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ケトルベルスナッチの女王 クセニア・デジュキナ インタビュー

こちらの記事はケトルベルスポーツのHMSアスリート、クセニア・デジュキナ(Ksenia Dedyukhina)のインタビューの日本語翻訳となっております。
GIREVIK ONLINE様より許可を頂き翻訳及び掲載させて頂いております。文章の無断転載は一切禁止いたします。

インタビュアー Valentin Egorov
翻訳者 渡辺陽介
動画公開日 2021年1月25日

○ Valentin
こんにちは。チェリャビンスクはとても遠くて大変でした。今あなたに会えてとても嬉しいです。

● Ksenia
こんにちは。私もあなたに会えて嬉しいです。

○ Valentin
それではインタビュアーを始めます。私はあなたのソーシャルメディアをフォローしていますが、つい最近旅行したみたいですね。どこへ行ったのか、そしてなにが面白かったか教えてくれませんか?

● Ksenia
私は以前は率先して旅行するタイプではありませんでしたが、5年前に参加したエルブス登山がとても素晴らしく、以来旅行がとても好きになり毎年新しい旅を夢見てます。今回は運良くキリマンジャロを登山するチャンスに恵まれました。私達はキリマンジャロ登頂を目指しアフリカのタンザニアへと飛びました。標高5895メートル、キリマンジャロの頂上ウフルピークには、忘れることのできない感動がありました。この旅行はとてもよかったです。

○ Valentin
何が1番良かったですか?自然?それとも野生動物?

● Ksenia
もちろん自然も良かったですが、この旅の1番の目的は自分に打ち勝つことでした。自分の身体能力や環境に適切に順応できるかを試してみたかったのです。それと登頂して頂上で写真を撮ること。景色は素晴らしかったです。雲よりも高い標高5000メートルを超える場所で日の出を見れたことは忘れられない思い出です。自然も人々も文化も(チェリャビンスクと)大きく異なり興味深かったです。

○ Valentin
あなたが撮った写真動画はとてもすごいね。

● Ksenia
サファリはまるで子供の絵本の世界でした。

ケトルベルスポーツについて

○ Valentin
それではスポーツライフについてインタビューします。2020年は成功の年でしたね。それに優勝するだけでなく記録更新もしました。ロシアチャンピオンシップではスナッチ206レップス、ワールドチャンピオンシップでは207レップス。そして今年は新型コロナウィルスの影響で自己隔離の年でした。どのようにしてトレーニングしてそのグッドシェイプを保つことができましたか?もしかして隔離が合っていましたか?

● Ksenia
おそらくそうですね。トレーニングはほとんど家でしました。春のうちはジムでトレーニングを行うことがなんとか出来ましたが、夏からは家のバルコニーでトレーニングをしていました。不思議と私はこれがすごく好きでした。すごく手軽にトレーニングできるしとても良かったです。キッチンでスープを作っている間、バルコニーに出てケトルベルをするといった感じでした。(笑)  トレーニングに対する姿勢はもっとシンプルになりました。

○ Valentin
バルコニーで大会に向けた強度の高いトレーニングはできましたか?

● Ksenia
もちろん。良い結果を出すためにたくさんトレーニングを積みました。バルコニーは問題ありませんでした。トレーニングで甘えてしまわないように、家族を家の中に入れバルコニーのドアを閉めトレーニングに集中するようにしました。それから私はすぐに今シーズンの大会のプランを作って、そして大会に向けてすぐに準備を始めました。

○ Valentin
これでケトルベルスポーツのトレーニングは、たくさんの器具が揃うジムや、トレーニング用の広いスペースが無くても証明されましたね。

● Ksenia
そうですね。今年のほとんどはバルコニーでトレーニングしました。夏だったし、とてもトレーニングしやすい良い天気でした。

○ Valentin
今はジムに戻りましたか?

● Ksenia
もちろん。ロシアチャンピオンシップの2、3週間前に。私の鉄のおもちゃもジムに戻しました。(笑) でも面白いことにロシアチャンピオンシップの1週間前にすごい雨が降って私達のジムが水浸しになってしまいました。だから大会直前のトレーニングはまたバルコニーでやらなければなりませんでした。(笑)

○ Valentin
2017年にお子さんが誕生日しましたね。どのようにしてすぐにトレーニングに戻ったのか、そしてどのようにしてすぐにグッドシェイプを取り戻したのですか?

