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槇の会 2024年3月定例

2024年は持ち回りで司会を賜るとのことで、2024年3月10日(日)。
当番、頂きました。
本日は諸事情でお休みの方も多く、それでも8名参加でありがたいと思いました。正直なところ、司会の進行は予定とイレギュラーのすり合わせ。角が立たずに回していく処が難しい。
勉強させて頂きました。

会場は五井だから、いつも小湊鉄道に癒されます。
ここに来ると、正直なところ小旅行。片道およそ3時間です。このまま旅に出たくなるのを毎回、グッと、堪えておりますです、ハイ。

この日は、富士山がよく観えました。

東京湾越しの丹沢山系も映える。
普段はあの山系の反対側に棲息している訳ですが、それだけでも、距離を感じております。
わざわざここまでの文芸集団に属す理由は、先の記述のとおり~🎶

定例のなかで、いかに機関誌を外貨に換えるかという話題がありました。「横浜文芸」がとても巧みで広告を用いたりしているというお話もありました。広告は毒にも薬にもなり、自由を損なう危険があることを乾会長が口にされました。同人の皆様は作品の良し悪しよりも、先ずは勢いや熱量質量を一気に吐き出す「熱さ」が大事です。ジャンルや手法や思惟なんか放り出して、縛られない自由の大空を飛んでいただけたらと思う。
昨日、司会特権で口にしました。
合評でぶつけられる「その作品の厳しい指摘や、手法や技法などに辛口なのは、決してダメ出し追及」をそのまんま受け取らないで。その厳しさの裏返しを感じて欲しい。
ここを忘れると、自分の作品愛ゆえに
「じゃあ、辞めます!」
になっちゃいます。それでは切磋琢磨にならず、同じジャンルだけの秘密結社になってしまう。自分に描けないジャンルを描く人がいるからこそ、そこから発見をできるし、上手な人のテクニックを盗んだりできる。
馴れ合いよりも刺激を……!これこそ、贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。
そして、手法のひとつとして、一旦出来た作品をお蔵に入れて冷却期間を置くのもいい。それを夢酔用語では「醸造」といい「冷却」とも「放置」とも云っているし、「塩漬け」とさえ突き放している。
でも、客観視した校正ができるし
「なんだ、この下手なの書いたの誰だ?」
と自虐や反省も出来るのです。
この点については乾会長も同感で、勢いで書いて、その一気呵成で発表することを一呼吸置くことの大事さを補足頂きました。
現在の槇は、新人賞による新規参加と古参との渦巻く勢いで、面白いバランスにあることが客観視できる。
ゆえにどちらに傾くと
「もう居場所を奪われた」
「別にここにいなくてもいい」
という塩梅で、古参と新規の脱退にもなりかねない。そうならないことが最良だし、最高の状態である。例えるなら、機関誌は看板を「中華一色」や「フレンチ一色」にする必要はない。幕の内だから、好き好きに分かられる読者の手に届けやすいし受け容れられ易いのだ。おっと、こいつは私見。

有意義な時間は、あっという間に通り過ぎるのです。

まだ、間に合いますよ……!