源範頼をめぐる旅
前回の石戸蒲ザクラ講演会レポで書ききれなかった、埼玉県にある源範頼ゆかりの場所やグルメ情報などをお伝えします。
写真を撮った時期が春と冬なので季節感がまちまちですがご了承下さい。
石戸蒲ザクラと東光寺
まずはこちら。
石戸蒲ザクラと源範頼にまつわるお話は前回のレポートをご参照下さいね。
次回は是非、満開の時期に訪れたいと思います!
石戸神社
蒲ザクラから歩いて5分くらいのところにあります。範頼の娘もしくは妻の亀御前の供養のため建てられたとも、館跡とも伝わっています。裏手には蒲ザクラの後継樹が育てられていました。
岩殿山安楽寺
こちらは岩殿山安楽寺。
平治の乱で源義朝は敗退し、頼朝は流罪となりましたが範頼は幼少だったためか、頼朝の乳母比企氏に擁護され、この地に匿われて成長したと伝わっています。安楽寺の東500メートルには息障院があり、一大寺院を形成していたようです。
本堂、三重の塔共にとても重厚で、彫物も見事です。どちらも範頼が建立しましたが焼けてしまい、再建されたものとなっています。
岩殿山息障院
前述した安楽寺と共に大寺院を形成したと思われる息障院。範頼の館跡と伝わっており、周囲にはお堀のあとも残っています。
蒲殿の没後は息子の範円(のりかど)が移り住み、吉見氏と名乗って五代まで続いたのですが永仁四年(1296年)、範円の孫義春が謀反の罪で殺害され、次いで義春の子義世も謀反の罪で捕らえられ殺されるなど、北条氏の弾圧を受けてしまいました…(太平記第一話で見た)
範頼そば
お昼は天付き範頼そばを頂きました。
写真を見ると分かるように、北本市の姉妹都市、会津坂下市の蕎麦粉を使用した十割そばなんだそうです。
この日は蒲ザクラ講演会だったため、お昼前に入店した私の後は行列となっていました。そして私の後は売り切れだったようです。運が良かった!
ジャジャーン!
どうですかこのボリューム。
お蕎麦はせいろ二段分あるので食べごたえ充分。
ツルツルと喉越しが良く、蕎麦の風味豊かで歯応えの良い、大変美味しいお蕎麦でした。
天ぷらはカボチャ、おくら、海老、イカ。
薬味にウズラの卵が付いてるのもポイント。
また、写真のような「蕎麦がき」が付いてきます。蕎麦がきと言えば、蕎麦粉を熱湯で練ったお団子状のものしか食べたことがなかったのですがこちらは片栗粉で固めたもののようで、柔らかい食感。タレは独自のものなのか蕎麦つゆなのかはわかりませんでした。
そば湯までしっかり堪能。ごちそうさまでした!
お蕎麦は血液をサラサラにする作用がありますが、そのせいなのか迫田さんに会えた興奮からなのか、体がポカポカして凄く血の巡りが良くなった気がしました。
北本市には範頼そばを提供しているお店が3店舗あります。講演会前に迫田さんが訪れたのはあさひ庵のようでした。
範頼そば提供店
①大村庵 北本市埼玉県北本市緑416-7
②あさひ庵 北本市北本4-185
③けやき 北本市二ツ家1-91
お土産情報
事前情報で、「蒲殿の杖」や「蒲殿クッキー」「蒲殿ワイン」があると聞いていたのでお店に行ったのですが、製造方法が特殊なため現在製造を中止しているとのことでした。大河ドラマでこれだけ注目された街なので、できれば蒲殿関連のお菓子は充実させていただきたいところです。範頼だんごのお店もお休みでした…。
現在北本はトマトカレーを強力プッシュしているので、こちらも機会があったら食べてみたいと思います。
その他、亀御前の供養塔がある阿弥陀堂や蒲殿の髑髏があると伝わる普門寺などもあるのですが時間の都合にて訪問できませんでした。
なお、こちらのサイト、北本の蒲殿関連の情報が大変良くまとめられているのでご紹介しておきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?