● Ksenia
私は本当にすぐにトレーニングに戻りました。初めてジムに戻ったのは娘が5ヶ月の時。今考えると私は少し急いでいたのかもしれません。トレーニングが何もできなかったので。大会で再び良い結果を出すのはすごく時間がかかってしまいました。それに子供を抱っこしていた時に少しだけ肩を痛めてしまって、焦ってトレーニングの負荷を上げたらもっと肩を痛めてしまいました。肩の痛みは1年続き2018年に大会に出たかったのですが大会に戻れたのは2019年でした。

トレーニング歴について

○ Valentin
ケトルベルスポーツを始めた頃のお話をしましょう。初めてのケトルベルスポーツのトレーニングはお家で、そしてあなたのお父さんが初めてのコーチでしたね。その頃お住まいはチェリャビンスクではなく、チェリャビンスクに引っ越したのは18歳、大学に入学する時でしたね。引越しするより以前はどのような目標を達成しましたか?

● Ksenia
私がまだ学校に通っていた頃、私は16kgのケトルベルでトレーニングをしていました。そして2007年に24kgのケトルベルにスイッチしました。この頃は全ての大会が16kgのケトルベルで競技されていました、記録はみんな200レップスくらいでした。大学に進学した時に24kgで競技するようになり、初めての大会は60レップスくらいでした。

○ Valentin
何年の時でしたか?

● ksenia
2007年のロシアカップ、でも私のフィクセイションが下手だったので審判はカウントを全然してくれませんでした。

○ Valentin
それはチェリャビンスクに引っ越す前ですか?

● Ksenia
正確に思い出せませんが、でもロシアカップは確か秋に開催されてたのでその頃はおそらくすでにチェリャビンスクに引越ししていると思います。

○ Valentin
16kgのケトルベルの頃はどこで競技していましたか?

● Ksenia
高校1年生の頃は、地方大会とか、全ロシアのユース大会とかです。

○ Valentin
その頃の自己ベストは?

● Ksenia
おそらく190〜200レップスくらいです。

○ Valentin
チェリャビンスクに越した頃、あなたはIvan Denisovの元でトレーニングされてましたが、今は誰の下で?

● Ksenia
今は私の父がコーチをしてくれています。基本的には自分自身でトレーニングプログラムを作っているのですが、時折父のホールを訪ねてアドバイスをもらってます。 

トレーニングメソッドについて

○ Valentin
トレーニング理論についてお話ししましょう。チェリャビンスクに引越してからすぐにあなたは頭角を現しました。2009年から2016年までのヨーロッパ、ロシア、ワールドチャンピオンシップの全てで勝ち続けました。そして2019年、あなたはまた競技にカムバックしてそして新記録を打ち立てました。どのようにしてトレーニングをしているのか、そして1週間のトレーニングプランについて教えてください。

● Ksenia
トレーニングではスナッチのみを行なっています。トレーニングは週に3回。月曜日と水曜日と金曜日。それと今年に入ってから面白いトレーニングを始めました。日曜日にオンラインでやっているのですが「ノンストップ」なんです。私はこれがとても好きで、それにすごく良い補強トレーニングになります。

※ 翻訳者捕捉
毎週火曜と土曜、モスクワ時間で15:45にオンラインケトルベルクラスは世界中から人が集まるとても人気のクラス。Kseniaはトレーニングプラグラマーの1人。インタビュアーのValentinもプランナーの1人。他にHMSのSergei Merklinもプランナーを務める。

○ Valentin
それがどのようなトレーニングなのか簡単に教えてください。

● Ksenia
ケトルベルを使って様々なエクササイズを連続でやります。スクワット、スイング、クリーン&ジャーク、ベンチプレス、他にもたくさん。その間1度もケトルベルは床に置かないの。ケトルベルの重量はとても軽く、私はいつも12kgを使用しています。ワークアウトはおよそ30分〜60分。

○ Valentin
今度はスナッチについて教えてください。あなたの記録はソーシャルメディアでも「男でも達成することができない」と多く書かれています。あなたのスナッチのトレーニングのボリュームについて知りたいです。

● Ksenia
それはトレーニング期間によって変わりますが、大半の期間はロングトレーニングを行います。私はマルチプルスイッチのスナッチが好きです。1分毎にスイッチします。他にら例えばピラミッド法とかインターバル法とかをします。大会が近づくとスピードトレーニングをします。もしまだ少しだけ大会まで期間があるなら、軽い重量でたくさん回数をやります。主にアーミースナッチです。手を鍛えるという意味もあります。軽い重量で限界までスナッチします。

○ Valentin
何回くらいやるのですか?

