【EM-10】EM-10のお医者さんへ②
シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ】
前回の続きです。
(※すべての写真については了解を得て撮っております)
ということで、予約は入れてありますのでEM-10を早速見てもらうことにしました。
担当のYさんはお若いお方です。
なんか……もってきた……もってきたよ。七つ道具!!
酒井「あの、その、その……デジカメのセンサー部分にヨゴレが……うっく、うっ、うちの子大丈夫でしょうか?」
Yさん「なるほど、センサーのヨゴレですね。見てみましょう」
<かちんこん:レンズを外す>
Yさん「確かに汚れていますね。油脂性のヨゴレのようですね。大丈夫ですよすぐにとれます」
<なにかピンセットに不織布と液をつけて……さっさーと30秒>
Yさん「はい、終わりました。これでヨゴレは無くなりました」
酒井「え? 終わったって、もう終わりですか? 終わりなんですか?」
Yさん「はい」
酒井「えーーーーー!わざわざ電車で3時間も掛けてたった30秒……」
そうなんです。
専門のサービスマンにかかればセンサークリーニングはたったの30秒です。
しかもお値段は無料万円!!
面談会というキャンペーンにおいては普段有料のサービスが無料とのこと。
しかも1対1で面談しながら……ってのも普段はやっていないそうです。
センサークリーニングは、やはり自分でやるのはリスクが大きいとのことです。
面談会は2ヶ月に1回程度全国で開いていて告知もするのでぜひ利用して欲しいとのことでした。
続けてボディ、レンズの清掃とチェックをしていただけました。
本当に手慣れた手つきでみるみるキレイにしていったんですね。
ちょっと嬉しくなってしまいますね。
その間に雑談をいろいろとするんですよね。
みなさんはどれくらいのタイミングでクリーニングしているかと聞けば、まちまちだが2ヶ月に1回というのはよい目安じゃないですかねーとのことです。
レンズも中心から外に向かってくるくると円を描くように魔法の液でキレイにしていくんですが、本当に凄い手際でしたよ。
感動。
その他、ちょっと気になっていたのは手ぶれ補正のせいか、カメラがガッコンガッコンと内部で言うんですよねーと言ってみたんですね。いや、そうですから。
看てもらうと確かにセンサーが異常な動きをするとのこと。
Yさん「こういう現象は初めてですね…… ちょっと待ってください」
Yさんは少し真面目な顔でバックヤードに……
うわ!壊れちゃったのか?
おいおい。壊れちゃったのか?
保証期間だがあれが悪かったのかコレが悪かったのか……
思惑をめぐらせているとYさんが再び現れ……
Yさん「これ……、手ぶれ補正の焦点距離設定が800mmになっています」
と……
えええええええええええええええぇぇぇぇ!?
オリンパスのカメラには手ぶれ補正オートのときはレンズ焦点距離入力という項目があるんですね。今は9mmにしてますが……これが800mmになっていたとのこと。
いやいや、そんな設定知りませんし。謎……。
ボディキャップレンズやMFレンズなどでは電子接点がないので焦点距離情報がレンズから得られず、ここの設定によって手ぶれ補正を効かせるために800mm(=フィッシュアイボディキャップレンズは9mm)にするとガッコンガッコンいいます……とのこと。
うーん、オリンパス深いぞ!
つかメニューがマニアックすぎるんだよ。
EM-10ってたしかOM-Dではエントリーミラーレスでしょ?
これ以外にも恐ろしい位にマニアックな設定がてんこもりで、逆にワクワクするんですよねー。
ということで、EM-10はレンズもボディも含めてオールグリーンってことでほっと一安心です。
面談をして思ったのは「聞かないと情報が引き出せない」という印象でした。
ですから普段の悩み事などはメモをしておいて専門のサービスマンに聞けるようにこころがけておいたほうがいいかもしれませんね。
どちらにせよ僕はサービスステーション訪問はとても有意義だと感じました。
せっかくこういう機会があるのだから行かない手はないと考えました。
さて、ここからが…… 例の……
酒井「あ、あの、ちょっと、図々しいことかも知れませんが……」
Yさん「なんでしょう?」
酒井「あの、あそこの、ショーケースにあるレンズを実際に試すとか……その、出来ませんよね?」
そう!事前に入れ知恵をされていた僕は聞いてみたのです!!
すると……
Yさん「全然かまいませんよ!どのレンズがご希望ですか?」
速効でOKですよ!
やったー!!!
ということで、あこがれのズイコープロレンズを自分のボディに装着して試し撮りするという僥倖(ぎょうこう:めっちゃしあわせのこと)に預かるのです。
豆さんいわく「悪魔の誘い」ともいうやつですね。
ということで僕はZUIKO PROの標準とマクロの試し撮りをオーダーするのでありました!!
【続く】
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