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【ミリアニ感想】10年の歴史を感じました

ミリアニの第三幕を見てきました。
感想は最後まで見てから書こうと決めてはいたのですが、想像以上に涙止まらん状態になって帰ってきたのでさっさと書いてしまおうと思います。
どのお話が何話だったかはあまり覚えていないので、幕ごとにまとめて書きます。
第一幕は結構記憶があやふやなので、テレビ版を見てまた書き直すかも。
書き上げた後に追記してますが本当にただの感想になりました。


第一幕

ミリアニの公開前って結構出来を心配する声が多かったですよね。
まあミリPが待たされた年月を考えるとそうなるのも仕方がないというか、自分自身も聞いたことない制作スタジオに若干違和感を感じるCGというところに不安はあったので、過度な期待をせずに見に行ったのが第一幕でした。
一応公開日翌日の土曜日に見に行ったので間違いなく早い方でしたが、映画館の入りは半分くらいだったかな…。

ですが、一話の半分くらいで見る前に抱えていた不安は消えていたように思います。
アニメーションが凄く自然だったのがよかったですし、ASライブと未来と静香から始まるというのがまさしくミリオンライブだったのでちゃんと仕事してそうなのはすぐにわかりましたよね。

前述の通り、未来と静香がASのライブに行くところからお話は始まったのですが、ASが歌ったToP!!!!!!!!!!!!!のライブでいきなり涙が出てきました(早い)
アイドルの皆が凄く輝いて見えるライブ映像だったので、未来と静香と全く同じ気持ちでライブを見れていたと思います。
それに、これと同じクオリティでミリオンのライブシーンも観れるんだと思うとじーんとくるものがありましたね。

ここで確か未来が源Pに声かけられて(あやふやポイント)、ミリオンライブのオーディションにしずみらで挑む流れになったと思うのですが、クソほど予告で見た夜の公園のシーン、ジャングルジムから静香に手を差し出す未来を見て、やっぱりミリオンライブの物語の軸はこの二人というのが公式なんだなあと感慨深くなりました。
ライブの軸は信号機なんですけど、ミリアニ然りこの2人の凸凹コンビぶりが一本軸になっていることが多い印象です。

そしてオーディション本番ですが、静香の一生懸命な姿に泣きました。(2度目)
やっぱり静香の抱えている感情って凄く生々しいですよね。
アイドルになりたいという理想と父に認められていないという現実の板挟みに苦しむ姿は多くの人が共感できるものだと思います。
オーディションで上手く歌って踊れない姿は静香も一人の人間なんだということをわからせてくれましたし、未来と翼(いましたよね?)の後押しに励まされてとんでも歌唱力を披露する姿は尊かったです。
あのシーンの歌ちゃんと全部新録だそうですが、本気の静香の歌シンプルにえぐかったですよね?
ミリオンの中で総合的に見て一番歌が上手いのってちゃんところあずだと思うんですよね…。

そこから見事オーディションに合格し、ミリオンの他のメンバーが次々と出てくるパートに入っていったはず。
特に印象的だったのはあかねちゃんとロコです。
あかねちゃんはうざくて可愛くて、ちゃんと一線は超えないいい子なのがちゃんと伝わる塩梅なのがうまい脚本になっているなと。
あの量のグッズをどうやって独断発注したんやとは思いましたがw
ロコは道端に現代アート(?)を作って、雨の日は守るために周りを巻き込むという事実だけを書くとヤバいことやってましたが、動くと想像以上に可愛い選手権第一位でした。

後印象的だったシーンは夜の屋上でこれからのミリオンライブについて語るシーンでしょうか。
挿入曲のレジェンドガールが示唆的すぎて熱かったです。
まつりちゃんが工事のおっさんたちと仲良くしているシーンも好感度高くてよかったです。

この後、未来がライブをやりたい!、シアター前の広場でやるんだ(ドン!)から話が勝手に大きくなって桃子が怒ったんでしたっけ。
若干損な役回りだなとは思いましたが、円満に解決したしあまり引きずらなかったのでお話のアクセントとしてはよかったのかなと思います。
で、ライブまではいかずにおしまいと。

CGにしろ脚本にしろかなり丁寧な作りと、最終話に向けての盛り上がりを期待させる内容に仕上がっていて、結構いい感じにできているのでは?と思える第一幕でした。
界隈全体的にも好評でしたし、第一幕の後はTwitter(X)のおすすめにやたらミリオン関連のツイート(ポスト)が流れてきました。