● Ksenia
16kgで片手で200回くらいです。

○ Valentin
どれくらいの時間かかりますか?

● Ksenia
時間制限はありません。決めた回数をただスナッチをするだけです。手と前腕を鍛えているだけです。

○ Valentin
何か他にエクササイズはやりますか?もしくは何かトレーニングの秘密はありますか?背中のトレーニングとか、手のトレーニングとか。

● Ksenia
何もありません。(笑)走るくらいです。

○ Valentin
あなたのトレーニングはスナッチとランニングだけ?

● Ksenia
基本的にはそうです。

○ Valentin
あなたのトレーニングは特別長いわけではない?

● Ksenia
そうですね。少しウォームアップして、スナッチして、少し他のエクササイズをして、走る。

○ Valentin
常にこのトレーニングを続けているのですか?

● Ksenia
そうですね。けれどバルコニーでトレーニングしていた時はランニングが出来ませんでした。あと私は常にスナッチのテクニックを磨くようにしていて、時々父がそれを手伝ってくれます。

○ Valentin
テクニックについて教えてくれますか?スナッチをするときに何が大切ですか?そしてトレーニング中には何を考えていますか?

● Ksenia
スナッチは周期的なエクササイズなので筋肉のオンとオフが重要です。筋肉が常に緊張状態だとたくさんの回数をこなすことは不可能です。あとはチョークですね。

○ Valentin
それは良いチョークを探すということですか?それとも上手にチョークをハンドルに塗る方法ということ?

● Ksenia
私は個人にあったチョークを見つけることが大切だと思います。

○ Valentin
それに因んだあるお話しを思い出しました。競技の前あなたのケトルベルを私が準備していた時の話ですが、あなたは私に柔らかいタイプのチョークを渡してくれました。私はこのタイプチョークを使ったことがなくて、上手にケトルベルにチョークを塗ることが出来ませんでした。上手にというかすごく最悪でした。私はあなたが良い成績を出せないのではと、あの時とても心配しました。チェリャビンスクで開催されたワールドカップの時ですね。結局全てうまくいって結果はよかったので安心しました。

● Ksenia
(笑)

○ Valentin
どうやら誰もがみんな自分だけのチョークを持っているみたいですね。

● Ksenia
そうですね。結果はチョークですごく変わります。大会前、不要な手の平のストレスを避けるためにケトルベルのチョークを他の人に頼ることがあります。でも今年は違いました。私は私自身でケトルベルのチョークをしました。なぜなら良い結果を出すためにどうすればいいかは自分自身が1番良く知っているから。チョークとリラクゼーション。その2つが重要ですね。

○ Valentin
ランニングについてもっと教えてください。あなたのトレーニングは大部分がランニングだと言っていましたね。どのようなランニングをするのですか?速く走る?それとも長く走る?

● Ksenia
ランニングプログラムはいつも変わります。私はいつも心拍数計を使います。私は低い心拍数で長く走るのが好きです。例えば10kmを走る時に、速く走ろうとせずただ走るだけ、あとは心拍数にそって走ります。

○ Valentin
10kmはどれくらいで走れる?

● Ksenia
1時間とちょっとくらい。もちろんもっと速く走れるけど、わざと時間をかけて走ります。速く走る時は約2〜3kmなるべく速く走ります。このようなトレーニングは1週間か2週間に1回行います。

○ Valentin
インターバルランニングはしますか?

● Ksenia
いいえ、しません。

○ Valentin
10kmを速く走ったりとかはしないのですか?

● Ksenia
速く走ることはありません。10分くらい、2〜3kmくらい走るか、ゆっくり長い距離を走るかですね。リカバリーの目的も兼ねてやってるので、心拍数も最大でも130くらいまでで走ってます。

○ Valentin
それから週に何回走りますか?

● Ksenia
いつも週に3回です。

○ Valentin
それはケトルベルトレーニングと同じ日ですか?

