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CXO Night #2に参加して思い出した「こう思ってWEBデザイナーになったのに」

初めまして。WEBデザイナー・マークアップエンジニア・フォトグラファーとして活動しているきリんちゃん(@giraffe0415)です。

先日、渋谷のTECHPLAYさんで行われた「スタートアップにCXOが必要な理由 - CXO Night #2というセミナーに参加させていただきました!
とてもタメになるお話を聞いているうちに日々の業務に終われていつの間にか忘れかけていた「WEBデザイナーになった想い」を思い出し、「何してんだ自分!」という喝の意味も込めて書きたいと思います。

※この記事はセミナーを受けて、思い返した自分の経歴を書いています。
詳細が分かり易い!セミナー参加者のオススメレポート記事はこちら!
*ますこさん(@masco
デザインって、やっぱり楽しい。【CXO Night#2 イベントレポート】

「なぜ、WEBデザイナーになったのか」

高卒で上京して、早5年。
飲食店、映画館、イベントスタッフ、医療事務、量販店の販売員…この5年間でアルバイト・派遣・正社員と職を転々としていました。全然デザイン界隈に関わらずにいた東京生活5年。その中でやりたい事をやって、いろんなことを経験して、23歳になってすぐのときに最後に勤めていた販売員の派遣会社を退職。

退職した理由は「WEBデザイナー」になる為

私の周りにデザイナーとかエンジニアの人は1人もいなかったし、超絶機械音痴でPCもろくに触れなかったへっぽこな私がデザイナーになろうと思ったのは、“販売店でのPOP制作をしていて、職場の人やお客さんに喜んでもらえたという経験がとても嬉しかったから”…ただ、それだけ。
私が作ったPOPを使って商品説明をしてくれたり、ぶらぶらとカメラを見て歩く人たちが立ち止って見てくれることがとても嬉しかったんです。お客さんが喜んでくれたり興味を持ってくれる事への感動や、各メーカーの人が喜んでくれた時、POPを使ってカメラが売れた時の達成感が忘れられなくて、「自分が作ったもので仕事がしたい」と思うようになりました。

「POPみたいに人に何かを伝える為の制作って何があるだろう?」と考えた時に浮かんだのは、デザイナー。
私は写真が好きだというのもあり、写真を生かしたデザインがしたいと思ったので、“グラフィックデザイナー”か“WEBデザイナー”という2つの選択肢。

未経験から実際に会社でWEBデザイナーになるまで

何も知らないわたしがいきなりデザイナーになれるわけもなく、色々調べた結果「職業訓練校」という制度があったので、そこに3ヶ月通い勉強。
他の職業訓練でWEBデザイナーになった人は半年とか行っててびっくり!3ヶ月って短い…そんな短い期間で、基礎的なソフトの使い方(Adobeツール)を学び、未経験WEBデザイナーとしての生活がスタート。
PCの使い方が壊滅的に分からない私でもPCを使ってデザインをしたり、デザインしたものをコーディングしてサイトを構築できたり、というのは本当に嬉しかったです。

基礎的なことを学んだら、実際に働く為の就職活動

就職活動で譲れないPOINTは2つ。
1つ目は、デザインとコーディングが両方させてもらえること。
2つ目は、将来的に上流工程まで関わらせてくれること。
まだ何も経験していないから、何が一番やりたいかが分からなかったというのもあり、デザインとコーディングは両方したいという思いもあったし、最初のうちから将来上流工程にまで首を突っ込みたいと思っていて、全体的にスキルを上げていきたかったので、この2つのPOINTは重要視しました。
完全分担制ではなく自由の効きそうな会社を探し、無事制作会社にWEBデザイナーとして入社して今年の5月でちょうど一年。
そんなに大きな会社でもないし、大きなプロジェクトもないけれど社長の人柄の良い素敵な会社です。この一年間は、会社で現場のことを学び、社外でもセミナーに参加して学び、とても充実させることができた一年になったと思います。(あと3ヶ月強あるけど)何も分からなかった私にいろんなことを教えてくれた方々に感謝の毎日でした。

理想と現実の狭間

そろそろWEBデザイナーとして働き始めて1年が経ち少し落ち着いてきたからこそ、“自分が本当にやりたいこと”をできているのかという疑問も浮かび始めました。

私が目指していたWEBデザイナーはどんなデザイナーだったんだろう?
POPを作っていた時の、「誰かに何かを伝える為のツール」としてのデザインがしたくて選んだはずだったのに、日々の業務に追われていつしか本当に自分のやりたい仕事をできていなかった事に気づいたのです。

私の会社はデザインに重きを置かない会社だと気づいたのは去年の秋ごろ。外部セミナーに参加し始めた頃です。セミナーに参加するたびに、デザインに対する考え方やこだわりのようなものが溢れて仕方ないくらいの人たちがこんなにいるんだ!こんなに仕事に愛を持っている人たちが居るんだ!と気づき、自分の会社でそんな会話ができる人が居ないことを残念に思いました。
それからはディレクターや他のデザイナーに自分の意見を自分なりに伝えるようにしてはきたものの、やっぱり根本は変わらず…
「お客さんが気に入ればそれでいい」と言われた時に、「自分の熱量を注いでもここでは何も響いていなかった」と落胆しました。
それでも仕事は仕事なので、クライアントとの打ち合わせに連れて行って欲しいと頼んだり、ディレクションをやりたいと頼んだりしてはみたものの…現実にならないことの方が多いまま。

セミナー内でこばかなさん(@kobaka7)が仰っていた、「デザインをしているようでしていなかった」という言葉がとても響きました。

「私は今、WEBデザイナーとして仕事ができていない」

やっぱり私は相手のためにあるデザインをしたいし、伝える為のデザインをしたい。何より、こだわりを持ってデザインに向き合っている人たちと働きたいと思いました。

今回のセミナーで、自分の仕事のことを真剣に熱意を持って話す方々の話を聴きながら、日々のもやもやが具現化したように思えました。わかっていた現実をやっと目視できたような、そんな感じ。

デザイナーという枠にとらわれずに考えることができる事に挑戦したいと思えたので、転職する事にしました!まだ何も決まってないけど、1年前の自分に恥じないように仕事に向き合っていきたいと思います。

これからは当時目指していたデザイナーに、努力していきます!
長くなっちゃったし、文章も読みにくい部分もあったとは思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

初のnote投稿ありがとうございました!
更新を続けて文章を書く技術も身につけていければと思います!

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