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油彩画(鐘楼から見た初夏のヴェネチア風景)                 

                   鐘楼から見た初夏のヴェネチア風景 F50

 サン・マルコ広場の鐘楼から見たヴェネチアの景色。           この絵は、私としては二枚目の大型の風景画で、F50号は117×91センチの大きさになる。これを描くとき、絵画教室の戸部善晴先生(日展会友、元日洋会評議員)から、下塗りの大切さを繰り返し教えていただいた。    で、海の緑色の下には5回、6回と下塗りした赤や黄色、青色が隠れている。完成時には消えてしまうこれらの色が緑色を下から支えている。こうして、左側の建造物群の総重量に負けないだけの、重量感ある海を描くことが出来た。下塗りか、う~ん、やっぱりプロは言うことが違うなぁと思った。      
 戸部先生にはその他色々、大きな絵を描くにあたっての工夫や留意点を教えていただいた。その後、100号の絵を何枚か描いたが、その原点にはこの絵がある。
 


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