● Ksenia
いいえ。違う日に分けています。ほぼ毎日運動はしていますね。少しずつですけれど。

今後のケトルベルスポーツについて

● Valentin
それでは次の質問に移ります。2008年、あなたはすぐにロシアチャンピオンシップで表彰台に登りました。2位でしたね。2008年にはじめて女子の24kgの競技が始まりました。あなたがケトルベルスポーツを始めた頃は、まだ24kgでの競技は無く16kgで皆競技をしていたわけですが、24kgで競技するようになったと決まった時に残念に思いましたか?

● Ksenia
いいえ。全然抵抗はありませんでした。私は当時初心者でしたので、ルールに従って競技をしたというだけです。不公平とも思いませんでした。変化に気づくことさえも無かったし、16kgに慣れてしまうほどやっていたわけでもなかったですから。

○ Valentin
今ロシアチャンピオンシップでは、すでに多くの女性が200レップス近くのスナッチをします。今年の4位の成績は199レップスでした。今後より重たい重量で競技するようになるとしたら、あなたは競技を続けますか?

● Ksenia
ケトルベルスポーツはいまだ成長の途中であり選手もまた成長しています。フィクセイションの回数を競い続ける限り、おそらくいつかはそうなるでしょう。もちろん32kgは重たいですけれど、でも他にどこにも行くところが無いですから。

○ Valentin
現在、重たいケトルベルをリフトしようとすることはありますか?

● Ksenia
子供が産まれる前は時々32kgのスナッチにトライしていました。ただ10〜15レップスやるくらいですけれど。26kgでトレーニングすることは結構あります。

○ Valentin
もし競技重量が重たくなったとしたら、ケトルベルスポーツは少し変わるでしょう。あなたはすでに準備万端ですね。

● Ksenia
そうですね。私達はルールに従います。

○ Valentin
2018年から女子のロングサイクルで新しいルールが導入されました。ロングサイクルをやったことはありますか?

※ 翻訳者捕捉
女子のワンアームロングサイクル競技は2017年で終了し、2018年よりダブルロングサイクルのみとなった。

● Ksenia
すごく前にやったことがあります16,20,24kgを使用していました。私はワンアームジャークとワンアームLCが好きではありませんでした。片側のみに負荷がかかって偏ります。私はLCやジャークの競技には参加しないと思いますが、もし仮に女子の種目がスナッチからバイアスロンに変わってジャークが必須になったら、私は新しいルールでトレーニングして競技します。

○ Valentin
24kgのロングサイクルはやったことありますか?

● Ksenia
クリーンまではやったことがあります。クリーンをやった時「よし、ロングサイクルをやるのはまた今度にしよう!」と決めました。(笑)ただ軽い重量でジャークやロングサイクルのテクニックを磨くことはあります。

○ Valentin
女子バイアスロンの構想についてどのように思いますか?

● Ksenia
もしジャークが競技種目に含まれるなら、もちろんジャークやります。

○ Valentin
このことについてもお話ししたいです。2018年から女子の階級の数が減り、授与されるメダルの総数も減りました。選手の目から見てどう思いますか?

● Ksenia
もちろん階級が減ったと聞いた時はみんな焦りました。でも当時、私は妊娠していて競技から離れていたので外側から見ていただけでした。(笑) もちろん階級が増えるほど、競技の規模は大きくなるし、メダルを獲得するチャンスも増えると思いますが。

○ Valentin
ウェイトリフティングでは階級はもっと多いし、男子と女子の階級の数は一緒です。そしてウェイトリフティングの記録は選手の体重に依存することは明らかで、筋肉量が増えればその分重たいものを持ち上げることができる。これはケトルベルスポーツでも、すなわちスナッチでも同じことが言えますか?現在、選手の体重はスナッチには影響をあたえないと信じられています。

※翻訳者捕捉
現在、女子のスナッチの世界記録は全ての階級で200レップスを超えており、階級毎の記録の差が少なくなってきている。

● Ksenia
その通りです。ケトルベルスポーツは持久力のスポーツです。したがって選手の体重は大きく影響を与えません。

○ Valentin
では少し目線を変えて質問します。ケトルベルスポーツは一方は持久力のスポーツですが、一方はそうではありません。例えば重たいもの持ち上げる時、体格がより大きな選手の方が簡単に持ち上げることができます。あなたは63kg級ですが、50kgの体重の人が持ち上げるのは難しくないですか?

