2023年名古屋場所10日目 今日の1番☝️

3関脇のうち2人が黒星でしたが、まだまだ明日から終盤戦、ここからが本当の勝負です。3人とも初日のつもりで頑張ってほしい!!

今日の1番はやはり結びでしょう。
霧島の粘り強さと気持ちの強さにはアゴも外れます。
宇良のスピードある攻めにもうダメかと思うピンチが2回ありました。最初は立ち合い直後、一気に西の土俵俵まで押されましたがうまく左に回り込みます。その後、土俵中央で硬直するも、宇良が頭をくぐるように霧島の胸に押し付け左下手をつかんで正面に向かって押し込みますが、これも土俵俵をつたって左に回り込みます。つかさず宇良は下手を深くつかみ直し、休まず投げに出ます。
霧島は防戦一方でしたが、相撲というのはわからないものです。宇良の下手投げの勢いを使って今度は霧島が上手投げに出ます。そこで勝負を決めることなく休まず今度は霧島が宇良の肩に頭を付けます。
宇良は立ち合いから攻め続けたことで息もあがり、反撃する間もなく霧島の頭に押され、力尽きて寄り切られます。
霧島の新大関の意地と粘り強さで勝ちをもぎ取った、本日1番攻防のある結びの一番でした。土俵を割った後、両者肩と脇を両手で讃え合っている姿も相撲ならでは、美しく感動的です。
今日の霧島の付き人は、花道の奥で我らが霧桜が映ったので、あら?と思ったらなんと!普段付き人をしている勇輝が弓取式を務めているではないですか!花相撲で慣れているのもあり、聡ノ富士に負けず劣らずとても立派な弓取式でした。日頃の地道な活動が陽の目を浴びて嬉しいですね。

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