【E-M10】望遠レンズで惹き寄せる!
シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ】
前回の続きです。
今回からは気持ちを切り替えて再びE-M10の使用雑感をお送りします。
花の写真の前段です。
さて、僕はE-M10を中古でWズームレンズキットを購入しました。
ゆえに標準望遠である14-42mm(35mm で28-84mm)といっしょにやってきたのが、この40-150mm(35mmで80-300mm)なのです。
みょーん、こいつ!伸びるぞ!!
質感はプラスチッキーで軽くて、とても高級とはいえないものですが、実に軽い。本当に軽い。
実は僕、以前はSONY α300というデジイチを持ってたんですがね、バイクに乗せてたら壊れましてね。ボディはいまだにありますが産廃状態です。
それにくらべるととても軽い。これで超望遠とは思えない軽さ。
E-M10にくっつけるとこんな感じです。うむ、実にカメラっぽい。
キットレンズですので高級レンズに画質は劣るらしいですが、僕にはいまのところこれで充分です。
広角側(=80mm)はちょっと気をつければなんとかスナップが出来る距離ですね。
ここから……
ぐぐぐっと引き寄せて300mmです。
電線に止まった土鳩の毛並みや電線に絡まるテグスの質感などとてもいい感じですね。
この状態でお花をポートレート。
キクイモという野草ですが青色と黄色、そして緑の感じがいいですね。
ただもうちょっと背景がぼけるかと思いましたが、やはりそこはマイクロフォーサイズです。そこそこしかボケません。
でもこれで充分。
故向田邦子氏が「薄切りの大根」と表現した白昼のお月様。
良く撮れていますね。
以前説明した 8mmのフィッシュアイボディキャップレンズの画角から……
ここの部分を拡大してみましょう。
デジタルズーム(x2)をかけることで、300mmx2=600mmとなります。
ビックリするのはこのデジタルズームの性能がよくて画質がめだって劣化しないんですね。
つまり、実質、35mm相当の 16mmのフィッシュアイから、24-600mmの画角をコンパクトに持ち歩けるってことですね。すばらしい。
さて、そうして撮った画像には、船が3隻バッチリ確認できますね。
カメラで写真を撮っていたらちょうどおじさんと話になりました。
「撮れるかね?」
釣れるかね?と同じトーンで聞かれましたのでその場で画像を見ていただくと……
「あー、オリエント(オリエントフェリー)だねぇ。水曜と土曜日に入港だけれどまだ朝7時だろ? だから港があくまでああやって待ってんだよ」
と……やたら詳しい感じでした。
話を進めるとそういうお仕事をされていたとのこと。
超望遠で話が弾むというのも面白いですね。
望遠レンズを取り付けると、とたん、E-M10はお気楽な感じからいかにもカメラに変身したからこそ、こんな話になったのでしょう。
途中、元貸しテニスコートだった建物の玄関前に、テニスシューズを植木鉢にしている所を発見。すかさず標準ズームに変えてぱちり。
ほんとに散歩に負担のないシステムですね。
ということで、この調子で望遠レンズのみを使ってお花を撮っていきましょう。
実は、望遠レンズだからこそのちょっとしたトラブルもあったりするのですが……それは次回に続きます。
次回はやっとお花。
【続く】
OLYMPUS 望遠ズームレンズ
M.ZUIKO DIGITAL
40-150mm F4.0-5.6 R
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