高校卒業者の就職の流れと現状
こんにちは。グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所の二木です。
2023年7月1日より令和6年3月新規高等学校卒業者の就職活動の始まりといえる「企業による学校への求人申込及び学校訪問開始」されました。
そこで今回は、高卒求人の流れと高卒求人の現状について書いていきます。
私は、前職で総務部に所属し、新卒求人の応募、採用に携わった経験もありそこも踏まえて書いていきます。
☑高卒求人の流れ
令和6年3月新規高等学校卒業者の採用選考期日
☑ハローワークによる求人申込書の受付開始
6月1日
高校生を対象とした求人については、ハローワークにおいて求人の内容を確認したのち、学校に求人が提出されます。
一般の中途採用と違い、ハローワークでは新卒採用の部署があり、そこでいろいろと確認されます。
私の経験から言うと既存の既存求人票との違いについて質問が来ました。
内容を確認して、対応するのですが、それに合わせて一般求人も変更しないといけなくなることもあり、高卒求人は気をつかう部分が多かったです。
また、7月1日からの学校への求人申込に間に合わせるためにも6月10日前後にはハローワークに求人を出したいですね。
ハローワークの確認が終わるとハローワークの受付印が押された新卒用の求人票が出されてそれを申し込んで欲しい学生のいる学校に持参します。
☑企業による学校への求人申込及び学校訪問開始
7月1日
いわゆる、高校生の就職活動解禁です。
求人票は、求人を出す学校宛に郵送もしくは持参することができます。
学校の採用担当者にアポをとり、求人票を持参する方がいいです。
学校の雰囲気もわかりますし、求人担当者へ直接会社をPRすることができます。
ただ、学校にある求人票は都市圏や大手企業と一緒に地元の中小企業の求人票が並ぶのを想像しただけで高校生に求人票を見てもらうのが一苦労かなと思います。
☑学校から企業への生徒の応募書類提出開始
9月5日
学校から企業への応募の為、内定辞退という事も起こりにくいようです。
しかし、高校生就職には「一人一社制」という独自ルールがあります。
私は高卒就職ではなかったので、全くこのルールを知りませんでした。
高校生は一社専願で、不採用になってからでないと次の就職活動ができません。
☑選考方法
選考方法は一般的に面接・適性試験・学科試験のいづれかもしくは組み合わされて行われて、採用となります。
高校生就職は書類選考のみで合否はつけられず、必ず1回以上は面接をすることが必須です。
このように採用な条件下での高卒者の採用内定率は非常に高く、令和5年3月卒の就職内定率は99.3%です
さらに驚くのは、令和5年3月の有効求人倍率は3.49倍でした。
下記の厚生労働省の資料を見ていただけると一目瞭然なのですが、求人倍率はじわじわと右肩上がり。求職者数はじわじわと右肩下がり。
現状の日本ではこの傾向は続くだけでなく悪化(求人倍率は増加、求職者数は減少)していくことが簡単に予想されます。
まとめ
今回は、令和6年3月新規高等学校卒業者の採用選考の流れについて見てきました。
高卒就職者は大卒求職者や一般求職者と違い、「一人一社制」が採用されています。
求職者にとってはとても手厚くなっています。
また、令和5年3月卒の就職内定率は99.3%。
令和5年3月の有効求人倍率は3.49倍。
今後、ますます高卒採用は激化することが予想されます。
是非、広い視野で外国人雇用もご検討してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。
今後も技能実習にまつわることを発信してまいりますので、応援よろしくお願いします。
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メール:futaki@global-network.jp
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