。
外食でもしてこようかと思ったのですが、子供にどこへ行きたいか聞いたら「大きいお風呂に行きたい」と、まさかの提案をされたので、近所のスーパー銭湯へ行ってきました。
ちょっと疲れてしまいましたが、何とか明日からの2日間、テスト対策を乗り切りたいと思います。

さて、テストに向けて最後の追い込みをしている生徒たちですが、現状、なかなか厳しい生徒がいます。
いろいろと教えても、講師の手だけではどうにもならないのが勉強量です。
私の塾では、テスト3週間前からテスト対策として毎日塾に来てもらっています。
こうやって勉強量を確保しているのですが、それでも足らない生徒はいます。

勉強で大切なことは、確認すること、継続すること、時間を確保すること。
勉強のやり方とは、試行錯誤しながら身につけるもの。

これが私の勉強に関する基本方針です。

塾で勉強をさせていれば、「確認すること」は容易です。
私が見ればいいだけですから。
塾に毎日来て勉強してもらえば、「継続すること」「時間を確保すること」もできるのですが、中には、十分な時間を確保できず、勉強量が足らない生徒がいます。
しっかり勉強をやろうとすると時間がかかるのです。

ちなみに、「勉強量が足りない」=「『各教科のテスト範囲に該当するワークの問題を、全て正解できるようになるまで何回もやり直す。』ができない」としています。

テスト本番の3週間前から毎日塾に来てもらい、勉強時間を確保したとしても、勉強時間が足らなくて予定していた勉強量をこなせないことはあります。
問題を解くスピードは、考えればわかることをどれだけ暗記できているかで決まります(九九がその例ですね)。
暗記させるのにも時間がかかりますから、急にスピードを上げて勉強量を増やすことはできません。
1日24時間という時間を延ばすこともできないので、勉強時間を増やして勉強量を増やすことにも限界があります。

テスト前の勉強だけでは限界があるので、あとは普段からもっと勉強していきましょうという、当たり前の話になります。
テストが近づいてこれば誰しも多少は「勉強しないと」となりますが、そうでない時期はなかなか勉強できるものではありません。
何故普段から勉強しないといけないかを説明し、そして実際に勉強をさせる。
これが大切だと私は思っています。
そしてこれが、普段、塾の講師がやっていかなければならないことだと思っています。
単に勉強を教えられればそれだけでいいかといったら、そうではないんですね。
ロボットに教えているのではなく、人間に教えているのですから。

逆に面白いのが、勉強を教える技術はそこそこだったとしても、生徒に本気でぶつかっていくことのできる講師(要するに、熱意のある講師)というのは、思わぬ結果を出すことがあります。
以前、一緒に働いていた新卒の講師でこういう人がいましたね。
この講師、生徒から「〇〇先生は勢いだけ!」なんて言われていましたが、生徒からかなり人気があり、成果も出していました。

塾講師という仕事は人と接する仕事なので、熱意は重要です。
私も、熱意をもって生徒に接していかなければと思っています。

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