【第3回ネタバレ注意】「アンボックス」3話を見てからの展開と考察

本日はモーニング2021.11号の発売日。通常は木曜発売だが、2/11は祝日なので1日早く発売。もう23時回った頃から心拍数がヤバイ。前回と同様勝手な個人的考察をして行こうと思います。ネタバレを含むので見てない方はココでストップ!

〈過去記事〉


「客観的事実」

今回の話ではまだ事件の内容は多くは分かりませんでした。分かったことは、

①秋田るみの部屋であること

②部屋に大量の血があるものの住民はいない

意外に分かったことは少ない。大量の血であれば死体がなくても外に漏れるんですね。それにしても②の状況はとても特殊。


「事件の考察」

客観的事実の①、②から色々推測して見る。前回でも多少綴ったが、血が部屋だけで外にも付いてないなんて、どんな事件だろう。部屋が犯行現場だとしても被害者or遺体がないという事は運び出したのは間違いないと思う。押入れの奥とかにいたら西川係長もその情報を元に指示を出すと思うし。

まず、「大量の血」があり「強い異臭」をさせてることから、計画的犯行ではないと思う。そして計画的犯行でないなら被害者は1人だろう。もし被害者が複数で、衝動的殺人なら1人を殺傷した段階で悲鳴や大声で通報がある。

また一瞬、秋田るみ家族が大山を・・・ともよぎったが、記者が出てきて警察vsマスコミをしそうなので被害者は秋田るみか、その家族の可能性は高いと思う。それに作者的にも奇想天外な展開には持っていかなそう。

犯人は大山の可能性が高いと思う。ただその場合の疑問点は、部屋は「血の海」という雑な状況にもかかわらず、外は異常な点がない(現段階)。となると、大山1人では難しい。協力者がいたのでは。大山はクズなのでそういった知人もいそう。その知人が虎末一派で

に繋がるのか。右下の男は大山じゃないよね。似てそうだけど違う気がする。それに大山が虎末一派なら生安課と刑事二係で連携してそうだし。

で、大山とその知人が外に血が付かない様に遺体を車で運び、どこかに遺棄する。その後に部屋の血を掃除する。そして掃除する前に通報があり何処かへ逃げた。・・・にしても雑な犯行だが、クズや組織の下っ端ならありうるかも。

そして事件の規模は県警が絡む捜査になり、最近のハコヅメに登場した県警捜査一課が現場に現れました。頼もしい。

・・・アレ?左から二人目の女性警察官は、警察学校でカナの教官の横井教官・・・だよね。ガチで絡んでくるのか。というかKさん、相変わらず良い勘してる。


「被害者の考察」

これも前回綴ったが、秋田るみ本人か靴下の描写があったるみの妹だと思う。それ以上の考察は現段階では難しい。しいて言うなら靴下の描写があった妹の方が7割くらい、という感じがする。まだ何とも言えない。


「新しい登場人物」

新人新聞記者の五十嵐記者が登場。ハコヅメシリーズでは新聞記者は初めて。作者、チャレンジするなぁ。事件を俯瞰で見るキャラを出したのかな。今後、警察vsマスコミの模様も展開していくのか。他の方の考察に、カナがマスコミにリーク(裏切り)する、などの憶測も呼んでいる。

そして今回の話では現場の緊迫した雰囲気がモロに伝わってきました。

藤、カッコいい。そして仕事とはいえ、マスコミはムカつくね。・・・というか今回は全然考察が出来なかった。


「今後の展望」

読者の中には4話と9話で急展開するのでは?と考察する方もいてビックリ。よくそんな事まで思いつくな~と思う次第です。

でも次の4話で被害者が。そして川合が数十年経っても整理できない事件・・・仲間の死が9話に。なんて考えるとありえそうでゾッとしてます(泣)

単純な殺人や殉職なら「頭と心の整理」が必要なのか。やはり「正義」と「裏切り」が大きく関わってくると思う。


そして「忠誠」。

この3つの言葉から紐解いて見る。カナは幼い頃に「多数の正義」によって家族が村八分にあい、家族がバラバラになった。そして「多数の正義」側に身をおき警察官に。いわば「多数の正義」のために警察組織に「忠誠」を誓い仲間と共に社会の平和を守る。

つまり「裏切り」とは警察の方針に逆らった行動をするという意味なのではないか。ではナゼ警察の方針に逆らう必要があるのか。

そのためには話の中で「多数の正義」の犠牲になる者が出てくる事になる。それは被害者、また被害者の家族ではないだろうか。つまり秋田るみとその家族。

普通・・・と言っては被害者に申し訳ないが、DV殺人の被害者なだけなら「多数の正義」の犠牲になるとは考えにくい。マスコミが「被害者や家族が悪い」とはなりにくいだろう。

そう考えると警察組織の何らかの意向で被害者家族に不利益をもたらし、被害者であるのにも関わらず、酷い目にあっていくのか・・・。ではその警察の意向とは何か。

それはもっと大きな事件に発展し、DV殺人がないがしろにされていく、という筋書きか。少し前で綴ったように大きな犯罪組織が出てきて、そのために大山を野放しにしておく(泳がしておく)。

それにカナが「多数の正義」に耐え切れず、犯罪組織の捜査を台無しにする行動をとる「裏切り」。その過程で「仲間の死」を迎える。

一応は筋が通るが「多数の正義の犠牲者」の度合いも少し弱い気もする。カナが仲間との絆、「忠誠」に反してまで取る動機とは・・・。まだまだ全然分からん!・・というか後7話で完結するの?とも思う(笑)

それにしても前回のラストが衝撃でドキドキしたが、今回の話が比較的に静かだっただけに逆にジワジワくる恐怖感がまとわり付く。


「追記:色んな読者の考察」

前回でも綴ったが、源が30分かけて説諭したのにこの惨劇。以前から対立してた県警とひと悶着あるだろう、と。


あ、最後にちょこっと私がよく参考にしているフォロワーさんを紹介。上記のKさんや、織紙さんの考察を楽しんで見ております。いつもありがとうございます。

織紙さんはガチ考察な方。ハンパないですww

そして多くのハコヅメファンの皆さんの考察、とても面白いです。これからもよろしくです!


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