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話したこともないのに苦手なママが、頭から離れない不思議。

基本、老若男女、和やかにコミュニケーションをとれるはずのわたしだが、なぜだかどうしても苦手な人がいる。まさかのその人は、挨拶程度でまともに話したことがない。本来、苦手もクソもないはずなのに、その人から『嫌われているかも。』と思ってしまう。特に生理前なんてひどい状態だ。これは軽度の心疾患かもしれない。

その人はというと、もともと同じ年に、同じ保育園から同じ小学校に入学した子をもつ保護者の方である。しかし、保育園のときもほぼ付き合いがなかった。1人っ子の我が家とはちがい、複数人のお子さんがいらっしゃる方だし、子供も異性同士で関わりがなかった。

すこし、彼女のことを紹介しよう。
彼女はとても垢抜けていてオーラがある女性だ。
おしゃれで背が高く、もはや  ”0軍” の雰囲気。
ただ誤解しないでほしいのは、その人のまわりにとりまきがいるわけでもなければ高圧的なわけでもない(はず)。だれのこともいじめたりはしていない(はず)。その証拠に、私のまわりのママ友たちは、その人と普通に仲良しだ。その人を悪くいうどころか話題にすらでてこない。

自分でもわかっている。
おそらく彼女からしたら、わたしはアウトオブ眼中だ。それはわたしが、誤解されやすい1人っ子ママだからでも、外見がぶりっ子に思われがちだからでもない(はず)。接点がないからだ。

そこで、なぜあの人のことがこんなに苦手なのか、記憶を辿ってみた。すると、思い出したことがある。

小学校に入学してまだ間もない保護者会のときのこと。下駄箱で、彼女とバチコーンと目があった。卒園式でも飲み会でも同席したことがある。まともに喋ったことはないけど。なので挨拶をした。

さらりと無視された。

無視と思っているのは自分だけかもしれない。
ただ、わたしはそう受け取った。思いかえせば飲み会のときなどに、わざと私にだけ話しかけないようなこともあった。あれは勘違いではないと思った。

それでもね。いつもならうまくやれるんですよ。
だって友達じゃないんだもん。『それではこちらもその距離感で。』となるのに、彼女にはなぜだかそう思えない。かといって、仲良くなりたいわけではない。なんなのこの気持ちは。もう前世でなにかあったとしか思えないんだけど。

そして一番困るのがママ会。
いつもなんやかんや理由をつけて断っている。
そして先ほど、また飲み会の誘いがきてしまった。『そろそろ顔を出すべきなのか』と思っている。家でテキーラでも飲んで、思考回路をショートさせてから赴こうか。それとも、今回もそれらしい理由で断るべきか。

もはや、文に起こすだけでもソワソワする。本当は文字になんてしたくない。向き合いたくない。でも文字にしたら、0.3%くらいは心が整う気がするので書いている。

もっと不思議なことがある。生理がおわるとすっからかんにどうでもよくなるということ。暇なのだろうか。

わたしは、暇なのだろうか。



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