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休学という選択肢もあるよ、というお話

こんばんは。皆様お変わりありませんか?初代じーおです。
今日は「休学」について僕が知ってることをシェアしたいと思います。

僕は自称休学のプロです。
実績としましては、2019年度春学期・秋学期、2020年度春学期の計3学期間休学しました。

2020年度秋学期もコロナ環境が予想される中、休学を実際に経験した僕にしか書けないこともあるかなぁと思って、引退したのに出てきちゃいました。許してね。

なお、退学の経験はございませんのでご了承ください。またいつか退学することがありましたら改めて記事を書きますね。

この記事は早稲田大学に在籍している僕が、早稲田大学に在籍している人のために書きますが、他大学の人も本質は同じなので参考にしてもらえると幸いです。


休学という制度

まずは休学とはなんぞや、というところから始めましょう。
休学とは、文字通り「大学を休む」ことを復学を前提に大学に認めてもらう制度であり、全学生に平等に与えられらた権利です。
願い出た学期は必修含め、全ての履修を入れる必要がなくなります。
留年とはまた別だと思ってください。

学部・学科によって条件は微妙に違いますが、大筋としては

・2ヶ月以上授業に出ることができない 
・正当な理由である

この2点を満たす場合、学部に対して「休学」を願い出ることができます。

正当な理由の例としては、病気・経済的理由・ワーキングホリデーなどがあげられます。例えばですが、「1ヶ月間の治療が必要と書かれた、うつ病の診断書」では2ヶ月以上授業に出ることができないわけではないので、原則休学できません。起業やバックパッカーも「正当な理由」だとは原則的には認められません。厳しい。

まずは条件確認のために、「早稲田 所属学部 休学」で検索してみてください。
例として文キャンのリンクです。

休学のメリット

・学校にいかなくても良い
休学するのですから当たり前のことかもしれませんが、これが1番のメリットです。申請した「正当な理由」に基づいて、時間をたっぷりと使えます。時間の使い方はあなた次第。

・1学期につき約5万円の在籍料で済む。
仮に休学申請せずに学校にいかなければ「留年」になりますので、授業料を収める必要があります。一方、休学は期日までに申請すると在籍料の支払いのみで済みます。「今年は学校行かないもん」と決めているなら休学した方が経済的に合理です。

休学のデメリット

・卒業が休学したぶん遅れる
あなたが従来の日本型の企業にサラリーマンとして入社し、定年まで働き続けるつもりであるならば、定年間際の年収が比較的高いであろうキャリア分の賃金がいただけません。

僕的には40年後の社会が「そう」であることに懐疑的です。上級生は『LIFE SHIFT』を既に読んだ方も多いんじゃないでしょうか。僕は人生を見つめ直すきっかけになりました。まだの人はぜひ読んでみてくだい。


・奨学金の休止
日本学生支援機構の奨学金の場合、休学すると奨学金は休止されます。休止なので復学後は再開されます。詳しくはこちら。その他の奨学金については個別に調べてみてください。

・友達が先に卒業しちゃう
これはちょっと寂しいです。だからって縁が切れるわけでもないし、なんなら先に社会に出る苦難や就活のコツなんかを聞けるので得なこともあったりします。


僕自身の話

ここまでは誰にでも書けます。ググれば出てきます。Googleすごい。ここからは少しだけ僕が感じたことを話そうと思います。

僕が休学した理由、ちょっとだけセンシティブなので秘密です。ごめん。でも、学部が掲げる「正当な理由」の中の一つで休学しました。

僕自身、休学をして本当に良かったと思います。「理由」に対して真剣に取り組むことができたし、ある程度の結果も出ました。

当初の予定では2019年の春・秋学期だけの予定でしたが、2020年春学期を休学し、秋学期も引き続き休学する予定です。

コロナ環境である2020年春学期を迎える前に休学を決めたわけですが、その判断理由としては、
・コロナでオンライン授業が確定し、思ったようなキャンパスライフを送れないだろうという予見
・「正当な理由」がある
・僕の「目的」のために休学が有効な「手段」であると実感した
などが挙げられます。

よし!皆さんも休学しよう!いいこと尽くし!

っていう記事ではないです。休学をして思ったのは、休学にも「向き、不向き」があるな、ということです。

■休学に向いている人
・時間とお金の使い方が上手い
・目的がはっきりしている
・長期的な目線で物事をとらえられる
・自責で生きている

■休学に向いていない人
・上記の逆

他の例だと、浪人が向いてる人と向いていない人も同じような傾向にあると思います。

休学が向いているのは、自分の「目的」を設定して、それにうまくアプローチできる人。休学はあくまで手段。自己の「目的」のためにお金を節約しながら半年以上の時間を確保することができます。その「目的」は病気の治療でもインターンでも、大学に「正当な理由だ」と認めさせればなんでもいいです。虚偽の申請はダメですよ。

時間とお金には「浪費・消費・投資」の3種類の使い方があると言われています。
詳しくはまた次回以降noteを書けたらな、と思うんですが、めちゃくちゃ大事な考え方だと思っています。休学して得た時間とお金を浪費ではなく投資に使えるかが勝負の分かれ目です。

休学するための具体的な流れ

1.自己分析
自身の目的と目標を設定し、そのための手段を検討する。それが休学なら休学、通うなら通う、真剣に考えた結果なら退学だっていい。以下は休学を選択したと仮定します。

2.学費負担者に相談
学費を負担してくれている人に相談しましょう。休学の同意が得られないなら諦めるか自分が学費負担者になるかです。

3.期日までに必要書類を完成、提出
休学に必要な書類は学部によって異なりますので自分の学部のHPを見てください。特に重要なのが先生との面談です。例えば文キャンは書類を学部事務所に提出後に面談を行いますが、教育学部は自分で担当の先生にアポを取り、面談後事務所に書類提出という流れになっています。よーーーーく学部HPを見て確認してください。わからないことは所属学部事務所に聞くと丁寧に教えてくれます。学部固有の手続きに関してはじーおには聞かないでください。面談の先生は基本的にめっちゃ優しいよ。

4.教授会の承認を待つ
教授会で提出書類と面談の結果を鑑みてあなたの休学の可否が決定されます。無事承認されると休学許可通知が学生本人と保証人宛にそれぞれ届きます。

5.所定の金額の納付
4年生の秋には校友会費という名目で4万円ほどプラスで払う必要がありますが、基本は半期につき5万円の在籍料と、学生健康互助会費の1500円が請求されます。設定した口座からの自動引き落としか、それができなかった場合は払込用紙による銀行振込です。


最後に

まずは、自分がどうなりたいか、どうしたいのかを決める。そしてその自分の目的を達成するための手段を考え抜きましょう。その手段の選択肢の一つとして「休学」が存在しています。コロナでオンライン授業だから休学したらいい、みたいな安易な提案はしませんし、できません。あなたの人生です。コロナのせいにする、学校のせいにするのはもうやめましょう。コロナが明日いきなり収束し、大学生の大事な日常が取りもどされることはまずありえないですが、あなた自身は明日からちょっとでも変われる気がしませんか?

ここまで読んでくれてありがとうございました。感想、ご意見、シェア、質問、お待ちしています。

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