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2024/03/11の日経新聞を読んで

住友商事は2025年4月に入社する新卒学生の採用面接から、学生が面接官を評価する制度を導入する。経営や企業風土への理解が深まったかなど約10項目を5段階で評価してもらう。言葉遣いなど改善点があれば、面接官を指導する。人手不足で学生の売り手市場が強まっている。面接官の質を高めて、優秀な人材を確保する。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 就職活動で学生が面接官を評価する制度は珍しい。面接官の評価は1次から最終までの全ての面接で実施する。

  • 面接後に面接の雰囲気が良かったかや満足度が高かったかなどを匿名で評価してもらう。

  • 結果は人事担当者が集計し、次回の面接の改善などに活用する。

  • 住商が面接官の評価制度を導入するのは、面接内容が企業のイメージに大きな影響を与えるためだ。

  • 住商は面接を企業風土の理解を深める場にもしており、面接時に学生から質問をするように促している。

  • 就職情報大手のマイナビが3月1~3日に実施した調査では、25年卒の学生の内々定取得率は34.3%と、前年同期比16.2ポイント増えた。

総合商社の一角である住友商事が始めたこの取り組みは非常にユニークで面白い。そして、早速今年の面接で、面接官が評価されるそうだ。どのタイミングで、学生が、この面接官評価を行うのか気になるところ。おそらく、面接後速やかに、行うのだろうが、学生は萎縮してしまうのではないだろうか?たとえ圧迫面接を受けたとしても、天下の住友商事から内々定を頂けるのであれば、面接官の評価を高くしてしまうのではなかろうか?この面接官評価は選考には一切関係ないということを大々的に示すべきだろう。(日経の記事にはそのようなことは記載されていなかったので、匿名とはいえ、選考に関係しているのかもしれないが、、、)私も就活時代は就活の口コミサイトをブクマして頻繁に見ていた。面接内容が企業イメージに繋がると考える就活生も多いだろう。住友商事のこのユニークな制度は学生にどう映るのか、興味深い。

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