【QGIS:ラスタ化】ベクタからラスタに変換

前にラスタ形式からベクタ形式へと変換する記事を書きました。
今回はその逆で、ベクタ形式からラスタ形式へと変換を行います。
最初に言っておくと、エラーが頻発して個人的にはやりにくかったです。今でもエラーが出る時があり、エラー内容について理解しきれていない部分もありますので、この記事もすべてのケースに適用できるかは自信がないので、参考程度に見てください。

対象とするベクタのデータ整理

レイヤの属性テーブルを見て、ラスタとして反映させてたい分類は数値に変換しておく必要があります。
この作業は、プロセシングツールボックスにおける「リファクタリング」の機能で変更できます。
リファクタリングを開いて、データ型をプルダウンメニューから数値に変換できます。

今回は、属性1の分類(土壌)をラスタに反映させたいので、属性1のデータ型を整数(64 bit)へと変更しました。


ラスタ化

ベクタを整理したら、ラスタ化に移ります。
ラスタ→変換→「ベクタをラスタ化」を選択

すると以下のような画面に。

入力レイヤには、先ほどデータ型を数値に変換したレイヤを選択します。
焼き込む値の属性の部分に、反映させたいベクタの分類の列を選択します。
出力ラスタサイズの単位は今回は「ピクセル」を選択しました。
「水平方向の解像度」・「鉛直方向の解像度」における数値を入力することで、ラスタ化した際の画像の解像度(グリッド?)を調整できます。今回はどちらも1000にしてあります。この数値が上がるだけ解像度も上がるので、だましだましで値を調整しました。
出力領域は、入力レイヤと同じ領域を選択するといいと思います。右のプルダウンメニューから選択できるはずです。

ここまで来たら実行します。
エラーが出なければ、対象のベクタが反映されたラスタ形式のレイヤができるはずです。

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