メンテナンスと私
メンテナンスといっても何も大掛かりな検査や修理ってわけではなく。
気づいたときにちまちま磨いたり補修したりする習性があるというそんな話。
部屋の掃除よりモノの掃除
モノを磨くのが好きだ。飽きたりくたびれたりしてそろそろ替え時かもと思っていたものでも、磨いたり手直ししたりするとまた愛着が沸いてきて、もうしばらく使おうという気分になる。これを私は「メンテナンス」と言っている。
たとえば掃除機で部屋を掃除しているとき、掃除機のヘッドの汚れを見た瞬間そっちが気になってしまい気がつくとヘッドをばらして洗ったり磨いたりしている自分がいる。という具合である。
終わってみると部屋の状態はそれなりだが、掃除機はツルピカなのである。
使い倒しの美徳
100均が出た当時は使い捨てが美徳であったかもしれないが今は違う。100円でもその価値を最大限に生かして使い倒すことが重要だ。
子供のころからストーブの掃除や自転車のパンク修理なんかをやらされてきた自分はモノを粗末に扱うことをもともと教わっていないが、年をとってから発現した感覚もある。
それは経年劣化への愛である。木であれば色褪せても、傷がついてもそれが味になる。ちゃんと手入れをしたウッドなら新品よりもむしろ手になじむ。(タバコのパイプをイメージするとなんとなくわかる)
スチールやプラスティックもしかり、使われてできた傷やサビなども今の私には美しく見えるのだ。
こんなことはテレビのリモコンにラップを巻いて捨てる時まで剥がさない弟にはわかるまい。(と突然身内をディスる)
ただしこれらはちゃんとメンテナンスをしてきたものであることも重要だ。変な付着物で汚れたガラクタでは愛着もわかない→よけい掃除しない→ただボロくなっていくということだ。
一応猫に絡めて
うちの猫トイレはいわゆるシステムトイレではなく普通の箱タイプだが、猫が砂を掻くことで底にキズがつき、固まった砂が貼り付いてすくいにくくなるのだ。
この底のキズをサンドペーパー(400~1000くらい)で磨くことで、買った当時のすくい易さが復活する。
私はこの手間をかけることで銀のときに買ったトイレを7年近く使っているが、今も快適である。
メンテナンスの勧め
玄関なら靴箱やドア周り、風呂ならラックや排水溝、トイレなら貯水タンクの中や便座の裏(工具なしで外せる)などなど、気が付いたところを気が付いたときにやることでちょっとだけ気分が上がるし、ちょっとずつ家もきれいになっていくのでお試しあれ。
道具の数々
タオルやブラシ。100均のこれは毛足が長く硬めで溝や隙間によく届く。
竹ブラシは家ではゴミと言われているがじいちゃんの形見である。
アルカリ電解水を初めて使ったときは目からウロコだった。
中身は100均のものを入れてるがだいたい使用感は同じ。
補修系。汚れ落としにも使うがメラニンスポンジもヤスリもコンパウンドも表面を削るので注意。白パテは乾くとつや消しになるので壁紙補修にも使える。(目立たないところでテストしてね)
カラーオイルはキッチンペーパーなどに付けて木製の家具をさっと拭くと小傷やくすみが目立たなくなり色の深みが戻る。
塗料ではないので塗るというより拭き上げる感じで使うとよい。完全に乾くまでオイル感があり、匂いもしばらく残るので食卓などには向かない。(目立たないところでテストしてね)
猫トイレもツルピカ
汚し担当
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