詩)ウィシュマ・サンダマリの見た夢
「愛してる」っていいたいね
こんなに 干からびかけている
使い古されている
言葉に意味を求めて
欲が欲を生み 欲が肉を食い尽くし
土からもがれた花は乾燥した砂漠をコロコロと転がり続ける
全て消えさった最後の地上
地上の亀裂の裂け目の真ん中に立って
愛を触れ合う感触 それは
ゴビ砂漠の砂塵のなかに 蹲ってやっとみつけた花
美しさはひっそりとあるように
そこにあることを認め合う。
生きていてよかった そんな日
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します