源PことミリPですが、アイドルたちの兄って感じの印象を持つ男でしたね。
第三幕まで印象は変わらなかったと思います。
余談ですがシャニPは女子高で生徒にいじられる新人男教師みたいな感じになるのではと予想しています…笑

第二幕

第一幕でぶちあがった期待を抱えて見に行った第二幕でしたが、ここの出来で第三幕がどうかを占えるだろうと思っていました。
1クールアニメでよくあるパターンとして、5,6話くらいから旧失速して最終話はわけわからんみたいなのが結構多いので、8話までが面白ければ最終話も面白いだろうという持論があります。
結論としては、流石に第一幕よりはちょっと落ちるが6~8話のお話の役割的に考えて十分に及第点だろう、第三幕はちゃんと期待できるぞという感想でした。

まず初めは青空ライブの準備から始まりました。
寝袋で寝るアイドル達に初めは笑いましたが、寝袋をサナギに見たてて、これから蝶へ羽化することを連想させているんだと気づいた時には上手すぎてうなってしまいました。

青空ライブの本番は、地元の夏祭りみたいなイベントでしたね。
全体的にほほえましい光景があちこちで見える中で、美也と麗華にいじめられるあかねちゃん、あかねちゃんがまともな人であることがばれてしまった瞬間でした…。

ライブの細かいところは記憶が飛んでいるんですが、最後の「ありがとう」アコースティックバージョンがエモすぎて涙が止まりませんでしたね。
アコギと歌だけという演出が、今の私たちのありったけの「ありがとう」なんだというメッセージだと受け取りました。
本当に大切な曲ですね…。
そして紬と歌織がついに出てきました。

紬のお当番回は可愛いんだ!と南さんが言っているのは聞いていたのでどんなもんなんだろうと思っていましたが、本当に可愛かったですね。
寮はあるもんだという勘違いは地方出身者は確かにありそうですよね…。
地方の方がコミュニティが狭い分色々と手厚くなりがちな印象なので。
未来と一緒に寝ているシーンは若干CGの悪いところが出ていたような。
手書きだったら髪型とかもっと細かく変わったりしそうでした。
歌織さんは歌が上手なのを強調していたのが印象には残っていますが、それ以上に寝起きが弱すぎるのが印象的でした笑

この後から、ミリオンスターズをteam1から8までに分けてそれぞれでデビューをしていくという、ある意味中だるみ期間ともとられるパートに突入していくわけですが、またある意味でこのあたりが一番好き放題なお話が多くて面白かったです笑
自分はグリマスを知らないPなのですが、それでもミリシタの雰囲気が一番反映されているのでは?と感じました。

海でSASUKEみたいなアスレチック大会をしている回は肌色が多くてよかったですね!笑
普通に一番ツッコミどころが多くてツッコミきれなかったです。
ネットの実況版とかではこういう回が一番人気が出る印象です。
チュパカブラは本当に頭おかしい生き物でしたね(誉め言葉)
いかだを作るシーンはハイスペックアイドル過ぎて草でした。
崖を上るシーンは今思えばチュパカブラの歌詞?とも思いましたが、普通に危なそうでもやっとしながら見ている人が一番多そうな印象でした。
でも海美ちゃんのアクションシーンが全体的にクソほど素晴らしかったので概ね満足でした。

遊園地?回はちょっとアイドル達がかわいそうでしたけど、このみさんがひたすら素敵な回だったのでこれもよかったで終わりましたね。
ステージの穴が場面によって塞がってたり空いてたり、何がトリガーで変わっているのかよくわからなかったんですが理解できたPいますか?

改めて振り返ってみると、できるだけ全員の活躍機会を与えるためのチーム分け回だったという印象です。
でもこれをやったおかげで1クールアニメとして成立させながら39人+12人を登場させられたのではと思います。

ちなみにですが、第二幕も公開日の翌日土曜日の同じ時間に見に行きましたが、第一幕より入りが良くなっていました。
6~7割くらいは席が埋まってたかな?

