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インバウンドの復活

【近未来予想図 2021年11月未来予想イベント向け記事】

1. はじめに

2021年11月未来予想イベントは「2022年の旅行状況ってどうなる?」です。ただいま、ご旅行中の、のらえもんさんからの出題です。

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2. 長野 渋温泉への旅行

11月の初めに、家族で長野の渋温泉に行ってきました。職域でワクチン接種が完了したこと、11月には緊急事態宣言が解除されているはず、と予測し、宿は妻が希望したこちらの宿を、7月下旬に予約していました。

この頃は、このままワクチン接種が進み感染者数が減少していくはず、と思っていましたが、その数週間後に1日の新規感染者数が2万人を超えるとは思っていませんでした。

また、私の8月の未来予想でも、(コロナ感染には)「見切りをつけて動き出す」のは12月と予想し、「11月の旅行は行けないかも?」と考えていました。

ところが9月に入ると、新規感染者数は激減して行き、下旬には1000人台になり、10/1からの緊急事態宣言の全面解除と急展開していきました。

「このタイミングでの全面解除は、1ヶ月後にリバウンドし再度の緊急事態宣言になるのでは?」と思いましたが、10月中も新規感染者は減り続き、まさかの200人台になってしまいました。その為、安心して堂々と旅行に出かけることができました。当たり前のことですけどね。

旅行当日、東京駅に行くと、東北・北陸新幹線改札はコロナ禍前と同じくらい混雑していました。また乗車した新幹線も指定席は満席でした。人々は動き出しています。

渋温泉の宿「さかえや」に着くと、チェックインする宿泊客はウチの家族だけでした。近所のお店に昼を食べに行くと、もう一組入っているくらいでした。土曜の正午過ぎと時間が早かったせいかと思いましたが、それでも少し寂しい感じでした。

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宿泊した宿「さかえや」

予約していたサウナ付き家族風呂で、初の「ととのう」を体験し、おいしい夕飯を頂いたあと、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとなった旅館「金具屋」を見に温泉街に出てみると、沢山の宿泊客・観光客が。

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サウナ付き家族風呂

渋温泉のコロナ禍前の賑わいを知りませんが、これだけ人がいたら寂しい感じはしませんでした。また温泉街のお店の方も、とても楽しそうに接客されていました(写真は、なるべく人が写らないようにしたので、少なく感じるかもしれません)。

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老舗旅館「金具屋」

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夜の温泉街の様子

3. インバウンドの復活

かなり宿泊客・観光客が戻ってきた渋温泉でしたが、一つだけ居ない「人々」が居ました。そうです、「外国人観光客」です。少なくとも私は見かけませんでした。

宿泊した宿も、温泉街のお店も、日本語の案内の下に英語が書かれていたので、コロナ禍前はかなりの数の「外国観光客」が訪れていたはずです。インバウンドの恩恵をかなり受けていたのだと思います。

日本のどこの観光地も、日本人客だけでは以前の売り上げには届かないと思います。観光地にとって、インバウンドが復活しないことには、コロナ禍後にはならないのでしょう。

現在、海外から日本への新規入国者は、ビジネス目的と留学生・技能実習生に限られています。観光目的の入国は11/20現在認められていません。

下記の記事では、岸田総理が観光目的の入国規制緩和について触れ、「年内に団体観光の行動管理の実効性を行う」と書かれており、その検証結果を基に緩和タイミングを検討する様です。

では、そのタイミングがいつか? 全くなんの根拠もありませんが、日本の観光産業の早期復活を願って「2022年の春」と予想します。桜の時期に外国人観光客が「団体観光」で入国できるようになれば、観光産業への恩恵は極めて大きいものと思われます。

4. まとめ

コロナ禍後も、テレワークやWeb会議の普及で、ビジネス出張の需要は戻りませんが、個人の旅行需要は減らないはずです。それどころか、これまで行けなかった反動で、むしろ増加すると考えています。

実は、先日の渋温泉旅行ですが、私はそこまで乗り気ではありませんでした。妻がとても行きたがり、私は所謂「家族サービス」で付き合ったわけです。でも、インバウンドで「鍛えられた」日本の観光地を旅行してみて、そのサービスレベルの高さに驚きましたし、良い気分転換になりました。

海外旅行はまだ行けませんので、今の時期に他の「鍛えられた」日本の観光地を旅行して、その良さを再発見するのも良いかもしれません。

以上

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