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「ギフ寺で一体、何が起きていたのか」〜20日のセミナーの準備〜

火曜日から講義が始まった。ギフテッド教育界隈が(この言葉に違和感を感じるが)ざわついている。文科省が「特異な才能のある児童生徒」を十分に吟味せずに使って拡散した余波。

支援は,そうは簡単ではない。なかなか子どもたちは,大人が思うようにいかないよ。

20日には小学館のセミナーがある後半はボスと副住職とのディスカッション。前段に「ギフ寺で一体、何が起きていたのか」をテーマに20分ほど語らなければならない。

◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
ギフ寺のモデルとなると北大の土曜教室。前半が勉強,後半が自由時間。
子ども一人にスタッが複数配置する贅沢な教育臨床。
ほんとじじいによる片手間の営み,そこで私的教育施設をイメージしてギフテッドの寺子屋にした。

ギフ寺をスタートした頃
なんとか勉強をさせなければ・・・少しでも
勉強を押し付ければ,子どもたちの表情が暗くなる
子どもの関係もギスギスしていった

才能があるのだから伸ばさなくては
🚀の影響もあり突き抜けさせなくては
そんな言葉に縛られていた。きっと保護者も同じだよな。

コロナで休んだ期間はzoomでやり取りをしていた。
再開した時には,勉強も手をつけなくなってしまった。

学校でないからと自分に言い聞かせていた(笑)でも保護者は勉強してほしかったろうな。気持ちはわかる。

小僧に言わせると「もっと広い意味で学んでいる」と。
それぞれがやりたい活動を持ってきて時間を使うようになっていった。
ぶつかり合いながらも,笑顔で楽しんでいるからいいかと思うことに。
いつの間にかまったり過ごすようになっていった。

大人の指図通りに動けるなら,ギフ寺には来ない。
自由と安らぎを求めてギフ寺にきている・・・。
そこから様々なものが生まれてきた・・・。

成果を出す必要がないからじっくり待てたのかもしれない

【ご案内】1/20オンライン講座「ギフテッド当事者の『声』から、支援ニーズを考える」https://kyoiku.sho.jp/272026/
お申し込みご希望の場合は、 senseiseminar@shogakukan.co.jp までメールで
【プログラム予定】
19:00~19:05:趣旨説明、スケジュール説明
19:05~19:20:DVD「私たちの秘密基地~ギフ寺が問いかけるもの」部分上映
19:20~19:40:小泉雅彦先生 講座 「ギフ寺で一体、何が起きていたのか」
19:40~20:00:室橋春光先生 講座 「当事者の声に基づいた臨床研究とその成果」
20:00~21:00:鼎談 室橋春光先生 × 小泉雅彦先生 × うつむくくん ×やみふねくん    

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