第三幕

第三幕も公開翌日の土曜日の同じ時間に見に行きました。
また第二幕より人が増えて、ほぼ座席は埋まっていたように思います。
冒頭でも当日の感想書いていますが、いい意味で期待通り、たまに憎い演出を交えてこちらの感情を揺さぶってくれました。
第三幕はまだ見たばかりで大体何話かわかるので話ごとに書きますね。

9話はteam8がAS組の函館公演のサポートでついていく話でした。
新旧信号機がそれぞれ1 on 1で会話するシーンと、かおつむと途中参加組お姉さんが会話するシーンはエモかったですね。
中でも印象的だったのは美希と翼のシーンでした。
ぼーとしているようでアイドル活動に誰より真剣なのが美希のいいところですし、翼に足りない必死さに気づかせてくれるのは良い先輩でした。
あと春香と未来の二人を見ていると、アイマスの赤ってやっぱりこれだよな~と解釈一致してジーンと来てしまいました。

10話は千早のリサイタルに静香志保星梨花の3人が参加するお話で、アイマスの青に関するお話だったと思います。
お父さんを失った家族やその他いろいろなお客さんの様子を見て、何のためにアイドル活動を頑張っているのかに気づいた静香とそれを認めた静香父の解決編が見れて安心したのは言わずもがなですが、とにかく静香の独唱がよかった回でした。
「gift sign」って新曲ですよね?
確かに前を向いている歌詞に泣かされましたね…。
あとやっぱり歌うまい。
アイマスの青って信号機の3色の中でも技量的なところに求められるものが大きくて大変ですけど、ころあずはようやっとる…。

11話はこけら落とし準備であってますか?
この辺から最終話の境目がよく覚えてないです。
ぴょんさんがTwitterで言ってましたが、未来はじゃんけんで連敗したくらいで特に曇ることなく、最後まで明るく元気だったのが愛しかったです。

12話は怒涛のライブパートで全部拾いきれないんですが、とりあえずチーム曲見披露のところをしっかり回収してくれたのは嬉しかったです。
他印象的だったシーンを書いていきます。

センチメンタルビーナスは始まった時に隣のオタクが「ガタッ」て音がしそうなリアクションしてたんですが、機材が意味深にビリビリしている中でこれが始まると2ndライブのトラブルを思い出しますよね。
それやるんだってにやりとしてしまいました。
曲中の源Pの馬鹿みたいに入念なフラグ建築はね、戦犯でありMVPでありって感じでめちゃくちゃニヤニヤしながら見てたと思います。
絶対ノリノリでアフレコしてましたよね。

で、案の定機材トラブルでライブが止まって、例のシーンが完全再現され、次の曲が紬の瑠璃色金魚だったのがまた印象的でした。
場を持っていく圧倒的な存在感がとてもかっこよかったですし、2ndライブ時点では絶対にありえない光景ですよね。
その後歌織のハミングバードに続いていく様は5thライブにタイムスリップしたようでした。

team8の新曲は普通に王道で来ると思っていたんですが、グリマスまでのミリオンライブじゃ絶対になさそうな曲がきてびっくりしました。
こけら落とし公演なのに、10年分の想いを背負ったような曲だなと感じました。
あと、演者が客席にこれる現場って最高ですね。

結果としてライブが大成功で終わって、俺たちの戦いはこれからだ!エンドとなりましたが、ライブで大盛り上がりでただただ明るく終わるのが自分はすごく好きでした。

あと、今回のクラップを聞いていると、武道館でオタクを煽りながらクラップ収録しているわかちこの幻影がずっとちらついて笑ってしまいました。

全編通しての感想

ミリオンライブとはを説明して、39人に出番を与えて、しっかりライブやってを全てこなしながら12話にきっちりおさめる構成凄すぎですよね?
Twitterで感想見ていて、ミリアニは新約ミリオンライブだと言っている方がいましたがすごくしっくりきました。
立ち上げのころに作ったミリオンライブをそのまま表現したのがゲッサンの漫画版だと思うのですが、今回のアニメはちゃんと10年分の思い出を背負っているように感じました。
かおつむが初めの方からいたし、センチメンタルビーナスの思い出があって、明らかにデビューアイドルが歌わないような曲が混じっていたり。
チュパカブラもですね笑
アニメ化まで10年かかったミリオンライブですが、10周年の今だからこそ見れたものが多すぎて、また10周年を盛り上げる最高の燃料になっている状況を見るとめちゃくちゃポジれるアニメ化ということで終わりそうで本当によかったなと思います。

act3以降のライブで何をやるのか若干の不安がありましたが、大体全容が見えてきた気がしますし、新曲見れるのが嬉しくて楽しみになってきました。
チケットとっててよかったです。

まだ結構書き足りない要素が多い気がしているので、テレビ版で見たらまた追記しに来ます。
ひとまずは関係者の皆様はお疲れ様でした。
そして最高のアニメ化をありがとうございました!

以上です。

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