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ハタパークと、残り火「あとのまつり」

こんにちはumidas耕作所のハタケンタロウ(妄想思考のデザイナー)です。

好きなラーメンは
「神戸ラーメン第一旭」です。

今回のイベントでは、久しぶりのちびっこワークショップしました。
ハタパーク「なるとをつくろう」です。

なるとです。うずだからです。
ワークショップを考えるときには、その場所とコンセプトを繋いでおきたいのですが、今回お寺ということで、
渦から、うずまき〜ハットリくん〜忍者寺〜うずまきナルト〜ラーメン、というふうにつないでったんですが、須磨寺は忍者寺ではありません。

「なると」って、なんかいいポジションにいると思いませんか?
国民食ラーメンの具として選抜されているのに、主役の麺やスープの邪魔をしない。味もメンマよりも目立ちませんが、存在感はちゃんとある。

ソウイウモノニ ワタシワナリタイ
そんな佇まいに見えてきます。

日本には「うずまきナルト」というラーメンを愛する忍者がいて、彼の里の忍者はみんな額当てに渦が描かれています。この人、名前の由来が完全にラーメンのナルトらしいのですが、よく怒りませんでしたね。ちなみにぼくは、はたけカカシのファンです。

また、同じ忍者の先輩に、ハットリくんという人がいて、その人はほっぺたにうずまきがあります。
もし、僕のほっぺたにうずまきがあったら、どんなに深刻に環境問題を訴えても、愛を告白しても「何言ってんだコイツ」になるでしょう。うずまきがすべてをくだらなくしてしまいます。

このように、いつの時代もナルトのうずまきは僕らのそばにありました。なのに近頃のラーメン屋では、素材にこだわりぬいて高級化しナルトを排除したり、またあるラーメン屋は、ニンニクや油はマシマシにできるのに、ナルトをマす、という選択肢はないのです。

ぼくは、子供達になるとを大切にしてもらわなきゃいけないと思い、なるとをじぶんの手でつくりあげ、そして、生活の一部となるようにヘアゴムやマグネットにしてみました。
なるとの質感は、今でも必ず入っているカップラーメンのペラペラのなるとを可能な限り再現するため、コーナン、東急ハンズ、ユザワヤをくまなく物色して、それはそっくりな素材を手に入れたのです。

そして、サンプルを自分でつくって
思いました。

……くだらない

なるとを、お寺でつくる?
なるとで、髪の毛を束ねる?
冷蔵庫になるとでメモがとめてある?

なんて、くだらないんだ!(達成感)

そして、当日、こどもたちはみんな
せっせとなるとを切ってウズを描いてました。よかったよかった。

ワークショップ

さて、
ほんとうに、愛すべきナルト、なんだか可愛いですよね。くだらなくてへんてこなumidas耕作所にぴったりのワークショップができました。

また、お向かいでは淡路屋さんの駄菓子コーナーもあり、子どもたちをひきつけておけたということで本当に良かったなと思いました。

お昼から夕方まで、
たくさんのこどもたちがお寺にくる、
退屈で泣くこどもたちが多いだろうなと踏んでいたので遊び場がお役に立てて本望です。

自分が現役でワークショップイベントを企画してやっていたのは、もう5年から10年以上も前のことで、こどもたちの呼びかけにサクサク応える回路が動きませんで、開始から30分ほどは焦りがつのりましけど、

そうや!ここはお寺やないか!
深呼吸して、マインドフルネス。

あらためて、「そうだ。ワークショップを回すんじゃなくて、こどもたち一人一人の時間をつくれたらいいんだ」とお釈迦さまに気づかしてもらったように思います。

あとのまつり

そして、
雑談タイム、残り火「あとのまつり」

前回の雑談タイムは「勝手に前世」を
占いあっていただきました。

今回はみなさんにときめきながら
余韻をたのしんでもらいと思いました。

最近、ときめいたことありましたか?

ときめくとは、平安時代にはすでに使われていて、源氏物語の冒頭、源氏の母である藤壺が、「すぐれてときめきたまう」方である、と表現されています。
これは、いまをときめく、と同じでたくさんのひとから憧れられ、輝いているつまりアイドルのようなものですね。

「めく」とは、いろめく、や秋めいてきたのように、そのようになる、という意味です。では「とき」はというと時間の時です。
いまこの時代、この瞬間にみんながドキドキする対象ってことです。また「とき」という言葉は「動悸」、心臓の鼓動でありドキドキのことでもあるんです。

ときの語源はアイヌ語のtokだといわれており、心臓の音や、水がとくとくと一定のリズムを刻むことがが転じて時を刻む意味に使われるようになりました。

ときめくには、ドキドキすることと、いまこの瞬間の輝き感、そんな2つの意味があります。

いちばんわかりやすいときめきは恋ですが、アイドルへの憧れや師弟関係なんかもときめきだし、部活なんかの青春もときめきではないかと思います。

ときめきたいとき
ときめきを思い出したいとき、
やることは簡単です。

誰かと手を繋いでみて下さい。

そして、どちらからでも構いません。
すこしだけギュッとにぎります。
それにこたえるように握り返します。

こんなことって、
ありましたよね?

イベント当日は少し人数が寂しかったので、本当は、集団的に誰かと誰かに恋をさせたかったのですが。
イベントの残り火が、激しく燃え上がるような、そんな瞬間を目撃してみたかったなとおもいます。

そして燃え上がった恋は、墓場までもっていってもらって。寺ですからね。

**終わりに **

さあ、NPO法人umidas耕作所
ぼくたちは、くだらないことで、ニッポンを制したいと思います。

今回は最後に、手を繋いだ方2人でカンチョーの形を作ってもらいました。

世の中のつまらないおしりたちには、こいつで、おつうじよくなってもらいましょう!

よーお!うずうずー!

これからもNPO法人umidas耕作所ならびにウズウズを応援よろしくお願いします。

つぎは来世で会いましょう!

バイバイ!

ぼくの記事がお役に立ちましたら、お賽銭を投げ込んでいただけると嬉しいです。 それを眺めてなんどもニヤニヤすると思います。