AI時代に人間らしく生きるコツ、リーダーとして知っておきたい3つのこと
AIやロボットって、これからどんなことができるようになるのでしょうか。
お掃除ロボットはもはや当たり前、
料理も、材料を入れるだけで完成する、魔法のような調理器具が登場しています。
また、自動運転車も日々進化しています。
この便利な時代になったことは嬉しいのですが、
一方で、
「わたしたちがこれまで行ってきたことは無意味だったのではないか?」
とか、
「これからもAIやロボットに任せっぱなしでいいのか?」と、
少し立ち止まって考えてみたくなりました。
そこで、今回は、AI時代に大切にしたいことについて、心理学的な観点から考えてみたいと思います。
AIやロボットが導入される時代にも、リーダーには様々な判断が求められると思います。この記事が何かの参考になれば幸いです。
人間らしい「気持ちのやり取り」
まず初めに、人間らしい「気持ちのやり取り」がある行為について考えてみます。
食事を例にとって考えてみましょう。
家族が作る料理は、単に空腹を満たすだけではありません。
家族がわたしたちのために心を込めて作ってくれることで、その愛情や思いやりを感じながらいただいています。
ホットクックやヘルシオなどのような優れた電子調理器は、材料をセットするだけで美味しい料理を提供してくれますが、人間らしい「気持ちのやり取り」は存在しません。
ホットクックやヘルシオは単なる作業なのですよね。
家族が料理を作って、それをいただくことは、気持ちを伝えるツールとなっているのです。
料理を作る行為は、愛情の表現であり、大切にされていると感じさせます。
わたしたちは、他人から大切にされることで、自尊心や自己肯定感を高めます。
また、人間らしい「気持ちのやり取り」を通じて、深い信頼関係や、親密な関係を築いていくことができ、わたしたちの人生を豊かにしてくれています。
やること自体に喜びを感じること
AIによるイラスト作成が普及しています。
単に単語を入力するだけで、それが絵になるのは驚きですよね。
しかし、いくらAIが絵を描いてくれるとしても、絵を描くこと自体を楽しむ人にとっては、その行為をAIに任せることはできません。
料理を作ること、楽器を演奏すること、習字を書くこと、外国語を話すこと
これらは、
それぞれの活動を愛する人々にとって、その行為自体が喜びです。
自分を表現し、得意なことや好きなことで認められることは、
人の心が健全に成長するためには不可欠なものです。
また、これらの活動で、努力や挫折を経験することもできます。
そして、仲間を作り、憧れる人を見つけることは、私たちに生きる勇気を与えます。
AIやロボットがいくら進化しても、やること自体に喜びを感じる活動は、
自信をもって楽しみたいです。
修行や修練に必要なこと
便利さだけが全てではありません。
最後に、重要なことを一つ、忘れてはいけないことに気が付きました。
例えば、お坊さんにとって日常の雑事、掃除や食事の準備などは、
修行の一部とされています。
生活の中でのこれらの日常的な業務は、
単なる作業ではなく、その行為自体に深い意味があるのです。
このような修行や修練においては、AIやロボットの介入はあり得ません。
日常生活の中での雑事や身の回りの世話を自分自身で行うことには、
精神的な成長や自己洗練の大きな価値があります。
便利な道具に頼ることも大切ですが、自分で行うことの意味も見失わないようにしたいですね。
まとめ;
AI時代に大切にしたいことを、3つのポイントにまとめてお話ししました。
・人間らしい「気持ちのやり取り」
・やること自体に喜びを感じること
・修行や修練に必要なこと
これらは、わたしたちが生きていく上での心の土台となる重要な要素です。
テクノロジーは私たちの生活を支え、豊かにするものですが、
心のつながりや自己表現、そして自己成長の旅には、人間の手が不可欠です。
人間らしい温かさや思いやりをこれからも大切にしていきたいですね。
この記事を通じて、新しい視点や感じるものがあれば幸いです。
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