生乾き臭

この時期は外出すると人の多い場所、とりわけ電車内などは生乾き臭が広がり常に電車内が臭いと感じる人が多いのではないだろうか。

ただこの「生乾き臭」という呼称が問題で
梅雨の時期など天気の悪い日に洗濯物が乾ききる前に取り込んでしまったり、夜間から朝にかけて洗濯物を干したりした時に発生すると思われがちだ。
ただ実際のところカンカン照りの日に干して1時間足らずでカラカラに乾いた服を着ても少し汗をかくと同じ匂いが発生したりする
しかも何回洗ってもその臭いは消えず、バスタオルがそうなるともう手に負えない、風呂上がりにさっぱりしたところで死んだバスタオルで服と体がその臭いに汚染されるのだ。
一度死んだ洗濯物は強い洗剤で洗おうがオキシ漬けしようがすぐに乾かそうがもう臭いが消えることはない。

生乾き臭?すぐ乾かしても臭いがするなら違うんじゃないのかいと僕は思った、調べるとモラクセラ菌という菌が悪さをしているらしく
死滅する温度を見ると80度に10分近く熱するとほぼ死滅するらしい
そうなのだ、お湯につければいいのだ、熱湯である必要はない
いくら洗っても臭いの消えないバスタオルとTシャツを
温度は正確に測ってはいないがバランス釜のMAX水温で多分80度くらいのお湯に無造作に洗濯物を漬けて5分くらい放置してから適当に脱水して干したら見事に臭いが消えた。

この現象はモラクセラ菌の蓄積で起こることだと認識しているが
何故か買ったばかりのTシャツなどでも稀に起こる事があり、条件がよくわからない。

皆さんの洗濯ライフの一助になれば。

※ただし綿素材に限ります、他の素材は水温に耐えられないと思います。
綿の洗濯表示も40度上限になっていますが菌を殺すのが目的ですので5分とか3分とか漬けるだけでも十分死滅します。
今のところTシャツなどに大きな変化はなし。

色落ちもするので必ず色物などは分けましょう。

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