Shuと×(カケル)の60日 ~インディーズ作家「shu」の作り方~
はじめに
インディーズ作家またはオンライン作家というものが戦国時代を迎えたのが2014年くらいだろう。あっという間に広がりを見せて、その簡易性、拡散というメリットがある一方では、あるべき書籍の分野においては、若干厄介者なのかもしれない。
×(以後、カケルまたは私表記)は、その世界に興味すらなく、読んでいた本なども殆どが王道であり、みなさんもよく知るものである。夏目漱石の「こころ」や太宰治の「人間失格」、芥川龍之介の「羅生門」、川端康成「雪国」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」であ