駄文

眠れない長い夜をどう過ごせばいいのか、
ここのところ悩んでいます。
音楽を聴きます。
優しい歌を歌う人を、愛しています。
俺が愛さないと、ダメになるこいつは、そんな使命感も少なからずあります。
眠れない夜に聴く音楽は、1日を振り返ってくれて、俺を慰める。
夕焼けに吸い込まれるフリスビーのようで、
たった1人誕生日を祝ってくれる親友のようで、
さりげなく立つ茶柱のようで、
永遠に帰還しない衛星ロケットのようで、
好きな人が作ってくれる野菜スープのようで。
俺につきまとう悲しみやストレスを、少し和らげる。

バイバイ群青。
汚い言葉を磨いたところでなんになる?
古本屋に買い取ってもらえるかな?
歪んだ人間が歪んだギターをかますから美しい。

1日に1回、散歩に行く。
足に内臓が乗っかって、耳はすぐに体温を失い、
ポケットを求めて両手は暴れる。
俺は歩ける。その事を噛み締めて、安心する一方元気な頃と比べてガックリきたり。自分で作った歌を歌ってみたり。背後にせまる夜に怯えながら。ちくしょう。

眠れない夜に過去を思わない。前にしか進まない双六はつまらない。戻るマスもある。だから面白いし、知らず知らずのうちに前に進んでるよ。そう思うことにするよ。おやすみ。

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