見出し画像

バスケットボールの身体の使い方について

私は中高は陸上に青春をささげていましたが、小学校時代はミニバスケットボールクラブで、3年生から6年生まで、生活の全てをバスケットボールにささげていました。今でもバスケットは大好きでストレスがたまったときにはリングのある公園にボールを持って行ってひたすら一人でシュートを打ち続けてストレス発散したりします。走ることでもすっきりはしますが、たまに一人でシュートを打ち続けていると違う刺激が身体に入って、ストレスが洗われる感じがします。

にわかではありますが、NBAも小学校のころからちょこちょこ観ていて、プレーヤーだったころは参考にしていましたし、中学校に入って陸上を始めてからは純粋にエンターテイメントとして楽しく観ていました。

中学までは長距離専門の指導者の先生がいらっしゃって、たくさんのチームメイトがいたこともあり、あまり考えずに盲目的に先生を信頼して与えられたメニューを全力でこなしていましたが、高校に入学してからは長距離専門の先生はおらず、長距離専門の部員は陸上部に自分ひとりとなり、練習メニューや自分のフォームについてなどいろいろ考えるようになりました、というよりは考えざるをえなくなりました。そのなかで、長距離だけでなく、様々なスポーツ選手の動きを見て、参考にしようと考えるようになり、慣れ親しんだバスケット、NBAの選手の動きもただのエンターテイメントでなく、アスリートとして動きの細部まで気にして見るようになりました。

そんななかで、バスケットをしていたときに当たり前に言われていたディフェンスの際はステイローだ!腰をおとせ!という指導になんとなくひっかかるようになりました。私くらいの年代(30代中盤)でバスケットをやっていた人ならわかっていただけると思いますが、とにかく腰をおとして、という指導をされていました。しかし、中学に入って陸上を始めると、今度は逆に腰の位置は高く維持して、重心の上下動を抑えてスムーズに重心移動をするように、という指導を受けます。陸上を始めた時にまず何が大変だったかといわれれば、バスケットをしていた時の低い重心への意識や跳ねる動きを直していくことでした。

ただ、思い返してみると、小学生当時私は割とディフェンシブなプレーヤーで、相手のエースにボックスワンでマンマークに付くようなタイプだったのですが、腰をしっかり落としてディフェンスをしていると、すぱっとかわされることがあったりしました。逆に重心が高く、はたから見ると棒立ちのような状態であるときの方が、相手にしっかりと付いていくことができていました。リバウンドの時のボックスアウトなど、相手との押し合い・踏ん張ってフィジカルコンタクトの勝負になるような局面では腰を落とすことで押し負けないことができていました。

相手の動きに反応して、クイックネスが求められるような動きが必要なときは、重心を高くキープして、上下左右どちらにでもすぐに動ける状態にしておくことが結果的によかったようです。陸上競技の動きは、様々なスポーツの基本で、応用が利くんだな、と高校生になって改めて思いました。もちろん、様々なプレースタイルがあるでしょうから、万人に当てはまるものではないかもしれませんが、多くの人にあてはまるのではないでしょうか。

いろんなスポーツをみることで、結果的にマラソンについて活かすこともできると思った今日この頃です。

あと巷ではNBAファイナルまっさかりですね。サンズVSバックスですが、私は同年代であるクリスポールがキャリアで初めてファイナルまで進出したこともあり、ぜひここまできたらファイナルも制してほしいと思っています。バックスは同じ人間とは思えないスリーポイント以外はなんでもできちゃうヤニスががんばっていますが、まだ若いので、できれば来年以降でがんばってよ、と思ってしまっています。ちなみに最近一番すきな選手はアトランタホークスのトレイヤングです。NBA見たことない方々はぜひその魅力にふれていただきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?