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独占は悪なのか?

独占は悪なのか?

経済学の有名な命題に、「自由主義市場では企業の利潤はゼロになる」というのがあります。

対偶を取ると、「市場が自由でなければ利潤はゼロにならない」となります。

利益が出なければ、企業は倒産しますので、結果的に独占は悪ではない、となります。

ただ、やはり公正で自由な市場が効率的なのは、そうなのでしょう。

独占が過ぎると、消費者の利益を損ねたり、腐敗、やる気のなさに繋がっていきそうです。

とすると、程度の問題ではないか?ということです。

企業は社員を養っていかなければならないので、ある程度の独占は犯罪でもなんでもなく、企業として、当たり前の行動です。

で、民主主義国で絶対悪とされるのは、国家です。

ロック以来、国家は最も危険な悪とされています。

国家はヤクザなんかよりもはるかに悪い事をする・・・・。

であるから、国民は絶えず国家を監視しなければならない。

だから、近代国家では、国家権力を。立法、行政、司法の3つに引き裂いているのです。

ですから、国家権力が発動されるためには、基準が明確でなければならないのは当たり前です。

どおいう場合に独占禁止法に抵触するのか?

市場を95%以上支配していたら独占に当たるとか。

契約は自由なのですが、行き過ぎはないか?行き過ぎの基準とは?

数字で、きちんとした基準がなければ、政府とくに役人が気に入らないからと言って、民間企業を痛めつけるようなことはあってはならないし、そおいう事をした役人は犯罪者なので、株価が急落した場合は、その民間企業は損害額を役人に請求するべきなのです。

国家に比べて、民間企業とは弱いものなのです。国家というのは、最強の独占企業なので、なるべく分けておいた方がいいのです。

警法でも、何が犯罪に当たるのか?何が証拠として裁判が行われるのか?きちんと明文化されていなければ、そんな国いられません。




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