【E-M10】カツ丼との闘い(料理の撮り方)
シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ】
前回の続きです。
今回は「料理の撮り方で知ったこと」です。
決して、おいしそうな料理写真が撮れたよーという自慢ではありません。
さて。
いつか紹介しましたOM-Dのハウツー本。
この本を隅々ながめていたわけですが、ここに料理に関するテクニックが見開きでまとめられていました。
◆出会った料理をおいしそうに撮る
お料理の写真は、まずなによりも料理が美味しそうに見えることが大切です。皿がフレームをはみ出すぐらいに近づいて料理をまっすぐ見るところから始めましょう。
<中略>
皿が切れるまで近づくのが料理写真の基本アングル
料理の写真には、基本的なアングルがあります。普段テーブルについて料理を見るような角度から、カメラを縦位置にして、料理のお皿の左右が切れるぐらいまで近づけます。これが料理に箸をつけ、さあ食べようというときの視線に近く、いちばんおいしさが伝わってくるアングルです。
(オリンパスOM-Dの撮り方手帖/マイナビ刊/川合麻紀作/WINDY Co編著)
ざっくりいうと……
縦位置に構えて近づき皿を左右に切って撮影
ということです。
ということで……ほんとうに自分でそう思えるかどうか実験。
ということでやってまいりました。「資さんうどん」。
ふふふ、知らないでしょうね。地味に福岡ではローカルチェーンとしては有名なうどんやさん。なんて読むかわかりますか? 「すけさんうどん」って読みます。
ここでカツ丼を注文。
撮ることを愉しみ、食べることも愉しむ。
一挙両得のチャレンジです。
……とりあえず、E-M10にまかせてぱちり。
こ、こうですね。
凡作感が漂いますが、たしかに、引きでとるよりい感じです。
アートフィルターの「ファンタジックフォーカス」を適用。カツ丼がどことなくファンタジーに……はならないね。
お茶の湯飲みの位置を工夫すべきでしたかねー。
そもそもどう配置しても、味噌汁とお茶が美味しいような演出にならないような気がします。
……ということで思いきり寄ってプラス補正。
縦ではなく横位置です。
おおぉ!美味しい感じで撮れたではありませんか。
数日後にラーメンを同じ手法でぱちり。
もしかして、分かっている人にはわかっていたのかしれませんが
「料理を撮るときは皿が切れるまでぐっと近づいて」
……というたった一言で、写真を撮る意識は変わるものですね。
今は「SNSに載せたいから旅をして写真を撮る」
……そういう時代です。
だから、みなさんに「おいしい!」と思って貰えるようなテクニックは覚えておいて損はないんじゃないかなーと思います。
金と知恵と力は重荷ならぬ……なんて落語ではいいますからねー。
【続く】
オリンパス OM-Dの撮り方手帖 [E-M5対応版]
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