ランタナ

【E-M10】望遠は花撮りに最適だね

シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ

前回の続きです。


E-M10が目だってそういうわけではないのでしょうが、とにかくいまのところミラーレスはこれしか知らない僕としては、この発色の良さがいたく気に入っています。

とくに、望遠レンズと組み合わせてお花を撮るとなんか「撮ってるぞ!」「撮れたぞ!」という気持ちになります。

ハイビスカスの花です。赤がぎりぎり飽和しているかしていないか。
こういう発色はコンデジは一番苦手な部類なのに赤も緑もすばらしいですね。

ちなみに、オリンパスのカメラには「罫線表示」という機能があります。
対角線と黄金分割の表示が選べますが、僕はいつも黄金分割にしています。

対角線はふだんの感覚としてつかめるからです。

黄金分割は「プロのためのテクニック」ではなくて、むしろ僕のような素人カメラマンのためのテクニックです。

ドーンと日の丸構図(真ん中に被写体を置く)よりは、写真が良くなったように思えることが多いですね。

ということで、これも黄金分割に従ったフレーミングをしています。

秋の定番、コスモス。
花を望遠で撮るときは風が吹いて花が揺れていたり、ピントがジャストじゃなかったりして、正直微妙に難しいところがあります。

黄金分割を狙いましたが、風でズレました。
構図がちょっと惜しい。

そういうときは、トリミングで誤魔化しましょう。
黄金比をPhotoshopのレイヤーにのせて、構図をはかります。

できました……。
いや、ちょっと背景がごちゃっていて微妙……。
まぁいいか。

にしても、キレイな状態の花を探すのが難しいですね。
そうやって花をおぢさんが撮影している様子が恥ずかしい。

花を撮っていったいなんになるのか。
自問自答の思いが渦巻いてなんともいえませんね。

時には思い切って、日の丸構図で攻めます。
クジャクソウです。

トーンが滑らかではなくてある種独得の階調がでてくるのが、かえってE-M10の気持ちいいところです。

キクイモ。これは対角線構図ですね。
もしも食糧不足に陥ったら、キクイモの咲いているところを覚えておいて、その土を掘り返せばイモが収穫できるという話です。

花弁からシベまで真っ黄色でかわええよ。

白いヒガンバナ。
雰囲気を出すためにマイナス補正をかけました。

スカイフラワーと呼ばれる「タイワンレンギョウ」ですね。
ちょっと手の届かないところに咲いていたのですが、望遠の威力でがっつりと惹き寄せて撮れます。

こういう群生を撮るときはむつかしいですよねぇ。
花が綺麗でうまく構図が撮れるか……。
運の要素も大きいですね。

このショットは、花の垂れ下がる枝の部分がキレイな放射になっていたので、いわゆる「遠近構図」の応用でまとめることができたのかなぁと思いました。

それにしても、深紫と緑の色合いの発色とコントラスト、E-M10の創るJPEGには感心しますね。

家の母親が育てているマリーゴールドも綺麗に咲いていました。
これは対角線構図ですね。

花の名前は僕もよくわからないのでググりながら花と葉っぱの形で特定しています。まぁ、わかるものもあるのですが、この頃は外来の珍しい花がどこの軒先にもゴロゴロしていますからね。

最後は清く日の丸構図(葉っぱは対角構図)でランタナ。
もうちょっと構図が工夫できたような気がします。

ただ、これ撮っているときにここの家の人が出てきて「家の中にカメラ向けないで下さい!」と言われてしまいました。

慌てて「はははは、ははは、花を撮っていました」……と言ったのですが怪訝な顔をされましたよ。

そりゃそうだ。望遠レンズつけておっさんが家に向かってパシャパシャやってたらそう思われます。

前回は望遠レンズをつけることで人の心を惹き寄せたのですが、今回は警戒をさせてしまいました。


そんなわけで、写真は構図をちょっと気にすると自分のためになるかもしれません。


次回はE-M10の真骨頂「ライブコンポジット」で不思議な写真を撮ります。


続く



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