三井住友信託銀行は育児休業から早期に復帰した女性社員に限定した支援制度を始めた。子が1歳未満のうちに職場に戻った人を対象に、家事代行や食事・食材の宅配サービスなどに使えるポイントを月5万円分支給する。記事を要約すると共に所感を述べたい。

• 出産直後に育児などの負担が特に女性に集中することを考慮し重点的に援助を厚くした。

• 早期復職に焦点を当てて給付を設ける例は全国でも珍しいという。

• 5万円のポイントはベビーシッターや病児保育、延長保育などを含め会社が定めたサービスに利用できる。

• 支給の期間は1年間とした。

• 早くに復帰した方がその後のキャリア形成を描きやすく、会社側にとっても利点があるとして制度の導入を決めた。

三井住友信託の育休からの復帰支援制度は1年間に渡って、月額50,000円分のポイントを支給、合計600,000円分のポイントを支給される訳だが、まだまだジェンダーの差を感じて残念だ。
本制度は女性にしか適用されない。男性の育休取得率を政府は2025年までに50%を掲げる。三井住友信託のこの制度は、ここに拍車をかけれるのにも関わらず、適用範囲に男性が除外されたことは遺憾である。三井住友信託だけで無く、こういった制度は増えてほしいが、その際は男女関係無しの制度であることを願う。