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2023/01/09の日経を読んで

日米両政府は宇宙空間を米国の対日防衛義務の対象と確認する最終調整に入った。米国は日米安全保障条約5条に基づき日本が運用する人工衛星などを防護する。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 11日にワシントンで開く外務・防衛担当閣僚協議で発表する共同文書に盛り込むことを目指す

  • 他国から攻撃を受ければ日米が武力を用いて対抗する姿勢を明確にし、抑止力に繋げる

  • 2019年の2プラス2では陸海空に加え、サイバー空間にも適用すると確かめたが、今回は宇宙も対象になる

  • 宇宙空間を重視する背景には各国が軍事利用の動きを活発にしていることがある。中国ロシアは宇宙での軍事的優位性を確保するために他国の宇宙利用を妨げる能力を高めている

  • 台湾有事を睨んだ日本の防衛力強化も衛生が不可欠となる

  • 多数の小型衛星を連動する観測網「衛星コンステレーション」でも日米協力を見込み、極超音速兵器の探知追尾に活用させる計画である

2プラス2は米国との連携には必要不可欠である

宇宙空間を制するものは軍事を制すると近年では言われている。こうして2プラス2で宇宙空間における対日防衛義務が明記されることは非常に有意義である。戦争の幅は広がっており、ロシアウクライナ戦争でもイーロンマスク氏のスペースX社がウクライナ側に衛星を介して得た情報を提供したのは有名なエピソードである。日本も空自が航空宇宙自衛隊になるという。宇宙防衛の存在感はますます高まりそうである。

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