● Ksenia
確かにそうですが、しかし現在、軽量でもたくさんの回数を挙げることができる女性がたくさんいます。例えばJanita Shcherbinaはとても良い成績をおさめています。私は選手の体重がスナッチに大きな影響があるとは思いません。もちろんジャークやロングサイクルの場合はとても重要だと思います。

将来について

○ Valentin
あなたは長年このスポーツをやられている経験豊富な選手ですが、コーチ業をしたりしていますか?

● Ksenia
今オンライントレーニングプログラムを練習しています。トレーニングプログラムを書いたり、テクニックの修正をしたり、でもまだジムでコーチ業をしてはいません。

○ Valentin
それ以外の時間では?

● Ksenia
実は、ジムのトレーナーのようなコーチ業にあまり大きな願望はないんです。お手伝いをしたりプログラムを作るのは好きですが、私の人生とコーチ業をつなげたくはありません。

○ Valentin
スポーツのキャリアは永遠には続きません。もしスポーツのキャリアを終えたらあなたは何をしますか?そしてどのような場所でケトルベルをしますか?

● Ksenia
今まで全く考えたことがありませんでした。私はコーチにはなりたくありません。父やコーチを見てこの仕事は私には向いてないと理解しました。それにコーチ業をする自分自身というのも想像ができません。最近はスポーツ心理学にとても興味があります。まだ趣味のレベルですがでもきっとこれは私の職業になります。まだ今のところ明確なプランはありませんが。

○ Valentin
スポーツ心理学はチェリャビンスクで需要があるのですか?

● Ksenia
おそらくケトルベルスポーツではそこまで需要が無いと思います。けれどチェリャビンスクにはたくさんのスポーツがあるので、そのうちのどこかで働くと思います。心理学はアスリートのトレーニングにすごく重要です。

家族について

○ Valentin
それでは家族についてお話ししましょう。あなたのご主人はプロのアスリートです。年間あなたのようにとても忙しいスケジュールを過ごしています。2人はどのように過ごしていますか?

● Ksenia
もちろん子供が産まれる前はすべてが今より簡単だったけれど今は少し大変です。今私たちは交代でトレーニングキャンプに行ったり大会に行ったりします。どちらかは我慢をしなければなりません。今シーズンは夫の多くの大会が中止になったこで、彼は自分のトレーニングの時間を削って子供の面倒を見てくれました。娘が眠れない夜、彼は起きて私の代わりに娘の面倒を見てくれたので休むことができました。

○ Valentin
ご主人がトレーニングに行く時は、あなたがお子さんの面倒を見るのですか?

● Ksenia
そうですね。今度は私の番。次のシーズン、夫は試合をする予定なので私の大会参加は少し減ります。

○ Valetin
2021年の初め、あなたは2週間旅行してそれからまだ家族はママ無しですよね?

● Ksenia
はい。ママ活動は休暇中です。(笑) 今は私の両親が少し家のことを手伝ってくれています。

○ Valentin
今度はお子さんの将来について。あなたはお子さんがプロのアスリートになるようになにか計画していますか?

● Ksenia
今、娘は歌うことと踊ることが好きです。走ることと自転車に乗ることは好きじゃありません。スポーツに興味がないようです。もちろん私たちは娘にいろんな物を見せたり、いろんなスポーツやアクティビティにチャレンジする機会を作っています。でもケトルベルスポーツをやらされた私のようには、娘にしないつもりです。娘がやりたいことをなんでもやらせます。今娘はプールに通ってます。

○ Valentin
今彼女は3歳ですね。もしケトルベルスポーツがやりたくても、やりたいと言えないのでは?

● Ksenia
娘は私がスナッチをやってるところや表彰台に登っているところを見るのがすごく好きなんです。

○ Valentin
もし彼女がアスリートになりたいと言ったら、あなたやあなたのご主人はどう思いますか?もしくはケトルベルリフターになりたいと言ったら?

● Ksenia
私達は娘がスキー選手になってほしいと思ってあます。(笑) スキーは私にとってとても親しみのあるスポーツで、夫はスキーをやっていたし、父も母もスポーツの学校でスキーレーシングについて学んでいました。父はそれに加えてケトルベルスポーツをやっており、またスキーのコーチでもあります。でも娘はスキーにあまり興味がなく、今は娘がスキーをやりたいと言ってくれることを待っているところです。

○ Valentin
これで私の質問は終わりです。ありがとうございました。私達はあなた達がみんな幸せになれるよう、そしてスポーツで良い結果が出るよう祈っております。

● Ksenia
ありがとうございます。頑張ります。

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