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結局、転職しなかった話

Twitterをフォローしてくださっている方は知っていると思いますが、2月頃からずっと「辞めたい」と言っていました。
一度は会社を退職することで話をし、有休消化が始まる直前に他部署の事業部長とお話をして部署移動をして存続することに…
そんな『結局、転職しなかった話』をご心配かけた皆さんへのご報告として書かせていただこうと思います。

現職について

私が会社員としてやっていることはこちら!

WEBデザイナー
グラフィックデザイナー
ディレクター
フォトグラファー(制作物につかう写真撮影)
マークアップ&フロントエンジニア

デザイナーと言っても、美大や専門学校に通ったことはなく…普通科の高校を卒業して、上京後は役者の卵をやっていました。そのあとは、飲食店でバイトしたり映画館で働いたり、某家電量販店でカメラの販売をしたりしている中、唐突に始まったデザイナーという仕事。

最初に働かせていただいた前職の会社では、デザインはもちろん未経験でパソコンのショートカットキーすら知らなかった状態から働かせて貰っていました。会社に所属していた1年間でWEBデザインとコーディングをひたすらにやって、本を読み漁り、外部の勉強会にひたすらに参加していました。そうやって外部の方に出会い、話を聞いているうちにグラフィックも勉強したくて今の会社に転職して現在に至ります。

転職を考えたきっかけ

WEBデザインとコーディングをひたすらやった1年目。グラフィックデザインとディレクターをひたすらやった2年目。

『さて、3年目はどうする?』

そう考えたときに、「これからどういった仕事がしたいんだろう?」「何に興味があって、何に挑戦してみたいんだろう?」って考えているうちに、この会社で私がやりたいことは出来ないんじゃないかなと思うようになりました。
もちろん、この会社でもっと学べるものはたくさんあって、そのスキルも伸ばしていきたいという気持ちもありました。
ですが、今の会社に入って、ディレクションにも携わらせてもらっていた中で感じたのは…
「案件に関わる人の技術の基本的なことも知らないのに的確に仕事頼めなくない?何かあったときに考慮した指示を出せなくない?」ということ。ITリテラシーの低めな会社のため、WEB案件が来るたびにお客さんと同じレベルで営業さんやデザイナーに説明するということがよくありました。それがやっぱり引っかかっていたのも本音。

『今できないポジションはどこだ?』

私が今できるのは…WEBデザイン、コーディング、グラフィックデザイン、撮影、ディレクション。
フロントも弱いけど、それ以降の作業に関しては知識はほぼ無いなということは分かってはいましたが、システム構築できなくてもデザイナーやディレクターとして働いていけるからと手は出さずにいました。
けれど、少し前から事業サービスに興味をもっていたので、システム構築を学ぶことは自分の中ではマストかなと思い始めました。
自社サービスを展開していくために働くのに、プログラムを書けなくても開発環境や開発の流れは知っておかないとと思ったんです。

そして「事業サービスに興味があるから、自社サービスを開発している会社に転職しよう!」という思考に至り、転職活動のスタート。

転職という手段への誤解

転職する時って、様々な理由がありますよね。
私が転職するときはいつも、新しいスキルを得るために挑戦できる場所に移るっていう考えでした。
けれど、今回転職を考えている中で、今までの転職は会社と向き合わずに「自分のスキルを伸ばしたい!」と自分の目の前しか見えてなかっただけだったなと気づきました。

自分の目標を公言する

一番勘違いしていたポイントはここ!
今までは「この環境じゃやりたいことできなさそうだし…転職かなー。」と考えていましたし、もちろんそう考える前に自分の目標や希望を上司にはしっかり伝え、発信していました。
『発信していれば社内でレールを引いてくれる』と思っていたんですよね。そこは子供だったなと今は反省しています。

上司がわからない領域のものを「やりたい!」とただ伝えてても、わからないですよね。やりたいことをやるために、具体的にどういう働き方だったらやっていけるだろうかを相談すればよかったんだなと。

退職決定、そして有給休暇消化期間へ

退職をするしないの話し合いを数ヶ月繰り返し、やっと退職の話が受領されて有給休暇を消化する期間に入るわけですが…
最終出社日の数日前に、自社サービスをやっている事業部の上司の方々に誘われ、送別会という名の飲み会をしました。

今回、私がずっと自分の上司に伝えていたのは「自社サービスに携わりたい、改善していきたい」ということでした。
飲み会でその話をしたところ、「やりたいなら会社に残って、うちの部署に異動してやってみる?」と言っていただきました。
希望していたことが実現するのは嬉しかったですが、退職も決定していましたし、気持ちも整理したかったので、一旦保留にさせて頂いて、1週間くらい考えて…今はまだ残ろうかなと決断しました。

残った理由

一番大きな理由は、自社サービスに携わったことがないのに事業会社に転職するのはリスキーだと思ったから。
自分の知識もスキルも不十分すぎる今の状態で転職したら、転職先で教えてもらうことになります。
デザイナー歴は浅くても、年齢的には25歳…もうこれ以上、教えてもらおうという気持ちで転職したくなかったんです。

そして二番目の理由は、働く条件。
一年勤めた会社なので、事業部こそ変わっても人となりや仕事に対する評価、信用はあります。私はこの一年間で会社に対して声を上げすぎて、発言するキャラになっているのも好都合でした。

残るという決断を下したときにも、しっかりちゃっかり条件を提示しました。

・評価制度をはっきりと提示してほしい
・この会社で必要なスキルを提示してほしい(スキルUPならどの会社でもできるので)
・テレワークやフレックスを使いたい
・デザインの仕事も0にはしたくない
・UI/UXとプログラミングについて学べる仕事をしたい

上記の条件を承諾していただき、残ることを決断しました。
ちょうど最近、複業でデザインとカメラの仕事を始めていたので、テレワークやフレックスを使いたかったのと、もし次に転職したとして(絶対するけど)、スキルと知識をつけて事業会社の中でもやりたいことを明確にしておきたい気持ちもありました。
あと、スキルつけてから転職した方が転職先での給与もUPするからという理由も。←

最後に

長くなったけど、『結局、転職しなかった話』でした!
たくさん悩んで、たくさん考えたのでまだまだ書き足りないこともありますが…ここらへんで。

キャリアの描きかたって多様だからこそ悩むし、難しいなと年を重ねる度に思います。
私もまだまだ未熟な部分も多いけど、たくさんの人に相談に乗っていただいて、ちょっとは成長したかなと思う転職騒動だったので、結果的にはよかったかなと思っています。

もし今仕事のことや将来のことで悩んでいるなら、周りの人に相談して、自分の気持ちと向き合う機会を作ってみてください。

それでは。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Twitter @giraffe0415
Instagram @pem.pem._

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