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小1女子。英語学童【Kids Duo】に半年通ってみた

小1の娘がこちらに通いはじめ、半年がたった。
入学したきっかけは、年長時に行ったウィンタースクールがかなり楽しかったということと、小学校併設の学童が、かなりのサバイバルな環境と聞いていたので、バランスをとれたら…と思ったから。

はっきり言わせてもらう。ここは憎らしいほど月謝が高い。週に2日通わせて38000円ほどだ。
たまにママ友などとの話しのながれで「Kids Duoに通わせている」と言うと、”金持ち家族” と思われることが多々ある。しかし、間髪いれずに訂正する。
なぜなら、うちはあくまで『下流の上』家庭だ。
たまに風呂の残り湯でトイレを流すこともあるし、Uber Eatsなんて絶対しない。自動販売機で飲み物も買わないし、食費は月40000円で収めるように心がけている。冬場のエアコンなんてもはや飾りだ。ちなみにインスタグラムにはびこる節約術なんぞ、10年くらい前から実践済み。哀しき現実だ。

そんな妖怪ケチケチおばばのわたしが、Kids Duoに投資をする理由がこちら。ちなみに回し者ではないので、『なんだかなぁ〜』のことも書かせて頂く。



よかったこと

半年で思っていたより発音が上達

にんじんは、「キャロット」ではなく「キャオゥ」。「グッドモーニング」も「グンマーニッ」。これぞ、いつもしつこくやらされているフォニックスとやらの効果なのだろう。フォニックスすごい。

ほかの学校の友達がふえる

気まずくなっても逃げ場のない学校とはちがい、あっさり付き合える他校の友達は心地よいらしい。
また、学年関係なくお互いを呼び捨てで呼ぶフランクさも一人っ子の娘にはあっているみたいだ。

みんなのまえで発言する度胸がつく

娘は心配になるほどの恥ずかしがり屋だった。典型的な黙りこくるタイプ。
しかし、Kids Duoは挙手をさせて発言させる。はじめは『こりゃうちの子のようなタイプは、ストレスでしかないな』と心底心配していた。
ただ、その心配は無用だった。
外人特有のノリが充満した教室のなか、「イィィィヤッホーイ!ワーン、ツ♪」と、目立ちまくってるやつら(先生たち)がいる。あそこで多少の失敗を犯しても、2秒後にはかき消されるだろう。
その結果、娘の辞書から良くも悪くも ”恥じらい”  という文字が消えた。

リスニング力の上達

CanやらWasやら〜ingみたいな決まりは理解していないし、アルファベットの小文字もあやふや状態。ただ、試しに英検5級のリスニングをさせてみたらほぼ正解していた。ちなみに家での英語の勉強は一切していない。それなのに、ある程度の単語を理解しているのはすごい。

外国、外国人への興味がすごい

塾ではないので色々な世間話しをしてくるのか、「スペインってこわいんだよ、だってね〜」や「パリって地下通路あるよ、だってね〜」と、入手してきた情報をひけらかしてくれる。また、「大谷翔平って昔から英語話せたの?Kids Duo?」と、英語を話せる日本人=すべてKids Duo出身という盛大な勘違いをしていてちょっとかわいい。

室長のレベルが高い気がする

子どもの特徴、性格、クセ、欠点などを見極めて、目から鱗の意見をバンバンくれる。親ですら気づかなかったような一面を教えてくれて、熱く討論してくれるのだ。他の室長にかわってもそれは同じだった。

他には通学前に、”英語を話せる子もわりといるので、話せない子は劣等感を感じてやめる子が多い” という話しをよく聞いていたが、今のところその様子はない。英語ペラペラスーパーキッズたちとは部屋が完全に分かれているので、視界に入らないようになっている。それより、劣等感を感じるほど真剣に取り組んでない説が有力。涙


よくないこと
 

やっぱり高い

高すぎる。わたしが夜な夜なマネーフォワードとにらめっこしてるのは、Kids Duoの引き落とし前後が多い。『この月謝代をためて将来の留学の費用にあてたほうがいい』という考えが、わたしの心のなかで見え隠れする昨今である。
英語がすべてじゃない。英語ができない親から金を搾取するビジネスの渦に自ら巻き込まれ、『将来のために』と必死に肯定している自分が、時々情けなくなるときがある。

送迎バスのおじさんが高齢

たまにだが、びっくりするくらいお年を召した方が、送迎バスの運転手をしている。テキパキとしっかりしている方なのだけど、申し訳ないが、できるかぎり自分で送迎をするようにしている。

外遊びがすくない

たまーに近くの公園で英語オンリーのドッヂボールをしたりしているらしいが、基本的には中遊びだ。外遊び好きの子には、ちょっとキツイだろうなぁという印象。


というわけで、今のところ通わせていて良い成果はたくさん見えている。ただ、金が腐る程あったとしても、Kids Duoオンリーで通わせようとは思わない。
ドールハウスを粉々に破壊する高学年や、仲間ハズレはあたりまえの女子たちがいるサバイバルな学童でも、楽しいことは絶対にある。校庭で思いっきり走り回って子供らしくいてほしい。
どちらが心地よいかを選ぶのは娘だ。
なのでわたしは、どんな娘の選択にも「うんうん」とうなずけるように、アリのようにせっせと働き、残った金をかき集めてフットネイルにでも行き、自分を労る生活を続けようと思っている。




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