「普通の田中君から見た鈴木史上最高の鈴木君の物語」企画書

キャッチコピー:誰が何と言おうとやっぱり鈴木君は鈴木史上最高の男だよ!

あらすじ:「田中の中の田中」と呼ばれる程の普通の高校生の主人公であるツッコミ担当の田中君と自らを「鈴木史上最高の男」と名乗る同級生のボケ担当の鈴木君を中心とした仲間達が繰り広げるドタバタ学園コメディ。何か面白そうな事や事件が起こるとすぐに首を突っ込む鈴木君。事あるごとに最高を自負し、一見どこが最高なのか分からないどころか最悪の選択肢を選んでるように思える行動をしていく。そんな彼にどこか不思議な魅力を感じる田中君は、普通を脱却したい思いもあり、鈴木君と行動を共にし、最高の物語の結末を見届けるのであった。

第1話のストーリー:「田中の中の田中」と呼ばれる程の特に取り柄も無い普通の一般人である田中君は、高校生になったら普通を脱却したいと密かに願っていた。高校入学初日の登校中、同じ高校の制服を着た一際目立ったオーラを放つ少年と遭遇する。その少年は名を鈴木と言い、自らを「鈴木史上最高の男」と称していた。何を根拠に最高なのか不明な田中君だったが、何とも言えぬ不思議な魅力を感じていた。そんな中、目の前の銀行で強盗事件が発生。犯人は銃を所持しており、人質を取って銀行を占拠していた。鈴木君が人質の救出に行くと言い出す。「今から最高の救出劇を見せてやるよ!」と銀行に入っていく鈴木君。田中君は「この人に付いて行ったら普通を脱却できるかも」と思い、行動を共にする。「まずは正面突破が基本」と何の策も無しに突っ込む鈴木君。「初めまして銀行強盗さん。何を隠そう、このオレが鈴木史上最高の男こと鈴木だ!」と自己紹介をする。銀行強盗も高校生が急に突っ込んできて自己紹介するとは思わず、その間に人質は脱出に成功するが代わりに鈴木君と田中君が人質となってしまう。警察も到着し、事態は膠着状態となる。そんな中、鈴木君が銀行強盗に強盗に至った経緯や理由を聞いていくと、銀行強盗の名前も実は鈴木という事が判明する。それまで比較的和やかに会話していた状態から一転、激怒する鈴木君。目の色が紅く変わり、「同じ鈴木として許せん!銀行強盗するならもっと最高のやり方があるだろ!」と説教し、最高のお手本を見せてやると強盗から銃を奪い、警察とバトルを始める。パトカーを炎上させる等のバトルの激しさから、さすがに困ってしまった銀行強盗は降参して自ら警察に出頭する。運良く警察には鈴木君の暴挙はバレず、結果的に犯人は逮捕され、人質で捕らえられていた人達に涙ながらに感謝される鈴木君。「なっ!最高だったろ」と肩を叩いて言う鈴木君の言葉に思わず笑ってしまう田中君だった。後日、高校初日から遅刻してしまい、2人は事情を知らない先生達からメチャクチャ怒られてしまうのであった。鈴木君的には「最高の高校初日だった」と怒られながらも満足気であった。そして当然のように2人は同じクラスになり、席は隣同士であった。

第2話以降のストーリー:基本的には鈴木君がボケ、田中君がツッコミのスタイルで話を展開していく。同じ高校のクラスメイトや近所の人など登場人物は、◯◯史上◯◯な◯◯(例、山田史上最も料理の上手い料理人、大谷史上最高の野球選手、近藤史上最も鉄道に詳しい男等)として登場し、それぞれの得意分野で鈴木君と対決し、鈴木君の考える最高の攻略法でなんやかんやで鈴木君が対決に勝利していくというのが定番の流れ。基本的にはギャグ回が多めになるが、大きいメインの展開や登場人物として偏差値の高い優秀な生徒の所属する高校にいる中学時代から競い合っている佐藤史上最高の男である佐藤君との対決や極悪ヤンキー高校の加藤史上最悪の男や高橋史上最狂の男等との王道のバトル展開を考えている。最終的には、真の鈴木史上最高の男の登場により一度は対決に敗れるものの、今まで対決してきた仲間と協力し倒すという展開を予定。設定としてバトル回に出てくるようなメインの登場人物は本気を出す時に目に変化が出る仕様にする。鈴木君は目の色が変わる、佐藤君は目を見開く(普段は横棒線の目)等の変化がある。


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