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第1回 銀箱デッキテク プロテインの水単「ラグーン・マーメイド」

こんにちは、ウィンターです。
今回から新企画として、銀箱デュエパーティーのイベント内で面白かったデッキをこちらで取り上げていこうと思います!デッキリストも頂いているので、皆さんもご参考にしてみてください!

記念すべき第一回は、新潟は長岡でデュエパーティーのイベントを運営されているプロテイン(@koseki0601)さんの水単「ラグーン・マーメイド」です!


デッキ製作者紹介:プロテインさん

新潟県は長岡で、長岡トイニティパーティーというデュエパーティーのイベント運営をされているとのことです。
イベント用Xアカウント:@tanpakushitsu00

次回は12月23日に開催予定とのことです。

新潟にお住まいでデュエパーティーにご興味のある方はぜひご参加いただければと思います!

なんだかゲームの様子が・・・

面白そうなデッキが無いか会場をさまよう筆者の前に、異様な光景が広がっていた・・・

なんで全員のデッキトップが公開されているんだ???

前方確認ヨシ!

この奇怪な光景を生み出しているのは、パートナーに指定されている《ラグーン・マーメイド》の影響だった。

パートナー紹介:ラグーン・マーメイド

【 クリーチャー 】
種族 スプラッシュ・クイーン / 文明 水 / パワー4000 / コスト5
_______________________
各プレイヤーは、山札の上から1枚目を表向きにしてプレイする。(山札の1番上のカードが入れ替わった場合、その新しく上になったカードを表向きにする)
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次の能力を使ってもよい。
>プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは自分自身の山札の上から1枚目を、一番下に置く。

転生編第4弾「終末魔導大戦」収録のクリーチャーである。場にいるだけで全員のデッキトップを公開し、危険なカードや自分の弱いカードを自身の効果で山札下に送ることが出来る。ねっとりとしたコントロールに向いているカードだが、デュエパーティーのようなゲームレンジの長い環境には最適といえるだろう。

実際デッキ製作者であるプロテインさんも、この効果を充分に生かしてゲームを進めていた。

・他のプレイヤーのデッキトップを見せることで脅威度(ヘイト)のコントロール。
・デッキトップが公開されているのでディスペクターのEXライフのシールドの中身が分かる。
・盤面の解決策がデッキトップにあるプレイヤーを守る。

こういった如何にもボードゲームらしい戦略を取り入れて戦っていた。

デッキリスト

デッキレベル

レベル1~2相当

お気に入りカード紹介

プロテインさんにこのデッキのお気に入りカードをお聞きしたので、こちらで紹介していく。

《蹴断の閃き マトリクス》

相手にちょっとした《転生プログラム》のような事をするクリーチャー。出てくるクリーチャーが想像つかないので、通常は使うことを躊躇するが出てくるものが分かっているなら安心だ。水単色で貴重な破壊手段なので、手札に戻したくないクリーチャーなどに有効だ。

また、このデッキではある程度相手の出てくるクリーチャーをコントロールできるので、場合によってはあえて使い対戦相手に頑張ってもらうということも可能。想像以上に出番が多いクリーチャー。

《超奇天烈 ベガスダラー》

出た時効果で相手のデッキトップを確認し、そのコストに応じて効果が変わるクリーチャー。《ラグーン・マーメイド》でデッキトップが分かっている状況なら、狙った効果を使うことが出来る。ただし、山札を確認する対戦相手と効果を適応する対戦相手は同じ対戦相手にする必要があるので気を付けよう。

《奇天烈 ポーカード》

攻撃時に相手のデッキトップを確認し、コスト5以上のカードであればアンタップするクリーチャー。確認したカードは山札下に送られてしまうので、通常は連続攻撃が安定しないが、《ラグーン・マーメイド》がいて、なおかつデュエパーティーであれば話は変わる。

参照する山札が3つもあれば一人くらいは条件を満たす相手がいるだろう。場合よっては《ラグーン・マーメイド》の効果を使って山札のトップを切り替えることでさらなる攻撃が可能になるかもしれない。水のコマンドなので、デッキに採用されている侵略クリーチャーとも相性抜群。

《超奇天烈 ギャブル》

出た時効果で相手のデッキの上から5枚を確認し、呪文を踏み倒すことが出来るクリーチャー。火水カクメイジンが話題になった時にシナジーが期待されていたクリーチャーでもある。このデッキでは《ラグーン・マーメイド》のおかげで多少は狙った呪文を打ちやすいだろう。

また、デッキトップを変更可能なカードともいえる。《ラグーン・マーメイド》の効果で引かれたくないカードが見えた時に使うことで、《ラグーン・マーメイド》の効果を温存しながらデッキトップの変更が可能だ。ついでに呪文も打つことが出来るかもしれないのでデッキとのかみ合いは抜群。

基本戦略

デッキのベースとなっているのは水単タマシード+マジックなので、タマシードを展開しつつ、隙を見て進化クリーチャーやシビルカウント持ちクリーチャーを出していく。5マナでとりあえず《ラグーン・マーメイド》を着地させたいので、3マナのチャージャーは多めに採用されている。

《ラグーン・マーメイド》を出した後は各対戦相手のデッキトップを確認しながら戦場の脅威度をコントロールし、上手いことタイマンまで持ち込もう。タイマンになればこちらのもの。

展開したクリーチャーやタマシードで一斉攻撃を仕掛け、ゲームに勝利しましょう。必然的に長期戦となるデッキで、山札枚数も少なくなるのでデッキに忍ばせている《S級宇宙 アダムスキー》も有効となる。

タイマンなら無重力勝利を目指せ!

対戦相手のヘイトをコントロールしながらタイマンに持ち込み、必殺技でゲームの勝利を目指そう。

改造するなら?

基本的なデッキ構造がタマシードとマジックに依存しているので、新規マジックのクリーチャーやカードは採用の余地が出る。しかし、プロテインさんはデッキ改造を行うときに気を付けていることがあるという。

それはなるべく《ラグーン・マーメイド》のヘイトが上がらない構築にするというものだ。デッキ自体は水単色となるので、どうしてもデッキパワーが上げにくい。いたずらに《ラグーン・マーメイド》のヘイトを上げるようなカードを繰り返し使うと、すぐに除去されてしまったりプレイヤーごと倒されてしまう。

そのため、《ラグーン・マーメイド》とのシナジーが強いカードを入れすぎないことも重要とのことだ。何事もバランスが大事、という深みのあるコメントも頂いた。

もし、筆者が改造するならもう少しだけ相手のデッキに干渉出来るカードを採用するかもしれない。例えば《アクア・ベララー》は気軽に使用可能なデッキトップ変更カードなので、《ラグーン・マーメイド》と合わせて使っていきたい。

最近めっきり見なくなったなぁ・・・

また、入手難易度が高いので持っている人はという前提が付くが《コマンダー・ラッキーロトファイブ》を有効な1枚だ。デッキトップに盤面を解決可能なクリーチャーが見えたら、このカードで引きずりだすのも一つの手段だろう。他のカードと比べ低コストで出来るのもポイントだ。

俺からのプレゼント、受け取りな!

終わりに

相手のデッキトップを見ながら、対戦相手とコミュニケーションをとりつつゲームを進めている姿はまさにデュエパーティーらしいデッキということで今回は紹介させてもらいました。また面白いデッキやデュエパーティーらしさのあるデッキがあれば紹介していきたいので、みなさまよろしくお願いします。

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